昔から、子どもはパパとママの間に挟まれて「川の字」で寝るのが日本的な眠りと認識されてきました。「川の字」は親子のスキンシップ、絆、信頼関係が深くなると考えられています。
しかし、新生児の添い寝には、事故死を懸念する声とスキンシップを讃える声があり、ママとしては迷いの種です。
そこで今回は、赤ちゃんとの添い寝はいつからなら大丈夫なのか、ベッドや布団で一緒に寝る方法や注意点などをご紹介します。
目次
添い寝のメリット
添い寝をすると窒息のリスクがありますが、メリットも大きいことを知っておきましょう。最近、パーソナリティ障害が話題になります。
パーソナリティ障害とは、親(特に母親)と子どもの間で築かれる愛着の絆がうまく形成されないことで起こ人格障害のこと。簡単に言うとスキンシップの不足が最大の障壁です。
添い寝は赤ちゃんにとって、お腹の中で感じていたママの温もりをそのまま肌で感じながら過ごせるメリットがあります。添い寝は赤ちゃんの安全基地がどこかを知る貴重な体験です。
スヤスヤ眠る赤ちゃんは、「よく眠るひと」の代名詞のように思われがちですが、実際は、2 時間おきくらいに目を覚まします。そして大泣きするのが赤ちゃんの眠りの特徴です。
ママにとって、この睡眠パターンに付き合うのは並大抵ではありませんが、ママが添い寝でそばにいることで赤ちゃんは安心します。
生れたばかりの赤ちゃんはまだ言葉も話せず、不安な気持ちや一緒にいてほしい気持ちも泣くしか伝える方法がありません。
そもそも赤ちゃんの眠りは浅いものです。なので、ちょっとした物音にも敏感に目が覚めてしまいます。まだ昼夜のリズムが安定しない赤ちゃんは夜中にぼんやり目をさますことも多く、そのときに不安を感じると泣き出してしまいます。
赤ちゃんの立場になれば、ここがどこで何が起こっているのかわからないで不安がいっぱい。
頼りは胎内にいたときのぬくもりを感じさせるママの心臓の音や肌のぬくもりは赤ちゃんにとって最強の安全基地なのです。
添い寝や抱っこで肌と肌が直接触れ合うスキンシップ、肌のぬくもりは言葉を持たない赤ちゃんにとって大切なコミュニケーションです。
添い寝をしていると、泣いたときもすぐに対応できます。夜泣きをしたときにも添い寝をしてあげると気持ちも落ち着き、眠りにつきやすくなります。ママもシンクロしてリラックスした状態になります。これを「引き込み現象」といい、コミュニケーションを円滑にするだけでなく、ママの脳から癒しや精神安定効果のある「育児ホルモン」と呼ばれるプロラクチンが分泌され母性が強くなり産後うつの防止にもなります。
添い寝は、赤ちゃんの気持ちにすぐ応えてあげられるし、授乳やおむつ交換も迅速に対応できるメリットもあり、赤ちゃんもママがそばにいてくれる安心感でまた眠りにつけるのです。
添い寝のデメリット
しかし、添い寝には、3つのリスクがあります。
- SIDS(乳幼児突然死症候群)
- 窒息死
- 転落死
SIDS(乳幼児突然死症候群)
SIDS(乳幼児突然死症候群)とは元気だったはずの赤ちゃんが主に眠っている間に突然亡くなってしまう病気です。
乳幼児突然死症候群とも呼ばれています。
原因が不明なので『病気』とされていますが、生後2ヶ月から6ヶ月の赤ちゃんに集中して多く発生します。死因を特定するため、呼吸器系、循環器系、神経系とあらゆる分野にかけて調査・研究されましたが、未だに分かっていません。
二酸化炭素濃度の高い空間や温度の高くなりやすい添い寝の環境でも、赤ちゃんの呼吸や心拍が乱れることがあり、SIDSの引き金になる可能性も懸念されています。
うつぶせ寝
昔は推奨されていたときもあった「うつぶせ寝」。
いまはほとんど見られませんが、赤ちゃんが寝返りを始める4ヶ月~5ヶ月頃から事故を心配して悩むことが多くなります。
何度も仰向けに直すものの、いつの間にか赤ちゃんがうつぶせ寝をしてるのを見て慌てるママも多いはず。
寝返りだけでなく、もとの姿勢に戻れる寝返り返りをマスターすれば大丈夫といわれていますが、SIDS(乳幼児突然死症候群)を心配するママにすれば、気が気ではありませんよね。
