ベッドパーツの名称と構造からのベッド選び方

ベッドパーツ

ベッドの購入をご予定はありませんか?

「ベッド」って一括りにしがちですが、まずベッドフレームとマットレスは別のものです。
2つ合わせてベッドと呼んでいる場合が多いですが、それぞれ単体で販売しているものもあります。

一般的な形状のベッドは、主に6つのパーツに分かれています。

次のようにベッドは基本的に6つのパーツで構成されています。

(1)ヘッドボード
(2)床板(ベッドフレーム)
(3)フットボード
(4)サイドフレーム
(5)脚
(6)マットレス

パーツごとに構造を見てみましょう。

ベッドのパーツと名称と構造

 

(1)ヘッドボード

頭の部分にあるボードです。「背面化粧」を施したヘッドボードが付いていると寝室のどこに設置しても美しく見せることができます。

ヘッドボードは枕が落ちるのを防げるだけでなく、背もたれにもなります。
ボードでしかないものもありますが、物が置ける棚付きのボードもあります。宮付けと表現をする場合もあります。メーカーによって表現が違うだけで同じ物です。

棚付き(宮付き)には、物が置けるだけでなく、スマートフォンの

充電などに便利なコンセント付き、就寝前の読書や夜中に起きたときに便利な「照明(ライト)付き」もあります。

逆にヘッドボードがないシンプルでコンパクトな「ヘッドボードレス」も人気があります。ボードがない分、全体の長さを短くできるので、狭いお部屋の場合に便利です。

(2)床板

マットレスを乗せる板のことです。
サイドフレーム、フットボードも含めてベッドフレームと表現されています。

材質には「合板」「すのこ」「ウッドスプリング」などの種類があります。

なかでも「すのこベッド」は、通気性に優れているのが特長的で、湿気の多い日本では人気の高いベッドフレームです。

すのこは、カビの発生を抑え、夏はもちろんですが、結露がすごい冬の湿気は夏を上回ります。寒い冬でも1年中快適に過ごせます。

ウッドスプリンベッドは、ドイツを中心にヨーロッパで広く使われています。ウッドスプリングの最大の目的は、体の寝姿勢・背骨のラインを保ち体圧分散効果を発揮することにあります。

ウッドスプリングは木の板をベースにラテックスやエラストマーなどの素材を組み合わせて、マットレスの下に弾力性のある支持層を作り、ダブルクッション効果で体を支えるしくみです。高価なのが難です。最近、日本でも徐々に増えてきました。

3)フットボード

足側にある板のことです。(ゴッホの寝室)

 

(4)サイドフレーム

ベッドの側面にある板のことです。

マットレスを乗せたときに、ベッドフレームがマットレスより少しはみ出すデザインの「ステージタイプ」がお洒落で人気があります。

 

ステージタイプ アバカベッド【Lotus】ロータス

(5)脚

ベッドフレームを支える役割をしています。
脚の長さでベッド下の使い方が変わります。脚の長さを選べるものもあります。
また収納できるチェストベッドではボックス構造のため脚がない作りになっています。

(6)マットレス

マットレスは、寝心地を決定づける大事なパーツです。

マットレスには睡眠中に腰への負担や、寝返りを打ちやすくさせたりする役割があります。

睡眠中、動かずにいると血流やリンパの循環が悪くなります。
寝返りは、循環を良くするために、身体が求めます。
寝返りをしやすくするマットレスは質のよい睡眠を応援します。

また寝返りを打つことによって、背骨のゆがみが矯正されたり、布団と身体の間の熱を放出したりするなど、睡眠中の身体の負担を軽減できます。

寝返りがしやすいベッドであるために、柔らかすぎないことに気をつけましょう。
沈み込むマットレスは、寝返りを打ちにくくします。

 

まとめ

ベッドはパーツの組み合わせで、料金が変わります。

「価格が高いから良いベッド」という定義はありません。

優先順位を明確にして、ご自身に合ったベッドを選ばれることをお勧めします。

 

 

 

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