マインドフルネスと8つのメカニズムで②自分に気づく。

マインドフルネス
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こんにちは、人生100年時代の「マインドフルネス実践講座」のコーチ、ゲンキポリタンです。

自分が何者で何をしようとしているのか。
自分にとって「し合わせ」とはなにか

自分とは、「し合わせ」とは「それが解らなくて困ってるんだ」という悩みはありませんか?
17、18歳から80歳位の方まで年齢、性別、立場の関係なく多いんですよね。

「自分が何者で何をしようとしているのか。=自分にとって「し合わせ」とはなにか」は全く別の質問のようですが、実は同じことです。

自分が何者で何をしようとしているのか。自分にとって「し合わせ」とはなにかが分からないので、「自分の真実の物語」を生きることができないのです。

では、生まれてこのかた、「自分の真実の物語」をずっと閉じたままの方に開くコツをお話します。

ラダー効果は「最高の技術」のひとつ

自分の真実の物語

モチベーションを高める技術のひとつに「ラダー効果」があります。

ラダー効果とは日頃 追いかけている数値目標より上位に位置する目標のことです。

ラダーとはladder、つまり梯子です。

「誰の役に立つのか?」「社会的な影響は?」などその仕事の意味、理念とも言えます。

別の質問のように聞こえる2つの言葉「自分が何者で何をしようとしているのか=自分にとって「し合わせ」とはなにか」は同じことです。

「し合わせ」はすでに自分の内側に存在しているからです。
一人一宇宙に気がつくことが、自分に気づくことであり、自分の在り方になります。

仕事を単なる行為(Do)で捉えるのではなく、その意味とのつながりを見出すことで、 自分の在り方(Be)として捉えることで、取り組む姿勢も前向きになり、行動が変わります。

意識して訓練すれば、この思考は身につけることができ、上手に使うと、モチベーション(動機づけ) をコントロールできます。それを「ラダー効果」を呼んでいます。

 

「誰の役に立つのか?」「社会的な影響は?」・・・そう思って取り組んだことも、自分が何者で何をしようとしているのか。自分にとって「し合わせ」とはなにか。が解らないままでは消化不良になります。

人は仕事のためでなく、 希望のために働くと言ってもいいでしょう。

ですから自分の在り方がはっきりしていれば 困難を乗り越える継続力にもなります。

しかし、身体は自分に正直です。自分の在り方がはっきりしていると思って取り組んでいても、無理があると交感神経が緊張を続けて病気になってしまします。

生きることは苦行ではなく、遊びなのだ。シンプルに賢く生きてさえいれば。(ソロー)

簡単な8つのメカニズムでマインドフルネスになる

自分の真実の物語を開こう

真実の物語を生きるために必要なのは、ソローが言うように、「生きることは苦行ではなく、遊びなのだ。シンプルに賢く生きてさえいればいい」といことです。

ここでキーワードは「賢く生きてさえいれば」です。

つまりなにが自分の「し合わせ」か、自分が何者か、という2点を「最高の技術」で実行していることです。

森の生活
一日の質に影響を与えること。それは最高の技術だ。(ソロー「森の生活」)

最高の技術といっても大したことではありません。

簡単な8つのメカニズムでマインドフルネスになるだけです。

  1. 最高の技術にするためにライフスキルを使うことです。
  2. ライフスキルが使えるようになるには「マインドフルネス」である方が断然良いですね。
  3. マインドフルネスな時を最大化する。(人生は時間。瞑想で習慣化して最大化する)
  4. マインドフルネスになるために「6つの気づきとひとつの行動。」を使って自分を整理する
  5. 5つの心の実際を知って、なぜそういうバランスになったかを分析する
  6. 認知のチェックをして歪みを知る。
  7. 歪みは修正できることを知って、修正作業を実践する
  8. 「し合わせ」が100年ライフの土台であることを知ってゴエスで習慣化する

マインドフルネス実践講座

「原因=結果」を乗り越えてひとつひとつを繰り返す


「原因=結果」を乗り越えてひとつひとつを繰り返す技術こそが、最高の技術です。

ブッダは、「因果関係」を説きました。
私たちは自分も世界も「原因=結果」の連鎖に囲まれています。

なにより自分自身が「因果関係」の塊なのです。

「私なんかいない」というのは、「因果関係」の塊であるという理由からです。

私たちは「怒っている自分」「怖がっている自分」「笑っている自分」「動いている自分」などを通して「感情」を「自分」を感じていますが、どれも因果関係=ネットワークでつながった自分でしかないのです。

因果関係の内の、「これがそうです」と言って自分を指すことはできるでしょうか?

