夢をもって「ひとり会社」で起業した。
ホームオフィスの孤独に心も萎み、月日だけが過ぎていく。
軌道に乗せたいけど、クライアントの獲得も思うようにいかない。
心配して何も言わず支えてくれる妻に申し訳ないともうものの、未来が見えない。
そんな悩みにため息ついている方も多いのではないでしょうか?
心と身体と部屋を整えて、100年時代のひとり会社を応援するブログ。
まずはティッピングポイントまで、一切皆苦を楽しみながら、マインドフルネスに主体性を失わずいまここを深く生きましょう。
なぜ3年でギブアップするのか?
ちょっと辛い話ですが、起業して3年以内にクローズする会社が圧倒的に多い事実をどう考えますか?
どんなビジネスも一切皆苦です。
たとえば10を100にする事は簡単ではありません。
しかし、0を1にする方にする方が10を100にするより難しいのです。
それがどんなビジネスにも共通する障壁、一切皆苦です。
一切皆苦ですが。諸行無常です。
変わり続けるのが、諸行無常です。だから「し合わせ」だと思う時も来る、来たらまた苦がきますが、また楽も来る。
0を1にする方にするには、大変だけど、100を1000にすることは簡単なのです。
一切皆苦も、諸行無常も、デコボコ道を行くが如くなのです。
だから執着せずに、100を1000にすることを夢見ればいいのです。
自分の感覚でしか認識できない
デコボコ道を進む時、人によってデコボコの感じ方が違います。
六識は感覚器官なので、顕在化できますが、末那識と阿頼耶識は潜在意識です。
感覚器官は心に通じていることが認識できますが。潜在意識は認識できません。
認識できなくても、心身は認識します。
私たちは八識を使って認識しています。
八識を使った認識が自分の感覚なのです。
自分の感覚を「考えた」「感じた」と表現しています。
つまり、人は自分の感覚でしか認識できないのです。
「自分」「心」と表現しているものは、自分の感覚で認識したもののことです。
自分の感覚で認識したものが、絶対的自分の正体です。
だからこの程度のことはデコボコでないと思う人がいる一方で、
絶対的自分は、これはデコボコだと認識します。
表面的にどう繕っても、自分の感覚で認識したものが、絶対的自分です。
仏教で、悟りましょう。気づきましょう、目覚めましょう。と言ったって、実際には「あるか、ないか」の違いで、努力でどうにかなるものではないのです。
60歳は老人だと認識する人に、60歳は鼻垂れ小僧だといっても、認識が違うので、会話になりません。
人間力の違いがあることを違いがあるかもしれないと思えることが人間力なのです。
つまり自分の八識に執着しないことが「無我」であって、無我だから主体性を引き寄せることが可能になります。
自分の八識には限界があります。限界を取り払ったものが禅語の「円相」です。
足りないことも、余ることもなく、すべて満たされて完結している状態こそ、人間がめざす最高の場所ではないでしょうか?
0を1にするとは、白紙に円を描くようなものだと思います。
100を1000にすることは、さらに簡単
0を1にするより、10を100にする方が簡単で、100を1000にすることはもっと簡単なのです。
この嘘のような話を知らずにいると苦しみが永遠に続くように感じて、迷路に入り込みます。
くじけて意欲を失うと最悪の状態に一直線です。
でもどうして?
まず、存在が認知されていないという簡単な原因があります。
だから告知が必要になります。SNSを武器にする人も多いですね。
そこで自分ができることを伝えます。
「なにが解決できるか」をひとりでも多くの方に知っていただく。
もっというなら自分にしかできないことを伝えます。
「ニーズが多くて、収益性が高いことを、自分しかできない」
それをひとりでも多くの方に知っていただくと、結果は明らかですね。
ニーズが多くて、収益性が高くても、伝える上で難易度が高いものもあります。
この場合、認知されないので、誰も相手にしてくれません。
この状態が、0を1にすることなんです。とっても難しいです。
「白紙に円を描く」という現実
0を1にするとは、白紙に円を描くようなものだといいましたが、ゼロは存在していないのと同じなのです。
存在していないものを1にすることはものすごく難しいのです。
紙がなければ、筆があっても描けない。まず紙、つまり「困っている人」です。
お金儲けに先走って、そこまで真摯に受け値めていないケースが多いのです。
心身ともに忙しい上、焦っているので、深刻に受けとめる余裕がないのです。
マインドフルネスで心と身体を整える
マインドフルネスで心と身体を整える習慣を大切にしましょう。
マインドフルネス研修では、心と身体を整えるためにファイナンシャルプランニングにも注意を払っています。僧侶が托鉢の修行をされたように、生きるための必要があります。
ファイナンシャルプランニングを曖昧にして「ひとり会社」は立ち行かなくなります。
ファイナンシャルプランニング(=ライフプランを正しく設計して、0を1にするのは、期限を定めて集中的に行う必要があるんですね。
世界を相手に「自分の役割」を決める
南谷真鈴さん。
世界で約50名しか成し遂げていない偉業「探検家グランドスラム」(世界七大陸最高峰、北極点、南極点を制覇すること)を世界最年少で達成した20歳の女性。
彼女のように知名度があれば、誰もが関心を持ってSNSでもサイトでも本でも、手にとって見てもらえます。