「ママは赤ちゃんの様子を観察」は必須条件、3歳ぐらいまでは目を離せません。
柔らかい布団もSIDSのリスク要因のひとつです。柔らかい布団は窒息のリスクもあります。米国消費者製品安全委員会では、ベッドの固さの目安を「アイロン台の固さ」としています。
窒息死
赤ちゃんが寝ている周りに、ぬいぐるみやタオル、クッションなどを置かないようにします。
赤ちゃんが動いた時に顔にかぶさって窒息する危険があります。枕も、赤ちゃんには必要ありません。
赤ちゃんが寝ているところには、ものを置かないようにしましょう。
大人と同じベッドで添い寝するときは、柔らかいマットや布団は使わず、しっかり硬めのマットレスを使うようにします。
柔らかいと赤ちゃんの顔や体が埋もれてしまい窒息する危険性が高くなります。
転落死
転落するキッカケで多いのが、ママが買い物に出かけるために、旦那さんに見てもらっている間に起こるパターンです。
この場合、怖いのが転落したことを旦那さんが隠し、病院へ連れていかずに、手当が遅れて、気がつかないまま障害が生じることです。
事故が原因で受診した保護者から聞く言葉を参照してください。
事故のために受診した保護者から聞く言葉(例)
- ちょっと目を離したすきに……
- 動けないはずなのに……
- 夫に子どもを見てもらっていたら……
- おとなしいのでおかしいなと思ったら……
- 出かけようとしてバタバタしていたら……
- いつもはおとなしいのに……
- 危ないといつも気をつけてはいたんですが……
- アッと思ったときにはもう遅く……
添い寝をスタートさせるのはいつから?
添い寝は窒息のリスクがあるので、目安として添い寝は1歳になるまではしない方が良いという意見があります。
ママやパパに押しつぶされて圧死する危険があること。寝具が赤ちゃんの顔にかかって窒息のリスクがあることから、新生児には添い寝はおすすめできないというものです。
この意見には賛否両論があって、医学的にも曖昧で、どちらにもメリット・デメリットがあり、いまだに論争が続いています。
赤ちゃんとの添い寝は、布団かベッドかによって時期が異なります。
それぞれ寝る環境が異なるので、赤ちゃんの成長に合わせてあげましょう。
布団やベッドの環境の違いで特に気をつけたいのは、寝具の柔らかさによって体や顔が埋もれて窒息してしまうことです。
添い寝はいつからはじめれば良いのか
添い寝をスタートさせる時期は、布団とベッドで変わります。
布団の場合は、早くても生後1ヶ月以降。
ベッドの場合は、生後3~5ヶ月以降。
ポイントは首がすわったことを確認してからのこと。
布団の方が早いのは、床に直接敷いていて、弾力がなく、平だからです。
ベッドの場合、遅めになるのは、ママの寝返りが振動になるのと、マットで身体が浮き沈みするからです。
赤ちゃんの状態に合わせる意味でも、病院の意見を参考にしましょう。
収納付き、転落防止ガード付き、畳ベッドという選択
収納スペースには、衛生面も考慮した赤ちゃん用の衣類などを収納できます。しかも畳ベッドなので高さもあり、固さも良好。柔らかさがほしくなれば敷き布団で調整できます。問題は高くて衛生的ですが、転落の危険があること。
画像の畳ベッドなら転落防止ガードが付属しています。
フロアベッドという選択
赤ちゃんの転落を考えると、床との段差が少ないフロアベッドが安心です。
余裕で眠れるワイドなクイーンサイズ✖️フロアベッドのシンプルで安全な組み合わせです。
しかも画像のフロアベッドなら、環境に合わせてサイズも調整できるので便利です。
まとめ
添い寝は、愛着の絆を結ぶ上で、とっても大切です。
ただママも新生児とのつきあいは緊張が続きます。
疲労から寝込んでしまいコントロールを失う危険がないわけではないので、環境などよく考えて選んでください。
ベッドが、ママの強い味方になることを願っています。
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