日常生活ではあまり気になることのないのに、朝、起きた時だけ痛むという場合は多いようです。起きた時だけ痛む人いませんか？人によっては腰の痛みによって目が覚めているようなケースもあるかもしれません。
そこまで酷くなくても、トイレに行って戻ってきたり、ウロウロしている間に忘れてしまう痛みです。大したことがないようですが気持ち悪いですよね。休んでるのに腰痛が起こるようでは、せっかくの睡眠が台無しです。
ここでは、日常的に腰痛がある場合や、椎間板性ヘルニアを診断された腰痛ではなく、朝だけ腰痛にしぼって考えてみたいと思います。すっきりとした目覚めを可能にする予防方法と、その対策について紹介します。
朝起きた時に腰が痛い原因
寝ている姿は自分でわからないので、腰痛の理由は見つけにくいものです。
ただ起きた時だけ痛むという場合は、寝返りをしているか、その頻度も疑ってみましょう。パートナーがいるなら聞いてみるのもいいでしょう。振動で認識している場合もあります。
そもそも人はなぜ寝返りを打つのでしょう。
眠っている間ずっと同じ寝姿勢だと一定の部位に圧力がかかり続けてしまいます。
寝ていても、負担を感じるので、これを嫌って、無意識で圧のかかる部位を変えて快適さを求めます。またしばらくすると同じことが起こってくるので負担を軽くするために寝返りします。
こうして一晩の間に、寝返り回数は６回から30回ほどするといいます。寝返り回数が少ないと圧がかかったまま寝ている確率も高くなるので朝起きると腰が痛いと感じます。
最初は固まった感じがするものの、動いているとほぐれて痛みがなくなります。
原因は寝返りだけではない
だからといって、寝返りが多ければ多いほど良い、という訳ではありません。
例えば、低価格の宿に泊まった際、とても硬いマットレスで寝たことはありませんか？
そんな場合も、腰や背中が痛くて、仰向けから横向きになったり、何度も何度も寝返りをすることがあります。
これはしなくていい不要な寝返りをしているケースです。
敷いてある寝具が硬すぎると圧迫感が強いので、寝返りの回数が増えるケースですね。こうなると寝返りというより、体が痛み（圧迫感）から逃げるための拒絶反応です。
反応することで、結果的に身体への圧迫を少なくできるので、快適に眠ることができます。
脇腹に脂肪がつくと腹斜筋の衰えて身体が固くなる
もうひとつ気になるのが腹斜筋の衰えです。腹斜筋とは、お腹にあるいくつもの腹筋のひとつです。代表的なものが、腹直筋と腹斜筋です。
腹斜筋は助骨からつながっている筋肉で、内臓を守る働きをしており、くびれの形成に関与します。
しかし、この腹斜筋は普段の生活ではほとんど使うことがないので、意識して鍛えていないと衰えやすい筋肉です。この衰えにより、くびれがなくなり、脂肪がつきやすくなり、背中や股関節への負担が強まり筋肉が硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなると身体を支えるために姿勢が悪くなり、歩きにくくなります。この状態で寝ていると背中や股関節への負担が強まり筋肉が硬くなります。
しかもマットレスが古くなり固すぎると、朝起きたときに腰痛になります。朝だけでなく持久力が弱くなり腰痛を感じやすくなりますが、この場合の腰痛は座るとすぐに治る点で、日常的に腰痛がある場合や、椎間板性ヘルニアを診断された腰痛と違います。
へたっていないマットレス＋くびれトレーニングで対策
マットレスの交換と運動で身体を柔らかくする。
つまり板のようなマットレスの上に板のように硬い身体を寝かせていると、さらに身体が硬くなってしまうので、その対策をマットレスと身体の両方に行うのです。
マットレスの効果は絶大ですが、そもそもはご自身の身体に問題があります。脂肪を減らすこと、運動不足による腹斜筋の衰えなので、腹斜筋を鍛えるようにします。
腹斜筋は普通に腹筋しても鍛えることはできません。生活上に影響のある衰えはジムの運動とは違い簡単な運動が効果あります。
腹斜筋のある脇腹は身体にとって大切な内蔵を守るために、脂肪がつきやすくなっています。なので、運動や食事制限をしても、中々脂肪が落ちにくくなっています。ある程度の脂肪量が脇腹に必須なので減らすことは、身体の欲求に逆らうことなので身体が抵抗します。ここが難しいところです。
脂肪を減らしても大丈夫だというサインを身体に送ってやらないと減りません。サインを受け取るまでの間は効果が出ませんが、諦めず取り組んでください。
その間、硬いマットレスを使い続けていると、硬いもの同士がぶつかった状態が続くので、先にマットレスだけでもスプリングの効いたポケットコイルマットレスを使うと良いでしょう。すると朝の腰痛は緩和されます。
その間も運動を休まず続けると、必ず効果が出てくるので、寝返りも増え、身体とスプリングの効いたポケットコイルマットレスの効果で状況は変わってきます。
ぜひ、新しいいポケットコイルマットレスの力をお確かめください。
トレーニング方法は簡単
トレーニング方法は動画で見ていただく方が解りやすいのでこちらをご覧ください。いずれも簡単な運動なので集中トレーニングで効果を出してください。
▼サイドクランチ
▼ラテラルヒップリフト
▼ツイストクランチ
ベッドは高さにご用心
朝起きた時だけ腰が痛い理由は上述した通りですが、新品のマットレスでも、ベッドの高さには注意が必要です。
ローベッド、フロアベッドは避けましょう。これらは畳に布団に近い状態なので、腰痛の方は起きる時に転がりまくることになります。
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まとめ
脂肪は体の中で使われない部分につきやすいものです。脇腹、腹斜筋は、身体をねじることで使われます。普通の運動や筋トレでも、あまり使われない場所です。
そのため、運動や筋トレを頑張っていても効果が出ません。
意識的に脇腹、腹斜筋に集中的に鍛える必要があります。
新しいマットレスの導入をきっかけに目標を定めて集中トレーニングでくびれを作るようにチャレンジしましょう。
腹直筋はお腹の縦に走る大きな筋肉、腹斜筋は助骨から斜めに走る筋肉です。
さらに言うと、腹斜筋には外腹斜筋と内腹斜筋の二種類（深層部には腹横筋という筋肉も）があります。そして、この腹斜筋は、ウエストのくびれを形成するのに大きく関与しています。つまりくびれができるとは腹斜筋が鍛えられたことを意味します。それは腰痛を防ぐコルセットが身体にできたのと同じ意味なのです。
スプリングの効いたポケットコイルマットレスで腹斜筋を鍛えながら、鍛えた腹斜筋をガードするようにすると、血行も良くなり、身体が逆三角形になるなど見た目も実質的にも美しい脇腹ができあがります。
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