少しぬるめの入浴で快眠のベッド習慣。イチオシです。
シャワーでは味わえないリラックス効果がありますね。
美容のために、入浴にこだわっている女性も多いと思いますが、入浴には睡眠同様に誤解も多くあるようです。
たとえば、石鹸。
保湿成分配合のボディソープを「泡プクプク」にして使っていませんか。
固形石けんを使用する人と比べて約20倍の洗浄成分を一度に使っているそうです・
これは明らかな使い過ぎですよね。
肌の正常な再生周期をオーバーしているので、肌を傷つけてしまいます。
売り物の保湿成分だってすすぎで流れてしますので効果を期待できません。
お風呂に入ったときに、水が肌の中に入っていかないのは外部からの異物の侵入をはばむバリア機能が肌に備わっているからです、
細胞同士を強固に密着させることで、水や異物が肌の中に入り込むのを防いでいます。
ですから、肌の外側から化粧水などで水分のみを補給しても、角質層深部に入り込むことはなくそのままにしておくと蒸発してしまいます。
この時、「角質層に含まれる水分を奪ってしまうと過乾燥となることもあります。
なぜ、お肌が綺麗な人とそうでない人がいるの?
お肌のターンオーバー(細胞の入れ替わり)と共に正常に毛穴から角質層と皮脂膜が押し出されるか、溜まって詰まり大きくなってしまうかの違いです。
正常なターンオーバーができているかどうかで差が出るのです。
乾燥しやすい肌や敏感肌の方は角質層と皮脂膜をきれいに整えて保湿することがポイントです。
ニキビはバリア機能が正常に働いていないからです。
ここでは、石鹸のご紹介は省きますが、角質層と皮脂膜を整えバリア機能を働かすには、睡眠が重要な役割を果たしていることをお話しします。
睡眠のチカラ
特に睡眠不足は大敵です。
美肌は洗剤で決まるわけではありません。運動不足や栄養バランスの悪い食事以上に、睡眠不足が肌に悪影響を及ぼします。
肌は、睡眠中にこそ美しく生まれ変わるからです。
極端な例をあげれば、帰宅が遅くなってしまった場合、食事やスキンケア、入浴に時間をかけるより、サッサと寝てしまったほうがはるかに美肌には効果的です。
日中運動をしないと筋肉のポンプ作用による血液の流れが滞り、血液は身体の隅々に行きわたらず、主に脳に集まります。肌にはほとんどまわりません
睡眠に入って、脳の活動が休止して、ようやく肌にも血液が十分に行き届くようになります。睡眠中に成長ホルモンの作用で、すべすべの新しい肌に生まれ変わります。
女性ホルモン、エストロゲンの分泌
さらに、脳からの指令によって女性ホルモン、エストロゲンが卵巣から分泌され、心臓の保護、心筋梗塞などの心疾患を防ぐ働きをします。つまり、十分な睡眠をとることが、正常なエストロゲン分泌に繋がっているのです。
成長ホルモンとエストロゲンの両者が協力して、深い睡眠中に美肌の最終仕上げに取りかかるのです。
成長ホルモンの分泌ピークが深夜0時30分頃から2 時30分頃だということ。しかも、副交感神経の活動が最も高くなるのも0時頃ですから、11時から3時頃には、ノンレム睡眠に入っていることがポイントになります。
美肌は、成長ホルモンとエストロゲンの分泌、究極の全身のリラックス状態が加わりひとつになった成果です。
美肌にはなにより、賀の高い睡眠が必要なのです。高い化粧水や石鹸は必要ではありません。
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