こんにちは、人生100年時代の「マインドフルネス実践講座」のコーチ、ゲンキポリタンです
100年ライフの必需品になってきたNISA(ニーサ)の制度改正が話題になっていますね。
NISA(ニーサ)とは、年間120万円分の株式や投資信託が非課税で運用できる制度。
令和2年(2020)度税制改正大綱で資産運用や社会保障、イノベーションへの投資等に関する諸制度の見直し・新設は、より良く生きようとする人にとって関心の高いことです。
子どもたちのイベントを考えたライフプランを守ってマインドフルネスに暮らす上でお金は大切です。
自己実現に依存しない毎日のために新NISAの仕組みを考えます。
人生100 年時代を迎え、高齢期における就労の拡大や働き方の多様化に対応し、私的年金の加入可能年齢等の引上げや、中小企業への企業年金の普及・拡大等に取り組む。成長資金の供給を促しつつ、家計の安定的な資産形成を促進する観点から、NISA制度全体を見直す中でつみたてNISAを延長し、少額からの積立・分散投資を促進していく。
「令和2年(2020)度税制改正大綱」より抜粋
NISAの制度見直し
4.経済社会の構造変化を踏まえた税制の見直し
(2)人生100 年時代に対応するための環境整備
② 成長資金の供給と家計の安定的な資産形成支援の観点からのNISA制度の見直し・延長
経済成長に必要な成長資金の供給を促すとともに、人生100 年時代にふさわしい家計の安定的な資産形成を支援していく観点から、NISA制度について、少額からの積立・分散投資をさらに促進する方向で制度の見直しを行いつつ、口座開設可能期間を延長する。
基本的な制度としては、非課税期間5年間の一般NISAについては、より多くの国民に積立・分散投資による安定的な資産形成を促す観点から、積み立てを行っている場合には別枠の非課税投資を可能とする2階建ての制度に見直したうえで、口座開設可能期間を5年延長する。
投資対象商品については、1階部分はつみたてNISAと同様とし、2階部分は、現行の一般NISAから高レバレッジ投資信託など安定的な資産形成に不向きな一部の商品を除くこととする。
また、非課税期間20 年間の現行のつみたてNISAについては5年延長し、ジュニアNISAについては、利用実績が乏しいことから延長せず、新規の口座開設を2023 年までとする。
「令和2年(2020)度税制改正大綱」より抜粋
まず2016年に未成年向けの「ジュニアNISA」が登場しました。
2018年には積立投資なら年40万円までの投資分の運用益が非課税の「つみたてNISA」が登場。
国民の資産形成を「貯蓄から投資へ」転換させるために、わずか5年の間に制度の拡充も進みました。
NISAの現状
口座開設数は1161万口座と、始まった頃の475万口座から2倍以上に増えたものの、稼働率は5割程度との調査報告もあります。
と思えば、2024年には新しい少額投資非課税制度(NISA)が立ち上がります。
NISAの認知度は上がりましたが、一方で、複雑すぎて評判が芳しくありません。
NISA制度の種類が増え過ぎて、投資初心者には分かりにくいのも難点です。
加えて、株式の短期売買にNISA口座が使われるなど、本来の趣旨とは違う使われ方をしている動きも否めないようです。
新NISAの特長
こうした問題を改善すべく刷新されたのが新NISA。
新NISAは、リスクの低い投資信託などに対象を限定した枠(1階)と、従来通りの上場株式などにも投資できる枠(2階)の2段構え。
長期運用を前提にするため、1階部分に投資しないと、2階部分の枠は使えない仕組みです。
年間の投資額は、1階が20万円まで、2階が102万円までの、総額122万円になりました。
非課税期間は現在のNISA同様、5年間です。
新NISAの1階部分は5年の期間終了後には、つみたてNISAに資産を丸ごと移管できるといいます。
つみたてNISAは37年までだった期限を42年まで延長。
ジュニアNISAは廃止になります。
① 新NISAは2024年から5年間を期限とする税制措置
新NISAは2024年から5年間を期限とする税制措置です。
条件を満たすNISA口座内の投資に関わる利益に対する非課税になります。
現在は、与党の税制調査会の来年度の税制改正の要望事項として大綱に載った段階です。
2020年の国会で正式決定される予定の段階ですが、実質的には「ほぼ決定事項」と見ていいので、メディアで報道もされています。
② 「2階建て」の制度になります。
年間20万円を上限とする積み立て投資部分を1階部分。
年間102万円を上限とするより自由な投資が出来る2階部分とする、「2階建て」の制度になります。
③ 2階部分の利用は、1階部分の投資と併用が条件
2階部分の利用には、原則として1階部分の投資を併用する事が必要だとされている。
④1階部分は数千円でもOK
ただし、1階部分に上限の20万円まで投資しなくても、2階部分を利用して良い。
毎月数千円といった単位の少額の投資でも、1階部分で積み立て投資を行うなら2階部分を利用する条件を満たすという。
⑤個別の上場株式への投資は2階でできるが、ファンドは1階利用が必要
