ブッダに学ぶシステム思考「重閣講堂」

ハッピーブッダ システム思考
この記事は約4分で読めます。

重閣講堂は、ブッダが最後の説法である「三十七菩堤分法」を説かれた場所として有名ですが、従来からブッダは繰り返し重閣講堂を使用されています。

講堂とは、一般的に講演や講義などを行ったりする建物または広間のことですが、修行僧を集めて繰り返しお話されたようですから、正確には「伽藍」と言った方が正しいのかも知れません。

伽藍は、「仏道の修行者が集って修行する清浄で閑静な場所」という意味です。

現在は寺院にあるお堂や塔、門などの建築物の集まりを伽藍と呼んでいます。

重閣講堂

重閣講堂

重閣講堂が含まれる天竺五精舎(てんじくごしょうじゃ)または天竺五山(てんじくごさん、ござん)とは、古代インドにあった初期仏教の5つの精舎(伽藍・寺院)をさします。古代インドとはインド地方のことで、位置が現在のインドと違っています。

五精舎あるいは五山の名称は、翻訳なので、書物によって違いがあります。

  1. 竹林精舎(ちくりんしょうじゃ)
  2. 祇園精舎ぎおんしょうじゃ)
  3. 大林精舎(重閣講堂、彌猴池精舎とも呼ばれます。)
  4. 誓多林精舎(せいたりん)
  5. 那蘭陀寺(ナーランダ)

仏様と仏壇

日本最古の仏壇

ご仏壇に手を合わせて拝むとき、「仏様」が浮かぶます。
この仏様とは、誰のことでしょう?

仏様とはブッダのことです。
ブッダ(buddha)の語源は「知る」という意味で、「目覚めること」「目覚めた人」のことです。

日本では死んだら仏様になると言われてきたので、仏壇に祀られているのがご先祖さまだと思っている方とお釈迦様だと思っている方がいます。
日本的にはどちらも同じですね。

日本最古の仏壇は、法隆寺にある国宝玉虫厨子が日本最古の仏壇と言われています。

686年に「諸国の家ごとに仏舎を作り、仏像や経巻を置き、礼拝供養せよ」という天武天皇の勅が出され、これが日本の仏壇の始まりで、仏教より仏壇が早く浸透したのは意外ですよね。

釈尊の弟子たち

仏教説話大系〈2〉釈尊の弟子たち (1982年)

重閣講堂で説かれた真理のひとつ。

「弟子たちよ、わたしは、過去にさとりを得た聖者たちがたどった古道、古径を発見した。過去の聖者たち、つまり諸仏がたどった古道、古径とはなんであろうか。それは、かの八正道である。わたしは、この道に随っていくうちに老死の苦を知り、老死の苦が生じる原因を知り、老死の苦の滅を知り、ブッダとなったのだ。これを善男子や善女人たちに教えたので、この八つの実践法はしだいに広まり、多くの人に知られ、つぎつぎと説きつがれるようになったのである」(相応部経典

仏教とは 釈尊(お釈迦様)が35歳のときに仏(仏陀)という大宇宙最高の悟りを開かれてから、80歳でおなくなりになるまでの45年間に蓄えられた知恵(教え)です。

弟子とは、師が進んできた道を追体験することで、得る立場にある人を指します。

「自灯明・法灯明」

ワンコインで投資の勉強

「自灯明・法灯明」として有名な個所。

「アーナンダよ、今でも、またわたしの死後にでも、誰でも自らを島とし、自らをたよりとし、他人をたよりとせず、法を島とし、法をよりどころとして、他のものをよりどころとしないでいる人々がいるならば、かれらはわが修行者として最高の境地にあるであろう」

