- 人を成長させたい会社など組織
- ひとり会社、個人事業主で、変わるキッカケが欲しい方
- 資格試験の合格に生活がかかっている方
- 深く生きたい方
この記事はマインドフルネス研修のご案内ですが、プロジェクトの期間・内容・規模が違うので、この研修には「決まった形」はありません。
目的はマインドフルネスの理解を深めたい。「深く生きたい」方の支援です。
またこの記事は「マインドフルネス」の理解を深めていただくために、核心部分である7つの教義を抜粋しています。
マイルストーンを達成してマインドフルネスを分かち合う
計画やプロジェクトで「マイルストーン」は使うのは定番です。
節目、節目で祝福することが、最終的なゴールに到達する原動力になります。
マインドフルネスな祝福とは「君は君でいいんだ」と伝えること。
あなたの人生はあなたのもの。誰かの都合であなたの価値が変わるものではない。
あなたがあなたのままで深く生きることが素晴らしい。マインドフルネスなあり方です。
マインドフルネスに分かち合い、祝福してみる「プロジェクト」をやってみるのはいかがでしょうか?組み立てはプロジェクトの期間(行程)次第でフレキシブルの設計します。
合言葉は「深く生きる」
- 随所に主となれ
- 四諦
- 自灯明・法灯明
- 八正道
- 三十七菩堤分法
- 4つの真理
- 四苦八苦
随所に主となれ
「随所に主となれ」自分が主でなくて、なんの人生か。
お釈迦様のいちばん大切なメッセージではないでしょうか。
一切皆苦のデコボコ道を楽しみ、心のコンパスの向くことをすべてやって達成する。
ひとりひとりの自分の経験がひとりひとりの自分を作ります。
自分のやりたかったことができた祝福を注意深く主体的にすることで、自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)をより深く分かち合い、祝います。
四諦(したい)
- 苦諦(くたい)とは、苦しみという真理(あること)
- 集諦(しったい)とは、苦しみの原因があるという真理(あること)
- 滅諦(めったい)とは、苦しみの原因がなくなる真理(あること)
- 道諦(どうたい)とは、苦しみの原因がなくす方法がある真理(あること)
四諦は、お釈迦様がいちばん最初に説かれた「教義」と言われています。
「四諦(したい」についての解釈はこんな感じです。
「生きることが思い通りにならないのは、執着するからだ。執着を捨てれば涅槃に達することができるので、そのための修行をしなさい」と説かれていると解釈されています。
しかし、お釈迦様は修行を奨めていると考えないのは私だけでしょうか。
私が思うマインドフルネス&仏教はこうです。
- 自分は欠点の多い人間であることに気づく
- 自分に苦があることに気づく
- 原因=結果に気づく
- ストレス低減の必要に気づく
- 人生100年時代を生きるライフデザインをライフプランに反映する大切さに気づく
- 過去と未来のことに一日の半分を費やしている自分に気づく
- 自分を受け入れる大切さに気づく
- 真理に気づきたがっている自分に気づく
- 気づきは誰かから与えられるものではないことに気づく
「自分は欠点の多い人間である」あるいは「なぜこんなにも苦しいのか」といった「気づき」からはじまり、原因がなにか、どこに考え違いがあるのかを気づいていくものです。
気づきがない人が修行しても何も起こらないと思います。
ストレスを低減して、本来の自分を力を発揮したい、人生100年時代をたくましく明るく元気なライフデザインをライフプランに反映していきたい思いとひとつになったたき、気づきは起こります。
瞑想はそのためのもので、完全でない自分が、いまここから離れて過去と未来に妄想している自分に気づいて、いまここの自分を受け入れていくもので、自分が自分を受け入れず閉じていては、気づきは進みません。
「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)」
気づきは誰かから与えられるものではなく自分の内で起こります。
四諦は、四つの言葉の意味が示しているように、縁起(因果関係)の上に成り立っています。