ただし、上記には例外があり、個別の上場株式への投資については、1階部分を利用することを前提とせずに、2階部分で投資が出来る。
一方、2階部分で投資信託やETF(上場型投資信託)やREIT(不動産投資信託)のような所謂「ファンド」に投資する場合には、一階部分の利用が条件になる。
⑥ 1階部分の投資対象銘柄はつみたてNISAと同じ
1階部分の投資対象銘柄はつみたてNISAと同じになるという。
報道では「低リスクな商品への積み立て投資」とありますが、債券ファンドなど対象ではなく注意。
新興国株式に投資するファンドも含む、主に株式に投資するファンドへのオーソドックスな積み立て投資もOKです。
⑦ 2階部分で投資出来る対象
2階部分で投資出来る対象には、個別株式があります。
投資信託も1階部分よりも範囲が広いですが、レバレッジを利用した投信、通貨選択型の投信などは除外されます。
投資対象資産のヘッジ以外の目的でデリバティブを使う商品は認めないということのようです。
「必要があれば適宜先物等を使うことがある」というような範囲の広い利用を可能にする約款になっている投資信託商品は、デリバティブの利用をヘッジ目的のみに制限するような約款変更を行わないと新NISAの投資対象になりません。
手続きが少々面倒なようなので、議論になる可能性があります。
⑧ 現行の一般NISAの資産は全額新NISAへ移行可能
現行の一般NISAの資産は全額新NISAへ移行可能になるようです。
これは、既存の一般NISA利用者にとって、なかなかの好都合になるでしょう。
⑨つみたてNISAは当面5年間期限が延長
現行のつみたてNISAは、当面5年間期限が延長されます。
⑩ ジュニアNISAは終了
ジュニアNISA(現在、利用者が多くない)は延長せず現行制度の終了をもって打ち切りとなる予定。但し、期間途中の換金の際の利益に対して課税を遡って適用しない特別措置を設けるという。
⑪ 新NISAの1階部分はつみたてNISAに移管可能
新NISAの1階部分は5年の期間終了後には、つみたてNISAに資産を丸ごと(いくら値上がりしていても)移管できるようです。
マインドフルネスとお金
100年ライフを豊かに暮らすには「評価に依存しない」ことが大切です。
人々はみんな、名声や地位を得ることの楽しみ、得られる「し合わせ」を知っています。
名声も地位も何も求めない楽しみこそ、最も深く大きな楽しみであり、「し合わせ」なのです。
ライフプランで如実知自心
如実知自心(にょじつちじしん)という言葉があります。
あるがままの自分の心を知るという意味です。
あるがままですから、良い心も悪い心もあります。
その中にお金が欲しい気持ちもあります。
お金が欲しい最大の理由は、安全で安心な暮らしをしたい欲求があります。
特に子どもの環境、状況には、入学、入試、結婚などイベントがあり、安全と安心を提供したいと思います。
ライフデザインを基本にしたライププランが必要であり、ライフプランは生きる力にもなります。
ライフプラン、ファイナンシャルプランニングで、如実知自心(にょじつちじしん)を楽しみます。
自由闊達になれるファイナンシャルプランニング
如実知自心とはあるがままの自分を知ることですが「清濁併せ呑む」の意味を含んでいるように思います。
「清濁併せ呑む」とは、善人でも悪人でも、来る者はすべて受け入れる度量の大きさを表すたとえとして使用されますが、人間は清らかな心だけでは生きていけません。
俗っぽさを脱却しているなら、非凡な人だと言えますが、わざと非凡(=奇)をてらうなら、単なるファッションでしかなく、奇人・変人でしかありません。
自分は特別な人間だとするなら、夢中になるものを見つけて、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける勇気をシェアできる人になることだと思います。そうすれば五感の快感と自意識の虚しさから離れて、他人を傷つけることなく自由闊達に暮らせます。
事実、私たちは、いろんな人に出会います。
どんな人からも学ぶことはあるという大きな心がエネルギーになります。
NISAの本質
近頃はSNSで、才能を広く世間に伝えることができるので大変便利で、人の役にも立てます。
さながら個人放送局で、メリットもあればデメリットもあります。
通帳の残高を写真に撮ってアップする人も増えていますが、才能は人格次第です。
どういう思いがあるのかは、それぞれですが、認知されたい執着心は留まることを知りません。
これらの元ネタはテレビ番組の影響大だと思いますが、他人を傷つけることのないように、マインドフルネスであることがますます重要度を増しています。
みなさんご承知のように、NISAつまり少額投資非課税制度は、これからの時代、国の力では国民を守りきれないことから誕生した制度です。
自分で自分を守る、家族を守る意識を覚醒させて活用するようにしたいものです。
まとめ
新NISAは「令和2年(2020)度税制改正大綱」で案としてまとめられた段階です。
2020年の国会で正式決定される予定の段階ですが、実質的には「ほぼ決定事項」と見ていいので、メディアで報道もされています。
コメント