作法を教えることは大切なことだと思います。
しかし、同時に自分の感情を信じて良いことと、信じた感情をどう扱うのかも大切なことです。
作法を教えるには、愛する作法から
3歳の女の子の下に赤ちゃんが誕生しました。おばあちゃんをはじめ、家族全員が赤ちゃんに注目です。
3歳の女の子はイライラがつのり、かんしゃくをおこしていました。その行動はおばあちゃんもイライラ、「おねえちゃんになったのだから良い子にするのよ」とみんなが入れ替わり立ち代わり。。。
家族が好ましいと判断すれば「良い子」良くないと判断すれば「悪い子」ばかりでなく「お姉ちゃん失格」
ずっと機嫌が悪いお姉ちゃんの気持ちになって考えたら、急に可哀想になったので、それ以来、彼女の見方になると決め込みました。
娘の幸福に比べらた一時的なかんしゃくなど問題ではないと思うのは当然のこと。
しつけを考える
しつけ(躾・仕付けまたは仕付)とは、人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること。
概念的には伝統的な子供への誉め方や罰し方も含むそうです。
裁縫(特に和裁)では、ちゃんとまっすぐに縫えるように、「あらかじめ目安になるような縫い取り」をしておくこと、それに沿って縫っていくことを仕付けと言うそうです。
裁縫をしないのでわかりませんが、なにごとにも意味があるという点の首を垂れずにいられません。
子どもの頃を思い出してください。
子どもの頃を思い出してください。
自分の感情が無視され、からかわれ、軽んじられたことがどれだけあったか?
そうしたとき、取るに足らないものだったでしょうか?
決してそんなことはなかったはずです。
何度も繰り返されると、子どもとしての自分はもちろん、人としての自信を失うこともあります。
作法の意味
教えるときに、忘れていけないのは「意味」です。
やり方は教えても意味を教えないと「あり方」は心に入っていきません。
心に入っていかないと、心が育っていかなくなります。
ドイツ人からは日本人に似た感性を感じますが、しつけのことを、die Zuchtといい、日本語のしつけと同じであることが影響しているのかも知れません。
幼児は、親から躾されているわけではありません。
周囲の人の行動、雰囲気を敏感に読み取り、学んでいきます。
ジョイントマットで、子どもの痛みを吸収する
マンション暮らしで階下に別の世帯はお住まいの場合、ついバタバタする足音は気がかりですね。
なので硬いフローリングそのままではなく、やさしいジョイントマットで吸収するように。をおすすめしています。
誰より子どものためにです。
なにか言われたわけではありません。
マットを敷く理由を教えて、自分と気配りする大切さを同時に教えてあげたかったからです。
下の子に注目が集まり、ふてくされたように、自分が愛されていることと、他者を愛することは均等だと伝えたように・・・
ちょっとしたことからも自分が大事にされていると感じてもらえることが大切なのです。
人は、親子であっても別人格です。
子がどのように、学ぶか、だれもコントロールできません。素敵な学びを用意してあげられるのは周囲の人々です。
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