できませんよね。「指がある。これが私だ。」と思いますが、指を切っても「因果関係=ネットワーク」が活動しているので、私は存在しています。

「因果関係=ネットワーク」を私だと思い込んでいるのです。

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メカニズムの厄介なところ

曼荼羅はシステム思考
曼荼羅は、空海(弘法大使)が中国から持ち帰った「密教(=秘密の教え)」のツールです。
曼荼羅は未だに理解されていないツールです。

密教(=真言宗)なので書いたものが存在しません。
口伝で学んだと言われていますが、筆者の考えでは、仏教が説いた「因果(=原因=結果)」の連鎖ではないかと考えています。

個人はそれぞれ因果関係の塊であり、共同体も個人の集合体=因果関係の塊であり、それぞれには誰も入れない。つまりブッダのいう「一人一宇宙」が織りなす全宇宙を描き切ったものが曼荼羅だと考えます。

ネットワークは「原因=結果」の連鎖なのでどんどん複雑になりますが、結果を変えるにはその原因に別の「原因=結果」が含まれていることを理解しなければいけません。

これがメカニズムのなかでももっとも複雑な箇所です。(ブッダの説いた「四諦(したい)です)

  • ライフスキルが使えるようにするには、マインドフルネスが良い状態ですが、マインドフルネスになるにはライフスキルを高めないと、マインドフルネスになれない。
    という相互依存の関係が問題として浮上します。
    マインドフルネスになれないから、ライフスキルが高められない。ライフスキルが高められないからマインドフルネスになれないのでライフスキルが使えず、依存症になるという按配です。
    そこでWHOは依存症を減らすためにライフスキルをスローガンに打ち出す。
  • ライフスキルを高めるには、認知の歪みを正す必要がありますが、ライフスキルを高めないと認知の歪みが正せない。・・・やはり、という相互依存の関係が問題になります。

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「原因=結果」を乗り越えてひとつひとつを繰り返す

マインドフルネスなネットワーク

このような負の連鎖(=ネットワーク)は脳だけでなく心身を超えて世の中のシステムのすべてに行き渡っています。その結果「戦争」という極めて責任の所在が曖昧で、もうみんなが苦ってしまったようなことが勃発します。

結局は、「なにが」と決めつけず、思い込まず、ひとつ、ひとつ、良くしてネットワークで改良していくしか手はないようです。

すると全体が底上げされていきます。

それを繰り返している間にどんどん改良され、ネットワークは見事に天晴れ立派になり、マインドフルネスなネットワークになります。

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ネットワークを改良するのが「マインドフルネス」

「四諦」へ続く八丁道

ブッダは「四諦(したい)」について「八正道」を説かれました。マインドフルネスは「八正道」から生まれました。「八正道」とは8つのトレーニングプログラムです。

一切皆苦を背負って四諦・八正道で4つの真理をマインドフルネスに自灯明
仏教は4つの真理のひとつ「一切皆苦」が出発点です。ブッダ最初の説法が四諦(したい)ですが、四諦にたどり着く具体策として「八正道」を説かれました。「八正道」は良い縁を生起させるプログラムです。マインドフルネスもここから誕生します。マインドフルネスが物語るように仏教は拝むものではなく、身体で実践する教えです。マインドフルネスは身体のネットワークをつなぎ直します。
マインドフルネス(=主体的に積極的にあるがままの自分を注意深く内観してなりきった状態)になることです。
  • 主体的に積極的になりきる=アサーティブと同じ。アサーティブであることで、苦しみには原因があることを知ることができます。
  • あるがままの自分=嘘偽りのない自分であることが癒しのはじまりです
  • 注意深く=注意深く自分を観察しないと自分を誤解します。=苦しみに気づくことができなくなります。
  • 状態=観察(内観)し苦しみの原因を取り除けることに気づいて苦痛を取り除けます。

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システム思考でより深く速くメカニズムを連動させる

システム思考

大きくても小さくても、気にせず、、ひとつひとつ真摯に、すべてにネットワークなんだと心してシステム思考を心がけて面倒くさいことほど丁寧にしていくと、積み上げていくスキルが身につきます。これが自然とメカニズムと連動して、速度を早めることになります。

ネットワーク(=因果関係)とは、繋がっていると見えるところは対策できますが、気づかないところに「見落とし」がでで、マイナスなことが生じます。

そのために経験が大きく影響します。しかし、経験を凌駕するのが、個人の発想、マインドです。
常にマインドフルネスである人の行動は、そうでない人と比べて圧倒的な違いを可能にします。

