交代勤務睡眠障害は太る。睡眠負債は三大疾病の原因になる。

睡眠不足

交代勤務睡眠障害は太る原因になります、交代勤務が長く続いていると睡眠負債になり、太るだけでなく三大疾病の原因になります。
三大疾病とは、「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞)」「脳卒中」。
これら3つの病気を総称して「三大疾病」と呼ばれています。

三大疾病は、通常の病気と比べて死亡率が高かったり治療費が高くつきます。
なので保険でも三大疾病の経済的な備えに特化した「三大疾病保険」が登場しています。

しかしいちばんの保険は眠ることです。

睡眠不足から生活リズムが狂うと太る理由とメカニズム(睡眠障害〜三大疾病)をご説明します。

増え続ける「交代勤務睡眠障害」

睡眠不足が体に与えるリスクのひとつに「肥満」があります。
最近なんだか「微妙にメタボ傾向」で悩んでいませんか?

以前は正社員だと、朝の8~9時に出勤して18時ぐらいに退社が一般的でした。
現在は交代勤務(シフト制勤務)を敷いている仕事も増え、必然で交代勤務も増えました
交代勤務だと土日に休みを取りにくいだけでなく、次のシフトが決まるまで予定も立てづらい、睡眠すら自由にならずにいつも寝不足気味の人が増えました。

正社員雇用で交代勤務を敷いている職種は、昔からの警察官・消防士等公務員から医師・看護師、販売業や飲食業、旅客業、旅館・ホテル業、医療関係、保育関係と範囲は広いですね。

交代勤務(シフト勤務)をしていると、慢性的な睡眠不足から「肥満」「睡眠負債」さらに「三大疾病」を抱え込むことは珍しくありません。

交代勤務のジャンクフード&ジャンクスリープ

人が休んでいるときに働き、人が働いているときに休む。
交代勤務(シフト勤務)にはメリットもデメリットもあります。

交代勤務(シフト勤務)している内に気がつけば、お腹周りが太くなってきて、他人が見ると「おめでた?」なんて言われてしまうこともあります。これはデメリットですね。

睡眠不足が続くと「疲弊して痩せる」と考える人もいますが、いまの日本では難しいですよね。
ついついジャンクフード&ジャンクスリープに手を出してしまいます。

起きている時間が多いと、「手持ちぶたさ」「口さみしさ」から刺激的な味を好み、食べることで眠気をごまかしてしまいます。

ほぼ毎日なので、知らず知らず太ってしまいます。

毎日、同じ時刻に同じことをするリズム。

規則正しい生活が睡眠負債のリスクから身を守り、リズミカルな暮らしを作る健康管理の秘訣です。

睡眠負債から守るといっても、「規則正しい生活」という言葉、なんとなく重くないですか?
努力、やる気、根性というニュアンスにアレルギーがあるのは、真面目さに対する苛立ちかもしれません。

しかし、誰の身体も真面目も働いています。病気は因果応報。原因があるから病気になります。

心臓の動き、脈拍の速さ、みんな生体リズムがあります。
生体リズムが安定しないと心身は不調になります。

ところが交代勤務(シフト制勤務)はリズムを安定させません。

対策は安定したリズムを生み出すシフトの組み方にあります。

睡眠負債は病気の倉庫。自覚のないのが怖い。

 

人間の身体は、元来、自分でコントロールできるはずのものですが、複雑な時代はコントロールを難しくしています。

毎日を夜勤にすることで遅くまで起きているとなると昼夜逆転するのでホルモン分泌に異常が起こります。

ホルモン分泌の異常は発見が困難です。

睡眠負債とは、具体的にどのような症状を指すのでしょうか?

「睡眠負債は睡眠不足の一種で、睡眠負債には睡眠が足りていないという『自覚』がありません。

徹夜などによる極端な睡眠不足は自覚がありますが、睡眠が足りていない状態が積み重なった『睡眠負債』は、自覚が乏しいのが厄介です。
自分では元気だと思っていても、実は睡眠時間が足りていない。

「体のどこかに不具合の自覚があれば、睡眠時間を増やす行動をとることができます。
でも自覚がないと行動を変えようとは思いませんよね。それが睡眠負債の怖いところです。

