【子育て豆知識】5歳~12歳 境界を認識する時期

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今回は5歳から12歳の時期の魔法の子育てです。

「自立」を教え、自然に「自立」を受れさせるのが目的の時期です。

この時期には、自分と他者は違うことを教えます。

その教え方は自分のできることは自分でさせる。
自分にできるようにさせる。

助けが必要な場合は助けを求めるようにさせる。

こどもが助けを求めないのに助けを出さないことが肝心です。
実は、こどもが助けを求めないのに助けを出してしまって子育てに失敗している親が多いのです。

たとえば、学校から帰ってきたこどもに勉強しなさいと言うのが、それです
寝る前に歯を磨きなさいと言うのもそれです。

親がこどもの行動に関わると、自分と親は他者とは思えなくなります。
自分のことは自分がしなくても親がしてくれると思います。
何もしなかったら親が言うだろうと考えるようになります。
これでは万能感が断ち切れません。

この習慣が大人になっても続き、会社に行けば、用があれば上司が言うだろう。
家庭に帰れば、嫁がするだろうと考えます。
自分と他者の境界がない依存体質がすっかりしみこんだ人間になります。

この時期に徹底して教えるべきは、自分のことは自分でする。
助けが必要ならはっきり自分で助けを求める意思表示をさせます。

自分のことは自分にさせるには、自分の計画は自分で立てさせて、実行させることです。

それには報連相が大切になります。

報連相とは、報告・連絡・相談のことで、記憶しやすいようにした略語です。

報告

報告とは、親や先生からの指示や指令に対して、子どもが経過や結果を知らせることです。
報告するのは、子どもから親や先生、兄、姉という流れになります。

連絡

簡単な情報を親・先生・関係者に自分の意見や憶測を入れずに事実のみを知らせることです。
誰もが発信する側にも受信する側にもなります。

相談

困ったとき、判断に迷うときや意見を聞いてもらいたい時などに親、先生、関係者に参考意見を聞き、アドバイスをもらうことです。

報連相がなされていないと、
・親、先生、関係者が不安に陥りタイムリーな対処ができない
・親、先生の責任が増し、問題を最小限に抑えられなくなる
・あるいは何かあったときに適切な対応ができなくなります

他者は自分と違う人であること。伝えなければ分からない。
物事には適切な時期があるので、知らないと対応できないことを教えます。
そのためには報連相の必要性を教え習慣化します。

もちろん年齢が低いほど理解できません。

最初は、親が「困ったことはない?」「困ったことはなかった?」と関心をもって聞いてあげることから始めます。
その際、気まぐれではなく、習慣的に行うことが大切です。

習慣化したら、本人から報告させるように切り替えます。

もし、忘れたなら、叱らずに聞いてあげて、自ら報連相を行うように指示します。
そのときになぜそうなのか、理由も説明してあげるようにします。

朝夕に「歯を磨いた」と報告させることを習慣化します。
宿題なども同じです。

親は、結果だけでなく、それ以上に様子(プロセス)を見てあげるようにします。
結果で判断するのではなくプロセスで判断してあげましょう。
たとえばテストの結果が悪くても、プロセスが間違っていなければ褒めてあげて、励ましてあげます。
結果よりプロセス、褒めることより励ましが大切なのです。

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