【ひとり会社のマインドフルネス】モチベーション6つのSTEPを歩まない

諸行無常 ひとり会社
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モチベーションアップ

モチベーションというものは、ほんとに手間のかかるもので、一旦やる気になったかと思うといつも間にか失せてるし、全然やる気がないなと思うと、やる気をだしてくるし、実にきまぐれです。

マインドフルネスはどのようにモチベーションと付き合うのでしょう。

「諸行無常」・・・マインドフルネスなモチベーションアップ

歩行瞑想

人は感情の動物。
諸行無常というように、人生は変わり続けるもの。

モチベーションがアップダウンしたって、不思議ではありません。

だが、ひとり会社の場合、質の高い仕事を継続することで、スペシャリストとしての深みもますもの。
一定のレベルをキープしたいのももっともです。

そもそも社長が社員に求めるものは、社員が社長に求めるもの、あるいは会社に求めることと同じではないのが、相場です。
求めるものが同じだった場合に、動機づけはシンプルになります。

ひとり会社の場合、経営者と社員のふたりが存在していると考えてみたらどうでしょう。両者の求めるものが同じかどうか。
ひとりでやってるんだから、同じだろうと決め付けず。

社長が求めているものと、社員が求めているものが違うのが、世間の相場ですから、ひとり会社の場合も違う可能性もあります。

求めるものが違っていた事例

怒り

ある会社が、「(帰宅が遅いので)管理職の奥さんに誕生日プレゼントをしたい」と言いだしました。

で、生まれ月が、同じ奥さんたちを、会社に集めて日頃の労をねぎらいたいという主旨です。

全く乖離してしまっていると思ったので、「どうせやるなら、夫婦揃って手作りのパーティをやったらどうですか」と提案しましたが、会社としてはメンツがあるようで、上から下の形式的な贈り物のプレゼントにしました。

結果、奥さんたちからは感謝されないばかりか、不満が続出したといいます。

求めるものが、全く違ったのです。

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モチベーションと目標との関係

モチベーションと目標の関係

Photo by Fab Lentz on Unsplash

では、モチベーションがどのようにして高まるのか、あるいは減退するのか。

▼目標を達成するには、必ず通過するステップがあります。

STEP 1. 目標達成を考える以前の段階(何も考えない、現状のまま。)

STEP 2. 考えている段階 (達成しないといけないかな、あるいは達成できなくても仕方がないかな。)

STEP 3. 準備の段階 (達成したい)・・・・願望レベル

STEP 4. 実行の段階 (達成するぞ)・・・・必要レベル

STEP 5. モチベーション維持の段階 (「達成できそうだ!」あるいは「今日は達成できた!」)

STEP 6. 満足の段階(達成できた!)

以上の6つのステップを進んで行きます。

 

この6つのステップは仕事から恋愛まで、共通したステップだと考えてもらっていいでしょ う。

STEP 1.「なにも考えていない状態」

行動以前の最初、なにも考えていない状態です。この状態にある時、何らかの情報が自分 にインプットされるまで何事も起こりません。情報がインプットされてから、考え始めま す。目標になるようなことが発見できるか、どうかもまだ判りません。

STEP 2.「考えることのある状態」

STEP 1の状態からSTEP 2の状態になっても変化を自覚することはあまりないでしょう。

無意識に情報がインプットされるので考えることのある状態です。

しかし意識するようになったとしても、情報が入ってきただけでは行動に進むことはありません。

自分にとってメリッ トと思う情報が同時にインプットされないと心は動きません。

たとえば「この技術をマス ターしたらこんなことができる。だったらマスターしたらいいよ」というようにメリットがインプッ トされて、まず思案します。

同時に「でも、できるだろうか、そうは言っても難しいだろうな」というように反対意見 も自分の中に生じて葛藤が起こります。

この状態がSTEP 2.の考えている段階です。まだまだ行動には進みません。

次のSTEP 3の達成したい状態に進むには、メリットが明確になることが必須条件なので「気づき」が必要です。

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STEP 3「メリットを考える」状態

STEP 3に進むには、達成した時のメリットが分らないとやろうという気に進みません。

欲求には、願望。欲望。必要。3つのレベルがあります。

私たちは「なにかをどうしても欲しい」と思うと行動します。
そのレベルに達しないと本気で考えません。

本気で考えるようになると、併せてデメリットも考えます。

「やりたくても資金がない。」
この程度であきらめるようであれば、その程度の欲求です。

欲求を満たせても欲求と同じく「願望・欲望・必要」をプロセスやゴールで失うこともあるからです。

願望は空想に近いものです。

欲望は願望がより現実的になったものです。

必要は欲望がより切迫したもので、実質的です。

必要は実生活に強く結びついているので、必要を満たすと、願望や欲望を満たすよりも、 深く大きな喜びを感じることができます。

必要は、何をおいても最優先されるべき性質のものです。

よく映画などで、若いヒロインが、若くてまだ成熟していないけど、年齢的に自分にふさわしい男性と、そしてもうひとりダンディな年配の男性の二人から求婚され、選択を迫られる ストーリーがあります。