お釈迦様自身が苦しみを抱えておられて、その解決のために「苦」の原因を探求されていました。そして『原因=結果』という真理に気づかれます。
この真理との向き合い方が「仏教の教義」になります。
ただ誰かから聞いたからといって、それを信じるな。
何代も受け継がれたからといって、その伝統を信じるな。
たくさんの人の間で語られ、噂になったからといって、それを信じるな。
あなたが所属する宗教の聖典に書かれているからといって、それを信じるな。
ただ貴方の先生や先輩の権威だからといって、それを信じるな。
しかし、観察と分析を行なった上で道理に合っていて、すべての者の利益になると貴方がわかったならば、それを信じなさい。
八正道(はっしょうどう)
八正道(はっしょうどう)
- 正見(しょうけん)
- 正思惟(しょうしゆい)
- 正語(しょうご)
- 正業(しょうごう)
- 正命(しょうみょう)
- 正精進(しょうしょうじん)
- 正念(しょうねん)
- 正定(しょうじょう)
八正道① 正見(しょうけん)
固定概念や偏りがなく、正しいものの見方をすること。
物事をありのまま見るというのは、とても難しく、特に人間関係や愛着のあるものに対してなど、憎しみの感情や怒りの感情、愛情を持っていると物事をありのままに見ることが難しくなり、それが苦しみを生む原因になります。
苦しみから解放されるために、この世の真理(「一切皆苦」「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」)を知り、物事をありのままに見る眼を養うのが正見です。
八正道② 正思惟(しょうしゆい)
正思惟とは正しい考え方を持つことです。
正しい考え方というのは、偏らない考え方を持つということです。
仏教の説く物事の正しい見方とは、自分の都合で良い悪いを決めるような自己中心的な考え方を捨て、真理に照らし合わせて考えることをいいます、
誰しも幸福に生きてたいと考えますが、自分の幸福のために自己中心的な考え方を戒めています。
- 自分が「し合わせ」になるためにという自己中心的な考えから生まれる欲望=貪欲(どんよく)
- 憎しみ、怒りに任せた考え方=瞋恚(しんに)
- 物事の道理に無知であること=愚癡(ぐち)
以上は6大煩悩の三毒と呼ばれています。
八正道③ 正語(しょうご)
正語とは正しい言葉遣いをすることです。
- 妄語:相手を騙すためや自分を偽るための嘘
- 両舌:自分本位の二枚舌
- 悪口:相手を悪く言い傷つけるような言葉
- 綺語:出まかせ、事実とは違い言葉で飾り立てること
嘘や悪口、陰口など相手を傷つける言葉は論外ですが、正しいことを伝えるだけであっても相手を傷つけることもあります。
相手の心を慮り、場合に即して、正しい伝え方をすることも正語の大事なポイントです。酒に酔った勢い、怒りに任せて、ついて出てしまったと弁解する人は後を絶ちません。
必ず「結果=原因」があるので、原因となることを断つトレーニングを実践します。ほとんどの場合、自己否定を背景にした六大煩悩が働いています。
八正道④ 正業(しょうごう)
正業とは正しい行いをすることです。
殺生(生き物を殺すこと)や盗みをしてはいけない、みだらな行為をしないなど、人としてしてはいけないことはしないと戒めています。
八正道⑤ 正命(しょうみょう)
正命とは正しい生活を送ることを意味します。
「命」とはサンスクリット語の「アージーヴァ」の訳語です。
「ジーヴァ」には「寿命」とか「生命力」という意味があります。
つまり「正命」とは、与えられた命を正しく使うことであって、たった一度の人生を大切に過ごすことができます。
正しい生活態度を指し、規則正しい生活を心がけ、人をだましたりして生計を立てるなどはしてはいけないということです。
八正道⑥ 正精進(しょうしょうじん)
正精進とは正しい道に向かって正しい努力をすることを意味します。
今まで行っていた間違ったことは止め、正しいことを行って生きていく努力をしましょうということです。
八正道⑦ 正念(しょうねん)
正念とは正しい意思・信念を持つこと、注意深く集中することです。
この世で、変えたくても変えられない真理(「一切皆苦」「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」)を知り、その真理に対して正しい信念を持って生きることです。