ひとつのライフスキルは、他のライフスキルを高めます。相互依存の関係が好循環する「正のサイクル」のよい事例です。自灯明、法灯明の教えに通じます、

自灯明でティッピングポイントをめざす5つのマインドフルネス思考
100年生きてもないものにはなく、10年生きてあるものにはあり。ティッピングポイント、涅槃静寂は自らが引き寄せるものです。マインドフルネスな人とは、そんな人ではないでしょうか。うまくいかないと嘆いている面白みのない人たちと「どうしたらうまく行くか」に没頭している「一切皆苦」「諸行無常」を楽しむ痛快でマインドフルネスな人。

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「自分の真実の物語」を生きる自分は誰か

モントリオール

そこであなたに必要なのは、「自分の真実の物語」を生きるために、「自分が何者で何をしようとしているのか。=自分にとって「し合わせ」とはなにか」を知るために、自分をゴエスすることです。

「6つの気づきとひとつの行動。」を使って整理することをオススメしています。

1.「し合わせ」に気づく。自分を知る自己認識スキル(PAC&認知)
2.違うことに気づく(PAC&認知)
3.違いは修正できることに気づく(メカニズムを知る)
4.違いが認知の歪みに繋がっていると気づく
5.もしかと考えて、どのような歪みがあるか気づき
◉気づきは実践で修正する(=行動する)
6.無形資産の土台であることに気づく

マインドフルネス6つの気づきから①「し合わせ」に気づく。
マインドフルネスでいう気づきとは、すでに自分の内側に揃っている幸せ(=なりきる)に気づくことです。さらに「幸せ(=なりきる)」がもたらす影響力に大きさに気づいたとき、驚きを持って、「幸せ(=なりきる)」が自己マスタリーに舞い降りるのを迎えるでしょう。
マインドフルネスで①「し合わせ」(=Force)に気づく。
幸せというと私たちは物的なものや事象に置き換えてしまいます。 「もともとのいのち(=根源的ないのち)」は、そういう幸せを求めているでしょうか? 「もともとのいのち(=根源的ないのち)」とは「生きたい」と思っている「生命力」です。 「生命力」は無知です。この生命力を大切にしてあげるとしたらどうしたら良いと思いますか?

「し合わせ」は自分の外側にはなく、すでに自分の内側にあることをご説明しました。

自分が他の人と5つの心のバランスの違いから認知が違うことも、簡単ですがコメントしました。

【ひとり会社のマインドフルネス】PACのバランスを整える処方箋
人には5つの心があります。親(parent)の心。大人(adult)の心。子ども(child)の心。人によって成育環境が違うので、5つのP.A.Cのバランスが違います。バランスが悪いと、生きずらさにもなります。「ひとり会社」の場合、致命傷になります。PACのバランスを整える処方箋をお伝えします。

5つの心のバランスの違いと認知の違いの源は「感情」から生じてきますが、感情は刻一刻変化しているので、放置すれば自然に元通りになることお伝えしました。

その自分はなくネットワークがあるだけで、それを自分だと思い込んでいることもお話しました。

残るのは、「し合わせ」のみです。
「し合わせ」は無形財産の原動力になるので、行動に的を絞れば、誰もが身軽になって、フローによって、日頃 追いかけている数値目標より上位に位置する目標つまりラダー(ladder=梯子)をステップアップできます。

マインドフルネスに最高の生きる技術を使って、質の高いライフプランと一日を遊ぶことができます。これこそが100ライフの醍醐味ではありませんか!

マインドフルネス実践講座

いきいきゴエス協会のファイナンシャルプランニング

まとめ

人生100年時代のライフシフトと資産

ソローいわく「生きることは苦行ではなく、遊びなのだ。シンプルに賢く生きてさえいればいい」

キーワードは「賢く生きてさえいれば」です。

つまりなにが自分の「し合わせ」か、自分が何者か、という2点を「最高の技術」で実行していることです。

で、「し合わせ」は自分の内側にありますが、ほとんど外側しか見ていないので気がつきません。
教育もそうだし、毎日洗脳が続いています。

しかも誰もが思っている自分とは「感情」のことで、放置しておけば消えるもの。

自分は因果関係の一部で、これと指せない。つまりネットワークの一部です。

自我、無我というけど、おかしな言葉でしかありません。
もともと我なんかないのだから、「我は海の子」なんて嘘つくなよ〜っ。

ネットワークしかないんだから、活力資産から、まあ、身近な身体のネットワークのために頑張るか。

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