ビジネスパーソンの睡眠障害

不眠症 睡眠負債

眠い

全体的にビジネスパーソンの場合、睡眠の悩みは改善より、むしろ悪化しているようです。

仕事やプライベートの時間をやりくりするために、真っ先に削ってしまうのが「睡眠」の傾向が強いからです。

でも、寝不足でビジネスチャンスを迎えていては台無しです。

睡眠マイスターとしては、ビジネスパーソンの準備や努力が報われるように、睡眠で悩まない環境をサポートしたいものです。

まず、どんな悩みがあるのか、考えてみましょう。

ビジネスパーソンの現状

不眠症のビジネスパーソン

日本のような24時間社会では、ビジネスパーソンの就労時間は深夜にまで及び、交代制勤務が増加するなど、睡眠環境は悪化の一途を辿っています。

さらに、さまざまな分野で進む国際化も時間の垣根を破壊して24時間社会の後押しをしています。

生活リズムの複雑化は睡眠リズムを乱す一因ともなっていて、ストレスホルモン、コルチゾールは垂れ流しに近い状態です。

ビジネスパーソンが陥りやすい不眠の落とし穴に落ちないように、症例を参考にして、具体的な回避策をご提案します。

不眠、睡眠不足という症状は極めてアナログなテーマですが、それが最先進事業にどのように影響するか、言葉は悪いですが、アナログの破壊力をご紹介します。

睡眠不足が引き起こした事故例

チャレンジャー号の悲劇

1986 年1 月28日、米スペースシャトル「チャレンジャー号」の爆発事故がありました。発射の73秒後、大爆発を起こしました。
最先端の訓練をつんだ7人の宇宙飛行士全員が犠牲になりました。

事故の原因は、調査の結果、外部燃料タンクと固体燃料ロケットの接合部に使用される「Oリング」の欠陥であったと判明しました。

さらに、その後の調査で、「Oリング」の製造元およびNASA 職員の、打ち上げ前の睡眠時間は平均6時間で、打ち上げ責任者の睡眠時間は数時間と、極度の睡眠不足状態にあったことが判明しました。

結局、チャレンジャー号の爆発事故は、「Oリングの破損」以前に、不眠不休の作業で注意力散漫となっていたスタッフが整備不良を見逃したことが、根本的な原因でした。

同じ年に起きた旧ソ連チェルノブイリ原発事故も、管理者の勤務交代直後に発生しており、睡眠不足による操作ミスが指摘されています。

不眠症の事故

不眠症

不眠による日中の眠気は、集中力、記憶力、思考力などを低下させます。

睡眠不足、不眠によって注意力や作業能力が落ちると、仕事や学業の成績不振はもとより、自動車などの運転中や作業中の事故が発生しやすくなります。

実際、不眠症の人の交通事故発生率は、不眠症でない人の約2倍にも膨らんでいることが判明しています。

ビジネスパーソンに多い睡眠障害

ビジネスパーソンに多い睡眠障害

ビジネスパーソン特有の睡眠障害としては、時差ぼけ、交代制勤務などの生理学的要因、アルコール、カフェインなどの薬理学的要因によるものが多くみられます。

また中高年男性では、睡眠時無呼吸症候群も要注意です。

その他にも下記のような障害が多く報告されています。

  • 概日リズム睡眠障害
  • 睡眠相後遺症候群
  • 時差症候群
  • 交代勤務睡眠障害
  • 精神生理性不眠症

 

まとめ

睡眠障害は、検査も必要なので、医師に相談をすべき類のものです。

スリープアスリート(睡眠マイスター)としては、曖昧なカウンセリングを避けまず検査を薦めます、
どのような症状があるのか、障害ごとに知識を身につけるようにします。

この記事を書いた人

人生とビジネスこよなく愛するオヤジ。恋愛研究家にしてベッド周りと人生の探求家。
人はなぜ同じタイプの人を愛するのか、人はなぜ同じことを繰り返し、同じ失敗を繰り返すのか、その謎と原因を知り尽くした「専門家」、膨大な体験と研究でズバリ安心と幸せをお届けします。特に「まだまだ初心者さん」にやさしい提案を心掛けています。

一般社団法人いきいきゴエス協会理事にして「ビジネスコンサルタント」「整理収納アドバイザー」「ライフスキルコーチ」「ライフデザイナー」「ファイナンシャルプランナー」「スリープアスリート(睡眠マイスター)兼「当ブログ管理人」兼「ベッド専門通販ショップ店長」の愛ピ(ミノルさん)です。

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