三大疾病を見逃してしまいます。

満腹と空腹の仕組み

出典 https://blogs.yahoo.co.jp/littlemac0042/29325285.html

健全な満腹ネットワークは睡眠から

満腹と空腹は、それを感じる脳内に仕組みがあります。

仕組みを動かしているのは、血液中のブドウ糖と遊離脂肪酸の濃度です。

食事で体内にエネルギーが補給されると血糖値が上昇し、血液中のブドウ糖の濃度が上がります。

この情報はただちに満腹中枢に伝えられます。

この情報を受けた満腹中枢は「エネルギーの摂取は十分だぞ!」という情報を体内ネットワークに伝えて、大脳に伝達します。

その結果、私たちは満腹感を覚えることができます。

大脳に伝わらない情報

アルツハイマー型認知症の方は、情報が行き渡らないので、満腹感を覚えず食べ過ぎてしまいます。
記憶力の問題ではなく体内ネットワークの故障ですね。

人は睡眠不足、ストレスによる不眠症などがあると、自律神経のバランスを崩し、寂しさ回避で「やけ食い」でバランスをとろうとします。

原因は「エネルギーの摂取は十分だぞ!」という声が体内ネットワークに行き渡らず大脳に届かないことです。

満腹中枢

満腹中枢が満腹と感じる前に食べ物を次から次へと胃の中に放り込む食べ方は、満腹感を無視しているので、カロリー過多になり太りやすいのです。

早食いの方が太りやすいのもこのためです。

一方、仕事や家事などの活動で体内のエネルギーが消費されると血糖値が低下します。

血糖値が低下すると、身体に蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを作り出そうとします。

この脂肪を分解するときにできるのが遊離脂肪酸です。

遊離脂肪酸

遊離脂肪酸が血液中に増えてくると、この情報が脳の外側視床下部にある摂食中枢に送られ空腹感となり、私たちにエネルギーの補給を促すのです。

睡眠不足で満腹中枢、摂食中枢が鈍感になる

睡眠不足になると、脳が疲れているので、食のネットワークが乱れ満腹中枢、摂食中枢が鈍感になります。

その結果、食べ過ぎになり、「寝ないと太る」状態になります。

生活リズムが悪いと美しさは保てない

どんなに忙しくても最低6〜7時間以上は眠る習慣をつけましょう。
しっかり眠ると食欲は落ち着きます。
夜は余計なことを考える前に寝ましょう。

友達と遊びたい、飲みに行きたい。
いろんな、やりたいこと、やらなければならないことがたくさんあると思います。
しかし健康的にスリムでキレイになりたいなら、「睡眠」優先がスマートな選択です。

美人の生活リズムとベッド習慣

老人でもあるまいし、こんな時間から寝ていられないと・・・言う方は少なくありません。
そう思わずにいられない魅力的なことはたくさんあります。

でも25歳を過ぎて「健康的な心身」を維持することなしに、美しさを保つことはできません。

もし、一度に7時間の睡眠時間が取れない人は、お昼休みに仮眠をとるなど小分けでもいいのでしっかり眠りましょう。

毎日の睡眠時間が全体的に少ない人は、時間を作ってという発想はNG。
無駄な時間をどれだけ削るかに意識を向けて生活習慣を見直してみてください。
人が幸せに健康的に暮らすにはシンプルライフで十分なのです。

居心地の良いホテルで、眠るようなシンプルで、素敵なベッド習慣を身につけましょう。

まとめ

 

健全な満腹ネットワークは、健全なベッド習慣から生み出されます。

ストレスがあると、ジャンクフードとジャンクスリープに走り、ベッド習慣を壊してしまいます。ストレスがあるときほど、ベッド習慣を大事にしたいのに、シフトワーカーほど気を抜くのが苦手です。

そういう育てられ方をしているのです。「休むな、もっと働け」という禁止令が働いているのです。
無邪気な子どもの心が強い人より、親の顔を見ながら育っている従順な子どもの心を持った人が多いのです。

交代勤務(シフト勤務)で、たくさんの部下を抱えた女性管理職、部下の健康をきちんとマネジメントできる女性が、できる上司になります。
交代勤務で働く女性の9つの不眠症といますぐできる対策があります。

できる女とは、タフな豪腕レディではなく、自律神経のバランスを崩さず日常を淡々と送れる人だと思います。

無邪気な子どもの心が強い人です。

大事なのは信頼。ラポールを築ける人です。それは毎日の快眠から生まれる力です。

 

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