美人と睡眠。美人をつくる快眠リズムの弾ませ方｜ベッド習慣

寝るというのは生産的な行為です。
単なる休息ではありません。
運動も、食事も、光を浴びるのも。
寝る３時間前までが原則です。

美人と睡眠。
女性は月のリズムで生命を弾ませています。

美人に欠かせない快眠リズムの整え方について。

運動は３時間前までがリズムを守ります
食事は３時間前までに終えないと腸のリズムが狂います
就寝前の入浴は体温が下がる時間を計算して
- 汗の誤解
まとめ

運動は３時間前までがリズムを守ります

美人と睡眠には深い関係があります。

適度な運動は健康には欠かせないのは言うまでもありません。
でも睡眠しょうとしているとき、運動は体温が下がり始める前、３時間前までがベストです。

早朝はまだ体温が上がり始めた頃なのでハードな運動には向きません。
ストイックな運動は体温を上げますが、早朝には禁物です。

体温は寝る３時間ぐらい前にピークに達します。
体が体温を下げはじめているときに、眠る直前に体温を上げてしまうと体温のリズムが狂います。ストレッチ程度に留めてください。

深い呼吸も体内の熱を逃がして、体温を下げるのに効果的です。

安静時にも熱を生みだしていますが、その半分以上は肝臓や心臓など臓器の活動によって作られているものです。

寒い場所でじっとしていると体温が下がり、震えてきます。
これは体が自律神経の働きで自然に筋肉を動かして体温を上げようとしているからです。
このような無意識の体温調節を「自律性体温調節反応」といいます。

小さい子どもが眠くなると、子どもの手や足はポカポカ暖かくなりますね。
また、睡眠時、寝汗をかいて夜中に目が覚めることもあるかと思います。
これは体温を下げるために、体内の熱を外に放出しようとしているからです。

そのため、眠る前には人の体温は一時的に上がり、軽い発熱が起きた状態になります。
眠くなった子供の手足が暖かくなるのはそのためです。
「自律性体温調節反応」でリズムが作られています。
これを阻害しないことが、睡眠負債を作らないコツなのです。

睡眠中は、体内の代謝は活発になります。
栄養や酸素を体中に行き渡らせる必要があるため、血管も広がります。
血管を広げ、余分な熱を体外に放出しながら、代謝を行います。
活発に代謝をおこなうことで、脳や体の温度を下げ、クールダウンしていきます。
このように睡眠中は人が無意識に運動をする時間です。
その邪魔をしないように意識して援助してあげるようにしてください。

食事は３時間前までに終えないと腸のリズムが狂います

規則正しい食事も体のリズムを整えるのに欠かせません。
でも、どんなにヘルシーな食事も、睡眠の３時間前までがベストです。

美人と睡眠には規則があります。
睡眠の３時間前が理由なのは、腸にバトンタッチされるまでに３時間半を有するからです。
そして腸の活動は寝ている間に行われます。

もしこのリズムを守らないと、不眠を招くばかりか便秘にも悩まされてしまいます、

さらにホルモンが調整をできなくなり、より食べたくなり、食べずにいられない依存症体質になってしまいます。

美人と睡眠の関係性に注意して、
どうしても気になる場合は、ごく簡単で軽いものを口にしましょう。

ミラクルフード「大豆」の効果

食の話のついでに、ミラクルフード「大豆」について触れておきます。

厚生労働省の発表によると、2017年の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性は87.26歳で過去最高を更新（2018年7月20日に公表）。

国際比較で見ると、日本女性の世界ランキングは香港（87.66歳）に続いて第2位。
男性は香港（81.70歳）、スイス（81.5歳）に続いて第3位です。

この快挙は、日本人の食生活を含む生活基盤と、日本人が受け継いできたDNAの成果です。
特に食生活の中心にあるミラクルフード「大豆」は食文化と言っても過言ではないでしょう。

世界一の大豆生産国である米国では、年間約7,300万トンも生産しているのに、1人当たりの年間摂取量はわずか40g。これは日本人1人の1日分にも届きません。
これに歩調を合わすかのように、日本でも若者の大豆離れが進んでいて危惧されます。

1990年に「大豆」にがん予防の効果があると発表されたことで、大豆が注目されました。
以来、研究が進んでいます。

なかでも大豆に含まれている大豆イソフラボンは、植物エストロゲンとも呼ばれています。
女性ホルモン（エストロゲン）とよく似た働きをしているからです。
女性の美容と健康に役立つ成分として大変注目されています。
積極的に摂取するのが良さそうです。

また大豆は体内で生成できないトリプトファンを生成する役目もあり、睡眠に深く関わっています。⇨快眠生活の基本★セロトニン・メラトニンとトリプトファン３つの役割

就寝前の入浴は体温が下がる時間を計算して

美人と睡眠の関係に入浴は深く関わっています。
入浴に関する誤解も多くあるので気をつけましょう。

一般的に睡眠前に入浴する習慣が浸透しています。
そのせいで、体温が上がると眠れると誤解されている方がいます。
体温が上がったからではなく、上がった体温が下がりだした時に眠くなります。

なので入眠する時間から逆算して入浴するようにしましょう。
シャワーでも十分、効果があります。

就寝時間直前に入浴をする場合は、体温の変化に気をつけましょう。
入浴によって体を温めすぎると、体温が下がるまで時間がかかり、寝つけなくなります。
こういった場合は入浴時のお湯の温度はぬるめにします。

また、もともと冷え性の人は入浴で体を温めた後、ぬるめのお湯で足浴等が効果的。
意識的に体温を下げて、温度差を付けると、格段に寝つきの改善ができるようになります。

汗の誤解

入浴に関する最大の勘違いは、体温に関して多くあるようです。

熱いお湯に入ると、交感神経を刺激して、強いストレスになります。
人の身体は自然にストレスに対して防衛が働くので、体温を一定に保とうとします。
なので体表面から放熱するので、逆に体内温度は低下します。

代謝を上げるため、たくさん汗をかくのを目的に入浴していませんか。
サウナで汗を流そうと頑張る人がいます。
しかし、水分がふき出ても毛穴から汚れが出ることはありません。
汗を出すことを熱心にしていると、汗かきになったり，汗疹ができやすくなったりします
逆に血液が固まるだけなので、無理な入浴は避けましょう。

また洗う場合、石けんでよく洗うのは、脂成分（皮脂）の多いところだけで大丈夫。
皮脂が最も多いのは頭、顔、背中、胸です。
頭は洗いすぎると髪に悪影響があります。
汗は水だけでも洗い流せますので、サッと洗うだけでOKです。
皮脂は肌にうるおいをもたせてガードするものです。
皮脂の量は人によって違います。少ない人が毎日ゴシゴシ洗い落とすと乾燥します。

睡眠を考慮した運動、食事、入浴の簡単なルールを守ることで
美人はつくられます。