【子育て豆知識】18ヶ月〜3歳までの時期、第二子が誕生したら

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【子育て豆知識】7

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第二子の誕生と試し行動

18ヶ月〜3歳までの時期に第二子が誕生すると、事態はますます複雑になります。
この時期に事態を理解することはできません。
ですので、「わがまま言ってはダメ」だけでなく、これまでのように自分に目を向けてくれず第二子に構うことが多くなると、
否定されることと重なって、お母さんが自分を嫌っていると勘違いしてしまう確率が高くなります。

この時期の幼児にとって「嫌われる」とは、「安全を脅かされる」と同義語なのです。
そこでなんとかいままでのように自分に注目してもらおうと試し行動も増えます。
皮肉にも逆に叱責の機会も増えてしまいます。

その結果、先にお話したように、
親の態度が豹変したと感じ、子どもは見捨てられたと感じてしまうのです。
悲しみから自分を守るために「良い子でいよう。自分を出してはいけない(人と仲良くしない)」と決断してしまうのです。
この思いが深く根付くほど、子どもはつらい人生を過ごさなければならなくなります。

そんなことにならないように、
10ヶ月~18ヶ月の時期には、なんでも思うようにならない制約のあることをやさしく教えてあげて
18ヶ月〜3歳までの時期には、ノーと言っても良いんだということを教えてあげてください。

境界性パーソナリティ人格

赤ちゃんの時から、たっぷり愛され、スキンシップも十分に受けていると、強い安心感を持つことができます。
しかし、十分な安心感を持っていないと、第二子の誕生は子どもにとって動揺になることがあります。

お母さんに何らかの不安感があると、抱いていても不安感が伝わったまま、成長していき、その先に第二子誕生による「豹変」と思うような変化があるとダメージが強くなるのはやむを得ません。ですから出産までに準備しておくことが大事になるのです。

つまり子育てとは単なる努力の積み重ねではなく、「因果関係」の積み重ねなのです。システムだと言えます。
いまのステージの結果が次のステージに反映されるのではなく、5年後、10年後につながっている仕組みが特長的なのです。
ひとつひとつのステージをきちんとこなしていくことで、どんどん楽にもなります。
しかもひとりが健全に育てば、その繰り返しなので、経験を活かすことで第二子も育てやすくなります。
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逆になると苦痛が大きくなるばかりか、大事な子どもを年齢と共に「神経症」に追い込んでしまうこともあります。
そのひとつに「境界性パーソナリティ人格」があります。

「境界性パーソナリティ人格」は前回お話したように、「親密になるのが怖い」という気持ちを強く持った人の症状です。

ある女性は、高校時代に家出同然に帰宅せず、セックス依存症のように性愛にのめり込んで、売春を重ね、警察沙汰になりました。
依存症というのは、ほとんどそのこと自体が好きというのではなく、それから得られる二次的な快感にのめりこむ病気です。
アルコール依存症の人はお酒が好きではなく、酔うことで現実逃避ができる点に惹かれてます。
セックス依存症の場合も、行為を通じて、自身がチャホヤされることで現実逃避ができる点に惹かれるのです。
そこにあるには「現実がつらい」という感覚です。つまり人生に期待が持てないというつらさなのです。
ですから禁酒をしたらからお酒がやめられるというのが問題解決の本質ではないのです。

「境界性パーソナリティ人格」の場合、自分は愛されるに価する人だと心から思えるようになることなのです。
この原因を求めると、親から愛されるにふさわしい子どもだと思えなかったことに起因します。

ところが親にしてみれば邪険にした記憶はないというようなことが普通にあります。
しかし大事なことは子どもがどう感じたかにつきます。
たとえば病気入院したことでも、「お母さんは、私が嫌いだからどこか遠くに行ってしまった」と受け取るのです。
大人の解釈と子どもは全然違うということが分かっていれば、病院に連れて行って抱きしめてあげるというようなことができます。

仮にお父さんが連れていって、面会します。
そこで夫婦の会話に終始して、お母さんが「いい子にしてるのよ」としか言わないようなことであれば、子どもは自責の念にかられます。
私が悪い子だから、帰ってこないんだと思ってしまうのです。

万能感が苦しみの「原因」になる

その原因は「万能感」にあります。幼児は親は自分のいいなりになると思い込んでいます。
事実、お母さんはそのようにしています。そうしないと子どもは病気になってしまうからです。
それが裏目に出るようになるのです。
裏返すと、うまくいかないのは「自分のせい」だと考えてしまうのです。

だからこの時期に軽い気持ちで「あなたが聞き分けがないからこんなことになったのよ」と子どものせいにするような発言をしていると、知らないうちに子どもを追い込んでしまうのです。自分が良い子にならないと愛されないと思うと、良い子でいるように頑張ります。
良い子でいるとは、自分を抑圧するということでしかないのです。

こんなふうにして成人しても、健全な社会生活は営むことはできません。
成人してから治すには、時間がかかるだけでなく、周囲に犠牲者を出すことも少なくありません。
気長に信頼を築くようにすれば、やがて回復し、その暁には魅力的な人格の持ち主に変貌する期待がもてます。

しかし、そのプロセスでは支えている人が傷だらけになることが多いので、挫折することも少なくありません。
このような苦労は、赤ちゃんのときに、マミーと周囲の人が愛情たっぷりに関わっていれば問題になることもなく未然に防げることなのです。ですから万能感をゆっくり捨てさせる10ヶ月~18ヶ月の時期と、「ノーと言っていいんだよ」を体験で教える18ヶ月〜3歳までの時期が重要なのです。

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