パーリ語でサティといい、特定の物事を心に(常に)留めておくことです。
日本語では念(ねん)、気づき、英語でマインドフルネス(mindfulness)と表現するのは「正念」のことです。
正念は、三十七道品のなかの四念住(しねんじゅう)などにおける念とあるように、基本概念の一つ。
マインドフルネス瞑想は、上座部仏教ではヴィパッサナー瞑想を基礎にしています。
対象に執着あるいは嫌悪などの価値判断を加えることなく、ニュートラルな立場で「いまここ」に注意を払い、深く生きることを意味します。
瞑想の基礎的な技術の一つであり、念を深める(注意深く集中する)と心が固定され、何事にも惑わされない「正定(じょう)」の状態に至ると考えます。
八正道⑧ 正定(しょうじょう)
正定とは、正見、正念、マインドフルネス瞑想、座禅を行うことを通じてによって、より良い自分に変えることができることを言います。
- メンタルを強くする
- 相手への共感能力が高まる
- 集中力を高めることができる
- 主体性・自主性を育む
- 幸福感を高めてくれる
上記のような効果がハーバード大学などの名だたる大学の研究によって観察され、グーグル社をはじめ有名なIT企業に導入されています。
ちなみに、正定においての
このヴィパッサナー瞑想は上記出見たような有名な大学での研究でも効果が最も高いと立証されています。
八正道の考え方
以上の8つの正しい実践をニュートラルな状態で行うことが、苦しみから開放されるためのステップです。
ニュートラルな状態とは、心身ともに気負わずに、頑張ることもなく、手抜きすることもない状態です。つまり円相の心です。
円相とは、足りないことも、余ることもなく、すべて満たされて完結している状態のことです。
なんと美しいではありませんか?
すべての学習と同じく、強い想いは、煩悩の原因になるからです。
一切皆苦を楽しむマイルストーン
Photo by Thomas Galler on Unsplash
マイルストーンとは、本来は道路に1マイルごとに置かれている標石のことを指す言葉です。
日本でいう「一里塚」と良く似ています。
ビジネスシーンで使う場合の「マイルストーン」は、計画やプロジェクトの「経過点」「節目」「中間目標点」という意味で使います。どこまで進んでいるか確認する目印になります。
計画やプロジェクトを達成するコツは、都度「マイルストーン」をクリアしていくことです。
「マイルストーン」に到達できず遅れがある状態で進行していくと、無理だとおい気持ちが次第に強くなりモチベーションが下がってきます。
誰しも「マイルストーン」をクリアしたい想いは同じだと思いますが、遅れが出るのには「原因」があります。
真理にあるように、この世界は、万事「一切皆苦」です。つまりデコボコ道です。
デコボコ道だと解っていたら、準備することで、デコボコに耐えられる旅ができます。
準備を怠りなくすること。つまり、自分を主体的に使うことで、デコボコは変えることはできなくても、楽しむことはできます。「随所に主となれ」の実践です。
「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)」
「一切皆苦」とは、一切の皆苦を楽しむことと言い換えることができます。
そのためのマインドフルネス(=注意深く主体的に没頭する)です。
マイルストーンを達成してマインドフルネスに祝う
大きな目標は突然達成されるものではなく、ポジティブ、ネガティブのデコボコな毎日の積み重ねの結果です。
人はいつでも、その時々にできる最良と思われる選択をしています。
後で振り返れば「バカだ」と思うような選択もあります。
衝動で行った選択も数知れないでしょう。
しかし、その時は最良の選択だったのです。最悪の選択はなにも選択しないことです。
マイルストーンを設定したら、「正命」同様に「行程」を大事にしたいものです。
正しい準備をして、毎日、毎日、達成を祝福できるようにします。
正しい準備とは、注意深く、万が一のトラブルに備えておくことです。
毎日、毎日、達成する方法は、確かな計画を立て、最悪の状態になっても対処できる準備をすることに尽きます。