必要と願望の狭間で、ヒロインが悩むという設定です。

自分が知る限りどの作品でも必要が勝利しています。

人は、どうしても手に入れたい必要に迫られたメリットがあると、ローンやクレジットで も購入します。

必要とは、かならず要ること。なくてはならないこと。意識されがちなこと。

願望とは、ねがいのぞむこと。主に意識されていないこと。

自己啓発書が「願望」を「必要」のレベルに置き換えろと仕切りにいうのは当然です。

置き換えないと「スキルアップ」もなにも始まらないので「空想」のままなのです。

それには「メリット」が必要です。

「メリット」を明確にするには、「メリット」と「デメリット」の分析が必要なのです。

通常、会社や店での「目標」は、この必要の代わりにポジショニングされる重要なものです。

あなたに とっての恋、仕事、お金も同じです。

自分に大きなメリットのある大事なことでも、失敗してしまうことは少なくありません。

失敗の事例には共通点があります。

取り組んで得られるメリットとデメリットがあやふやなままに、スタートした場合です。

気持ちがフラフラした状態でスタートするとうまくいきません。

つまり、STEP 2、STEP 3の間の揺れている状態でスタートしているのです。

必ずSTEP 3.に到達してから始めましょう。

まだSTEP 3.に到達していないのに始めてしまうとしたら、課題チェックがなにか抜けているのです。

過去の成功、失敗事例を振り返ってみてください。

STEP 3. 準備の段階 (達成したい)・・・・願望レベル

STEP 4. 実行の段階 (達成するぞ)・・・・必要レベル

を踏襲して実行したか、どうか?

人は迷います。うまくいかないと大きな迷いも生じます。だからSTEPを行ったり来たりするのは仕方がないのです。

でもどんなに辛くても、やっていいことと、してはいけないことがあります。

STEP 3. 準備の段階 (達成したい)・・・・願望レベルのまま行動すると、

STEP 5. モチベーション維持の段階 (「達成できそうだ」あるいは「今日は達成できた」) が維持できず砕けてしまいます。

STEP 5.の段階に「STEP 3. 準備の段階 (達成したい)・・・・願望レベル」を持ち込んでしまうからです。

STEP 5.の段階に持ち込んでいいのは「STEP 4. 実行の段階 (達成するぞ)・・・・必要レベル」だけです。

メリットとデメリットを知って、それでも取り組むメリットがあると理解した段階で、「達成したい」と意識をはっきりとしたとき、はじめてやりたいと意欲が出た時に、「STEP 4. 実行の段階 (達成するぞ)・・・・必要レベル」に進んでも大丈夫です。

自分に合った生き方とは、うまくいったからそう思う訳ではなく、

自分がはっきりと意識して選択した行動によって、

感じることができるのです。

自分の人生に自分を捧げられるようになる日。

自分の人生に自分を捧げ続けられることができる日々。

その時こそSTEP4.の到来です。

・・・・それには目標達成のステップを簡略化せずに、実行の段階でモチベーションが高くなっていることが大切です。

実行の段階でモチベーションが高くなる秘訣はSTEP3の準備にありますが、実際には STEP 2. と STEP 3. を何度も往来して、往来しながら準備を具体的に重ねることになります。願望。欲望。 必要。3つのレベルのどれかが強く意識されるようになります。

この往来を通して、モチベーションが下がるようなら、STEP2に戻って、メリット、デメ リットの確認をするほうがいいでしょう。安易な決断で実行しても自己否定感が強まるだけだからです。

「自利他利」・・・マインドフルネスなモチベーションアップ

マインドフルネスな気づきの練習

マインドフルネスなモチベーションアップでは、

STEP 1. 目標達成を考える以前の段階(何も考えない、現状のまま。)

STEP 2. 考えている段階 (達成しないといけないかな、あるいは達成できなくても仕方がないかな。)

STEP 3. 準備の段階 (達成したい)・・・・願望レベル

STEP 4. 実行の段階 (達成するぞ)・・・・必要レベル

STEP 5. モチベーション維持の段階 (「達成できそうだ!」あるいは「今日は達成できた!」)

STEP 6. 満足の段階(達成できた!)

以上のSTEP 4のステップを必要としません。

STEP 4が強いと、意識過剰になって失敗するからです。

STEP2で、自分が何を求めているか、識別して、できるだろうか、できないだろうといった判断を挟みません。何をどのようにするのかと判断しないのです。

自分がどうありたいのか。あり方を識別します。

識別できたら、自利他利が自然に生まれます。

自利他利とは、『「自分の「し合わせ」」は「他者の「し合わせ」」=「他者の「し合わせ」」は「自分の「し合わせ」」』という意味です。

自利他利は『「自分の「し合わせ」」は「他者の「し合わせ」」になる』と意識することではありません。

自分が精一杯学んで実践すれば結果的にそうなるのです。

ブッダは「一人一宇宙」という概念を打ちたてました。

人は自分の宇宙から出ることも入らせることもできない。

しかし、それぞれの「一人一宇宙」は繋がりを持っているとしました。

誰も他者をコントロールできない。

「コントロールできるのは自分だけ」という意味になりますね。

「一人一宇宙」「自利他利」が理解できていたら、パワハラは意識せずとも無縁です。

STEP 4. 実行の段階 (達成するぞ)・・・・必要レベル

STEP 5. モチベーション維持の段階 (「達成できそうだ!」あるいは「今日は達成できた!」)

を自然に通過して、STEP 6. 満足の段階(達成できた!)に到達して、自省すれば「自利他利」を結果にしています。

まとめ

心幹を鍛えていれば、モチベーションは身近にあります。

モチベーションが身近にあれば、マインドフルネスになり、

マインドフルネスであれば『STEP 3. 準備の段階 (達成したい)』は自然にもたらされます。

自分の自然な気持ちが、フロー状態になり、関わる人と繋がり宇宙を形成していきます。

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