禅寺に行くと「魚板」というものがあります。京都黄檗山(おうばくさん)萬福寺に代表されるように、通常は鯉や龍などをモチーフとしている例が多く見られ、食事を知らせる場合に使われています。禅寺にはこれ以外に板(はんぎ)といい来訪者が打ち鳴らすものがあります。その他にも板木は使う場所や形で僧侶の日常的な諸作法の合図にも使います。我が家にも「いま、ここ」を生きるために是非ご用意ください。アセスメントのない暮らしは「生死事大」から離れる一方です。
生死事大とは、どういうことでしょうか?
生死事大にして(しょうじ じだいにして)無常迅速なれば(むじょうじんそくなれば)おのおの 各宜醒覚(かくぎせいかく)宜しく醒覚して(おのおの よろしくせいかくして)慎勿放逸(しんもつほういつ)慎んで放逸なること勿れ(つつしんで ほういつなることなかれ)
六道輪廻とは、死後の世界として「六道」・・・6つの世界を示しています。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の世界です。
私は合理的なブッダが自らが体験もしていない「輪廻転生」を語ったとは思いません。
なにより、人間にとって、生と死は一大事であり、いま生きていることがもっとも大事であるということを伝えたに過ぎないと考えます。
自分を使い切る生き方
ライフステージの終わりに
ヒトは誕生してやがて人生のラストにライフステージの終盤を迎える。意識がはっきりしているヒトは肉体が滅びそうになっていても、前向きに人生を捉えて自分を使い切ろうと活動的に生きます。現代日本では共に歩み付き添うのは、福祉マン・福祉ウーマンです。ケアプランをうまく設計してアセスメントを積み重ねていくには、特別なスキルが必要です。
特別な才能があるわけでなく評価もされていない彼らは私同様に社会の底辺に生きていることは否めない。自分で価値を創造しなければヒトを喜ばすことも楽しく過ごすことも、プロとして這い上がることもできない。つまり自分を放置するなということだ。
【底辺】の定義
普段とリズムが変わったときなど、思いがけないタイミングで落ちてしまう場所。底を味わったほうが、「し合わせ」を感じやすくなり、誰にでも優しくなれる。底を感じずに平坦な暮らしをしていると、つまらなくなってしまったり、不平不満を言いたくなってしまう。普通に暮らせている現状を「し合わせ」だと思い、満足することが大切。
三角形で頂角に対する辺。特に二等辺三角形では等辺でない辺を底辺という。台形では平行な二辺を底辺といい,上にあるものを上底,下にあるものを下底と呼ぶ。 社会の下層階級のたとえ。また,一つの分野で,頂点に立つ人を支える大勢の人々のこと。
随煩悩(根本煩悩に付随して起こる悪い心)に挑む道徳
六大煩悩ー四根本煩悩ー根本煩悩ー随煩悩
『随煩悩』とは、『根本煩悩』に付随して起こる悪い心のことです。這い上がる努力を阻害するのも煩悩です。煩悩は「いま、ここ」を生きていないことから生じる負の産物です。
根本煩悩(こんぽんぼんのう)とは、一般の煩悩のもととなる煩悩を根本煩悩といいます。さらに貪・瞋・痴・慢・疑・悪見を『六大煩悩』といい、特に唯識説では,そこに四根本煩悩といい4種あります。すなわち,無知である我痴 (がち) ,存在には主体としての我があると誤認する我見 (がけん) ,我があるとしておごり高ぶる我慢 (がまん) ,我にとらわれて執着する我愛 (があい)が、これらの煩悩は終わりのない苦しみとなって 人生を破壊します。煩悩に対抗するのが『道徳』です。道徳は小学校学習指導要領として古い教科書ぐらいに誤解されがちですが、『社会人基礎力』を超えた生死事大の根本です。
①忿(ふん)ー激発する怒りの心
②恨(こん)ー恨む心、悪意をもって恨み続ける心
③悩(のう)ー心がねじまがり、ひねくれる心
④覆(ふく)ー名誉や利得のために罪を隠す心
⑤誑(おう)ー名誉や利得のために人をあざむく心
⑥諂(てん)ーこびへつらう心
⑦憍(きょう)ー人よりも優れていると思い、おごりたかぶる心
⑧害(がい)ー人を傷つけ悩ませる心
⑨嫉(しつ)ー人の「し合わせ」を憎み、怨んでねたむ心
⑩慳(けん)ー他人に分け与えることを惜しむ心
⑪無慚(むざん)ー自己と真実の教えに恥じず、善を拒否する心
⑫無愧(むき)ー不正を見ても恥じず、悪行を好む心
⑬不信(ふしん)ー因果、三宝など心を清める法を信じない心
⑭懈怠(けだい)ー善を行い悪を止めることを怠り怠ける心
⑮放逸(ほういつ)ー染を防ぎ浄を修することを怠り怠ける心
⑯惛沈(こんじん)ーくらく沈み込む心
⑰掉挙(じょうこ)ーたかぶる心
⑱失念(しつねん)ー忘れる心
⑲散乱(さんらん)ー乱れる心
⑳不正知(ふしょうち)ー間違って知り、善を否定し悪を肯定する心
道徳は楽しい
さて、道徳は楽しいか?
非常識であったり、まだ知られていないことは楽しい。
道徳は、それと同じように、それ以上に楽しいか?
周活・週活・終活のルーティンで極める
ここぞ!という時には潔く覚悟を決めて腹をくくる、まさにケアプランにアセスメントを求めるすがたは、侍である。
まとめ
ゲンキポリタン大学
「ゲンキポリタン大学」では、「社会人基礎力」をコアに<人生100年時代の曼荼羅>を描くように、ライフシフトをバックアップするさまざまな講座を、さまざまな方を対象に、さまざまな形態で開催しています。ご都合に合わせた形態をお選びください。
「社会人基礎力」(全6回)
- 人生100年時代社会人基礎力3つの能力
- 社会人基礎力①12のの能力要素
- 社会人基礎力②前に出る力を育てる主体性と8つの基準
- 社会人基礎力③考え抜く力を育てる思考法
- 社会人基礎力④チームで働く力
- 社会人基礎力に追加された3つの視点
GTD®勉強会
コラム 自我と交流分析
関連サイト
ゲンキポリタン大学は(社)いきいきゴエス協会の運営です。
コメント