一日の未達は、二日、三日と複数に拡大し、やがて一年に及んでしまい、マイルストーン全体を祝福できなくなります。
結果に囚われのではなく、準備は真理。
自分のすべてを総動員して準備することが自分を信じる(自灯明)の原因になります。
どのような準備をしたか、他に障害となるようなことはないか、その対策は出来ているか。
注意深く観察し、翌週には実績と合わせて障害の有無、対応の報告を受けることで、リーダーシップに磨きをかけて人を育てる。
なにがあってもマイルストーンを達成する理由は自分にしかありません。(自灯明)
感情的なやる気は不要、必要以上にストイックになるのも正念ではありません。
命のように大切に扱うとはその区間のすべてに合理的な行動を為すということです。
マイルストーンを達成してマインドフルネスに祝う理由は自分の一部だからです。
三十七菩堤分法
お釈迦様は入滅前に「三十七菩堤分法」を説示されています。
先述した「八正道」は「三十七菩堤分法」のひとつです。
「三十七菩堤分法」とは
- 四念処(四念住)
- 四正断
- 四神足
- 五根
- 五力
- 七覚支
- 八正道
以上、七科総計37種類の修行方法です。
この「七科総計37種類の修行」が「七歩(=七科)歩いて唯我独尊」のことだろうと推察できます。
お釈迦様が誕生したときに、七歩歩いて「唯我独尊」と言ったと伝わっていることです。
唯我独尊とは、「人のいのちは一つしかない、一回限りの人生を大切に生きなさい」
4つの真理
「一切皆苦」・・・・人生は思い通りにならない
「諸行無常」・・・・すべてはうつり変わるもの
「諸法無我」・・・・すべては繋がりの中で変化している
「涅槃寂静」・・・・仏になるために仏教が目指す”さとり”)
一切皆苦
人生は選択の連続ですが、お釈迦様が言われたように「一切皆苦」です。
人生は思い通りにならない主な原因は「四苦八苦」にあります。
まず、お釈迦さまは、私たちの世界は自分の思い通りにならないことばかりである、という真理を説いています。
仏教の「苦」とは、単に苦しいということではなく、「思い通りにならない」という意味です。
この「苦」には、「四苦八苦」と呼ばれる八つの苦しみが挙げられます。
四苦八苦
- 生・・・・ 生まれ生きる苦しみ
- 老・・・・ 老いて、体力、気力など全てが衰退して、自由が利かなくなる苦しみ。
- 病・・・・ 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる苦しみ
- 死・・・・ 死ぬことへの恐怖と不安の苦しみ。
これが四苦です。
- 愛別離苦(あいべつりく)・・・・ 愛する者と別離すること
- 怨憎会苦(おんぞうえく)・・・・怨み憎んでいる者に会うこと
- 求不得苦(ぐふとくく)・・・・求める物が得られないこと
- 五蘊盛苦(ごうんじょうく) ・・・・五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないこと
四苦にこの四苦をプラスして八苦です。
まとめ
- 人を成長させたい会社など組織
- ひとり会社、個人事業主で、変わるキッカケが欲しい方
- 資格試験の合格に生活がかかっている方
- 深く生きたい方
プロジェクトの期間・内容・規模が違うので、この研修には「決まった形」はありません。
目的はマインドフルネスの理解を深めたい。「深く生きたい」方の支援です。
お問い合わせはLINEから。
マインドフルネスな祝福とは、一切皆苦のデコボコ道を楽しみ、心のコンパスの向くことをすべてやってみて達成する。ひとりひとりの自分の経験がひとりひとりの自分を作ります。
「随所に主となれ」自分のやりたかったことができた祝福を注意深く主体的にすることで、自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)をより深く祝います。
マインドフルネスな祝福「君は君でいい」とは、あなたがあなたになるマインドフルネスです。
プロティンで心身の栄養を補給しながら、健康に整えるマイルストーンを楽しむ旅です。
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