他にいない「世界最年少」は、なによりのスペシャルは強みです。
だからスペシャルになればいいのです。と言ったら、お話になりませんが、それが真実です。
言い換えると、無駄なことに時間を使わず、スペシャルな人をめざすのが賢明な方法です。
南谷真鈴さんは、世界七大陸制覇をしたいと思ったから、0から始めて、それに付随する障害を乗り越えて実現しました。
自分にできることをして、0を1にしたのです。
ライフプランで戦略的に暮らす
彼女の本を読んでいると、すごく若いのに、戦略的だと感じます。
ここがすごく大事な点ですね。
なにをしたいのか、なにができるのか、それがわかれば、それを丁寧にやればいいのです。
わからないまま、雑にやって過ごしているのが、かりそめの生き方です。
スペシャルになりたくないのなら、それでいい。ずっと0のまま。
1はすでにスペシャルです。100は1の積み重ねですから、とにかく1にならないとはじまらない。
単純化のために「1」を作る
収入がない思うようにあがらない段階では、全て自分でやらなければならないので、本当にしなければならないことに集中できないのもマイナス要因です。
裏返せば、売り上げが増えるほど他人任せにできるので、集中しやすくなり成果があがります。
繰り返すことが増えるので単純化され技能もアップします。
この事実は、ほとんどの人が、実がなる前に挫折してしまう人が多いということを表しています。
正しい方法を身に付ければ、誰にでも実をつけることはできます。
それには、
全くの素人とは、「プロフェッショナル」と認知されていない 段階の人です。
実際のスキルは関係ありません。
ゼロから始めて、半年後や1年後に100の収入を達成したという人も世の中には結構いますが、こういった人たちは特殊なケースだと思い、自分でも実現できると思わない方が良いでしょう。
正しい方法を身に付ければ、誰にでも実をつけることはできるという真実に目を向けて、まず0を10にする努力をコツコツ続けることです。
南谷真鈴さんは言ってます。
大変であればあるほど「目標に近づいている」と実感できる。
当たり前のことですが、成功するために最も重要な事が「継続」です。
続けなければ成功は見えて来ません。逆に続けていれば誰にでもチャンスがあるのがビジネスです。
どこまで続けるか。ティッピングポイントまでです。
ティッピングポイントとは、沸点です。つまり1です。
「ティッピングポイントまで、正しい方法で実行すれば、誰にでも実をつけることはできます。
なんでもコツがある
0を1にできないのに、10を100にする方が簡単というのはコツの話です。
中身の入ったドラム缶を指一本で起こせるのをご存知ですか?
コツを知らない人は、全身の力を使いますが、コツを知っている人は指一本でも起こせます。
冷蔵庫を運ぶ引越し屋さんも同じですよね。
軽々と運べるのはコツを知っているからです。
コツとは、正しいやり方を実行していることと同じだと思ったらいいです。
質問もコツですね。質問は問題意識(因果関係への疑問)から生まれます。
これはどうしてこうなっているのか?(因果関係への疑問)
その次に質問(解決できる希望)が出てきます。
間違った質問(因果関係がわからない)をして正しい答え(間違った因果関係への正解)をしていると、正しい方法は永遠に見つかりません。(間違った因果関係を信じたままになる)
答えを間違っていないので、間違いだと思わないのです。(質問に対する答えは合っている)
そのため迷路に入り込んでしまい、さっぱりわからないということになります。
間違いがどこで起こっているか、因果関係を知るヒントが業績なのです。
つまり正しい因果関係(方法)をとっていないと、業績は芳しくないのです。(原因=結果)
劇的瞬間
劇的瞬間があります。
物事のプロセスを見ると、ある一定の閾値を越すと一気に状況が変わることがあります。
この閾値がティッピングポイントです。
ほとんどの人はティッピングポイントの手前までは努力をしますが、そこでやめてしまいます。
「継続は力なり」と言われる所以です。急に売れ始めるにはワケがあるのです。
継続ができるには信じる力が必要ですが、達成ができないと能力がないと思い込んでしまいます。
これを戒めているのがPDCAですが、もともと否定感、つまりネガティブな感情が強い人が多いので、これを戒めるためにポジティブが説かれますが、これも空転します。
そこで力を発揮するのが「バカ」になる勇気です。主体的になることです。
主体的になるには、無我になることが必要と前述ました。
南谷真鈴さんは主体的に戦略的に行動したから若くても偉業を成し遂げました。
情報過多な人(=執着する人)ほど賢い(=煩悩の塊)と錯覚するので、バカにはなれないのです。つまり執着するのです、
バカでないから(=執着するから)、無駄な時間を過ごしてしまいます。
まとめ
マインドフルネスとは、過去、未来、他者、自然に畏敬の念を持ち、自分が唯一、主体的に取り組める「いまここ」を真理(一切皆苦、諸行無常、諸行無我、涅槃静寂)と共に、たった一度の人生を注意深く寄り添い深く生きて、「あー楽しかった」と「あなただけの円相」を大空に書き残し去っていくプロセスを楽しむあり方です。
「ひとり会社」というデコボコ旅ならではの痛快さを楽しんでください。
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