大切なのは「正しく教えを実践する自分自身」をたよりにしていくのが道になること。

教えである真理を実践することに裏打ちされた自分自身をたよりにすることが最高の道です。

私たちが現代を生きる上で重要なシステム思考は、ブッダの教えを智慧に反映させて、正しく実践することで最高の道になります。

つまり、弟子のアーナンダに説かれたように、現代に生きる私たちもまた、自灯明・法灯明を実践することで、”釈尊の弟子として”最高の境地に到達できるのです。

関連用語

まとめ

尊(お釈迦様)が35歳のときに仏(仏陀)という大宇宙最高の悟りを開かれてから、80歳でおなくなりになるまでの45年間に蓄えられた知恵(教え)です。

弟子とは、師が進んできた道を追体験することで、得る立場にある人を指します。現代を生きる私たも、お釈迦様の道を追体験することで、重閣講堂で学んだ修行僧と同じように、私たちも「釈尊の弟子」として最高の境地に到達できるのです。

ブッダに学ぶシステム思考「随処主となれば」
随処主となれば・・・自分が自分の思考、感情、感覚に使われず、自分が思考、感情、感覚を支配し、使いこなし、主体的、積極的に行動する・・・・一時的な主人公ではなく、永続的な主人公になることをめざします。
ブッダに学ぶシステム思考「十二縁起」
『無明(むみょう)』を、なくさない限り、親や先祖の『無明』が、子や孫へと受けつがれ、十二縁起によって、いつまでも、束縛やとらわれから、離れることも逃れられず、負の循環を継続して死に至ります。私たちはファイナンシャルプランニングを目標に、子や孫へ受けつがれるエンドレスにワンダフルな仕組みをご提案フォローします。
ブッダに学ぶシステム思考「三十七菩堤分法」
三十七菩提分法(三十七道品ともいいます)は、原始仏教(小乗仏教)で説かれた修行体系です。「三十七菩堤分法」の目的は「自灯明、法灯明」を具現化するための七科総計37種類からなる研修トレーニングです。
ブッダに学ぶシステム思考「八正道」
100年時代のエクスプローラー期(=自分発見期間)に自分がやりたいことを見つけると、時間が有効に使えて自分の人間力、スキル獲得に集中・継続できます。 「八正道」は「三十七菩堤分法」のひとつです。 「三十七菩堤分法」とは、お釈迦さまが入滅され...
ブッダに学ぶシステム思考「重閣講堂」
釈尊(お釈迦様)が35歳のときに仏(仏陀)という大宇宙最高の悟りを開かれてから、80歳でおなくなりになるまでの45年間に蓄えられた知恵(教え)です。弟子とは、師が進んできた道を追体験することで、得る立場にある人を指します。現代を生きる私たちも「釈尊の弟子」として最高の境地に到達できるのです。
ブッダに学ぶシステム思考「四念処(四念住)」
ブッダはシステム思考に徹しています。理由は「因=園=果」がシステムそのものなので、対抗するにはシステムが効果的なのです。仏教とは、想像以上にポジティブな教えではないかと思います。
ブッダに学ぶシステム思考「自灯明、法灯明」
「自灯明、法灯明」はお釈迦様の遺言とも言うべき重要な言葉です。 この言葉の意味を理解すれば「仏教」が宗教ではなく、哲学さらに心理学であると思うでしょう。 自灯明、法灯明 ただ誰かから聞いたからといって、それを信じるな。 何代も受け継がれたか...
「三十七菩堤分法」でマインドフルネスを実践
「三十七菩堤分法」とは、①四念処(四念住)②四正断③四神足④五根⑤五力⑥七覚支⑦八正道以上、七科総計37種類の修行方法です。三十七菩堤分法」の中にマインドフルネス瞑想はここから生じています。キスの味がいままで以上に感じられるようになるのがマインドフルネスです。人生がこんなにも楽しかったのかと体感できるのがマインドフルネスです。ようこそマインドフルネスの世界へ

LINEお友だち登録で『1:1トーク』個別無料相談

人生100年時代のマインドフルネス実践講座

マインドフルネス実践講座

コメント

タイトルとURLをコピーしました