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モチベーション

      2016/09/07

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生きたいと熱望するほどに、人には願望がついてきます。
恋、仕事、お金、健康、子育て、 コンプレックスの克服・・・・
自分の願望を叶えるには、実現の難易度に比例したエネルギーがいります。

「よし、やるぞ」の勢いと、「これでもか!」の持続力、「まだ、まだ」の忍耐力など など自分の内なる力を使います。
内なる力、すなわちライフスキルは使えば使うほど鍛えられ、自分の内側で育ちます。
身体と同じで、使ったときは疲労感があり、もうイヤだと思うこともあるけれど、回復すれば以前以上の力がついている。

運動不足と同じで、心配なのは使わない場合です。
使わないでいると、弱るだけでなく、 寝たきりで動かないと起こる床ずれと同じでどんどん悪くしてしまいます。
あきらめる経験を重ねていると精神が痛んでしまうのです。
慢性的にエネルギーの不足を感じて、無力感を強くしてしまいます。
実は不足ではなく、余ってしまうエネルギーをストレスに変えてしまっているのです。

ストレス耐久力も弱くなって、本当なら外に向かって爆発させるエネルギーを自分の内で 爆発させてしまい、イライラ、プンプン、ツンツン病の怒りん坊になってしまいます。
周りは迷惑だけど、実は自分が一番泣いている。涙の重みだけイライラ、プンプン、ツンツ ンの量が増えます。

こんなときこそモチベーションの出番です。

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「モチベーション」は、自分の願望を実現するエネルギーのスイッチです。
モチベーションは心理学で使われる専門用語ですが、日本で一般化したのは90 年代末頃です。

1998 年に開催された『FIFA ワールドカップ』フランス大会に日本が初出場、サッカー の人気が出始めたときに、マスコミが頻繁に使用したことで広まりました。

以来、日本ではスポーツの分野だけでなくビジネスの分野でも頻繁に使用されています。
モチベーション(motivation)は、動機づけと訳されています。
「動機づけ」とした翻訳 はモチベーションを理解するうえで役に立ちます。
一般的にモチベーションを「やる気」「意欲」「士気」 などの意味で曖昧に使われていますが、どれも違います。
「やる気」「意欲」「士気」を高めるための動機づけ、つまりきっかけ、引き金です。

「モチベーション」や「動機づけ」より「やる気」の方が断然分かりやすいのに、「やる気」を「モチベーション」と言うのは、ほとんどの場合、誤解されているからだと思います。あるいは高い動機づけが効いている意味で使っているかも知れません。

ある人が仕事に対して「一生懸命働きたい」あるいは「目標を達成したい」と意欲を持っているとします。

周囲の人、全員が同じ状態であれば特に意識されることもありませんが、そうでない場合には目立ちますので、「なぜ?」と不審に思います。ある特定の人が、理由もなく一生懸命になっているとは考えにくいからです。“なにか”働く理由や目標達成に努力する意欲の源である理由があるはずだと考えます。 この”なにか”がモチベーション(動機付け)です。

確かに意欲的に行動をしている人には、「みんなに認められたいから」とか「もっと進歩したい」とか、「お金がもらえるから」とか個人的な理由が発見出来ます。 動機が先にあるから、意欲が後からわいてくるという考え方です。
だったら意欲的でない人でも、意欲的になる動機を与えてあげたら、意欲的に行動するはずだというのが「動機づけ」です。

「好きだから頑張ることができる」は定説になっています。
ほとんどの人は「好きな仕事」と解釈しますが、それだけではありません。
「その仕事は嫌いだけど、頑張ることが好きだから頑張っている」のもあります。
「その仕事は嫌いだけど、問題を解決するのが好きだから懸命にやっている」のもあります。
自分の在り方に動機づけされていることもあります。

こんなことがありました。

歩行が不自由な女性の入院患者がいました。 将来に意欲が持てずリハビリにも意欲的になれませんでした。
ある日、窓から庭を見下ろすと、素敵な男性が歩いていました。
彼女はその男性を見るのが楽しみで、毎日気をつけて庭を見るようになり、やがて庭で 出会いたいと思うようになりました。
それまでリハビリに熱心でなかった習慣を変えて、頻繁に散歩するようになりました。
健康状態にも改善が起こり、将来への希望を抱くようになり変化していきました。

希望は有力なモチベーション(動機づけ)となり、人を変えます。
しかしお目当ての男性が退院してしまうと元の木阿弥になる可能性があります。
それまでの間に内的な力を高めることができるかにかかっています。

またこんなこともありました。

全然意欲のない社員が転勤してきました。
以前の職場と違い、今度の職場の責任者は、黙々と打ち込んでいて、生活のすべてを仕事に投入しているように見えました。
毎晩、深夜まで活動し、その部下も同じように打ち込んでいます。
彼は異様な光景を毎日見ている内に、可笑しくなってきました。
ある夜には堪えきれず遂に吹き出してしまいました。

彼は仕事に魅力を感じていませんでしたが、人に強烈な魅力を感じたのです。
この営業所の人々に貢献したいと思い、自分も仲間に加わりたいと思いました。
熱気に巻き込まれ、やがて一番頑張る社員になったのです。

しかし、この場合も、異質ながらも魅力的な人々から離れても意欲が続くかといえば疑問が残ります。
それまでの間に内的な力を高められるか、課題は残ります。

このように動機付けは「期間限定・地域限定」になる確率が高いのです。
それは外的な要因によって起こった「やる気」だからです。
自立とは、自分で動機づけできることであり、それはこの先にあります。

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