【子育て豆知識】もっと甘えたい子どもの気持ち

もっと甘えたい 子育て
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子育て豆知識

 

もっと甘えたい

朝、子どもを起こす時に決まったドラマを演じる母子がいます。

どこにでもある典型的なパターンです。なんど声をかけても起きない子ども。

子どもにはお母さんの声が聞こえています、でもグズって起きない。

「遅刻するよ。早く起きなさい」最後には布団を剥がして起こそうとする。

それでも起きない。朝の困った儀式です。

逆に添い寝をしてあげて、抱きしめて、「朝だよ、起きましょうね。」というとグズリません。
子どもは甘え足らないのです。

甘やかすと甘えるは同じではありません。

甘やかすは、しつけないで、わがままにさせておくことで、相手の価値の値引きをしています。

一方、甘えさせるは、愛情を注ぐことであり、
可愛がる、認めてあげる、励ましてあげるで、年齢によって使う言葉が変わっていきますが、本質は同じであるだけでなく、信頼関係を築くという大事な要素が含まれています。

甘やかすと甘えさせるは、とんでもなく真逆なのです。

もっと甘えたいは、もっと愛情を感じたいのですから、
感じさせてあげないと、自信をなくして心が歪んでしまいます。
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子どもは心が柔らかい分、歪みやすいので注意してみてあげましょう。

朝の困った儀式を演じてしまうのは「ラケット」という手法で、ネガティブな甘え方をしているからです。
ラケットはその場に似合わない感情表現をすることで関心を得ようとするやり方です。

なぜ、そんな面倒くさいことをするのでしょう?

人は誰でも「陽性の温かいふれあい」を求めています。
そのために生きているといっても過言ではありません。

しかし「温かいふれあい」が得られないとしたら「陰性のふれあい」でもいいから求めようとします。
それが朝の儀式なのです。つまりグズグズは「もっと愛して」「甘えさせて」なのです。

このような習慣を抱えたまま、欲求不満のまま、成人すると甘え方がわからないままです。
愛され方、愛し方が分からないまま、大人になると、大切な人との関係で面倒なことになります。
無意識であっても、配慮不足という技を使ってこじれさせるようにします。

甘えることを十分体験すると、必要以上に甘えようとはしなくなります。
つまり人との距離が適切にとれるので、成人しても人間関係に苦労しなくてすみます。
やさしいジョイントマットはお母さんの愛情に通じています。
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