愛着・境界が崩れると人生は重いと感じるようになる
赤ちゃんマットとして知られているジョイントマットを「愛着の絆を育む愛着マット」というと「どういうこと?」って思われる方もいらっしゃると思います。
愛着とは、慣れ親しみ、離れがたいと思う感情的な絆。他人や動物などに対して生じる絆。
心理学では、成育期の子どもと育児する側との間で築かれる、特に母子間の絆という意味でも使われます。
もちろん父親も対象になりますが、母子のように24時間の依存関係にまで発展することは一般的には少ないので「母子間の絆」と考えます。
愛着行動とは、たとえば母子関係の領域を円ととらえ、赤ちゃんが円の淵まで行くと、引っ張り戻すかのようにママのところに戻ってくる行動を指します。つまり冒険に出かけるものの、ある程度離れると不安になり戻ってきて、ママが喜んで受け入れてくれることに安心します。ママを安全基地と認識します。
安心するとまた出かけていっては、戻ってきます。
この関係を繰り返し体験することを通じて絆が太くなります。
愛着行動のはじまりは、ママが仕掛ける「いない、いない、ばあ」にあると言えます。
成育期にスキンシップと愛着行動で愛着の絆をしっかり体感できた赤ちゃんは、好奇心も強く活動も活発になります。
活発であることは、怪我もしやすくなりますが、愛着の絆をしっかり育むことができるママなら、安全への配慮もしっかりできます。
ジョイントマットを敷いてあげることはもちろん、家具に体をぶつけて怪我しないように先手必勝。
クッションを巻くとか工夫をこらし、不要なものは撤去します。
愛着行動を促進する環境を用意してあげることで、ママの期待を担ったジョイントマットは「愛着の絆を育む愛着マット」として、その機能を十分に果たします。
愛着の大切さ
成人して生きづらさを感じて過ごすのと、不要な悩みで大切な時間を無駄にすることなく、目的に向かって邁進できるようになるには、1歳半までの体験は大きな役割を果たします。
いわゆる「3歳児神話」があります。
自分はできるだけそういう思いに偏らないようにしていますが、それでもやっぱり成育期の体験、特に十分甘えられた経験は、重要だと思います。
生きづらさを感じている人の特長として、他者のことまで引き受けてしまう傾向があります。
その傾向が強くなると「依存症」に陥ります。
自分のことをそっちのけにして他者のケアに余念がない。
その背景には、愛されたい欲求の強さがあります。
裏返せば愛され不足感が根強くあります。
その原因になりやすいのが、成育期の愛着の絆の脆さです。
成育期の愛着の絆は体感で育まれます。赤ちゃんは言葉が分からないので、スキンシップを通して感じます。
「泣いたらすぐに来てくれる」というような体験が不足すると、守られていない不安、空虚感が強く起こります。
成育期の母子関係で体験したかった「依存関係」が不十分なために愛情飢餓が起こり、親しい人、特に親や恋人への依存心が高まります。
しかし自分の欲求が認識できずに混乱しているので、その欲求が相手にあるものとして構い過ぎるようになり、境界の逸脱が起こります。
本当は自分が依存したい、愛されたい欲求から自分と他者の間にある境界を越えてしまうのは、守られている実感の不足によります。
境界の逸脱とは国境をパスポートなしに越境するようなものです。
健全な人はパスポートを持って出たり入ったり、相手にもそれを認めます。
境界は、成長に伴い線から幅に拡大します。
つまりイエス、ノー。白か黒か。ではなく、白と黒を両端に置いたグレーゾーンであり、イエスかノーかの間にどっちつかずのゾーンがある幅のある線だということです。
幅のあるゾーンは成長とともにさらに幅のあるものに拡大していきます。
「現実的」という表現もできるかと思います。
境界はロープのように、ゆるめたりできる、弾力的なものです。壁ではありません。
境界の崩壊は無秩序に出入りするようなもので、私とあなたの垣根がありません。
もちろん夫、妻なら、かなりゆるいものにしても差し支えなかったとしても、そこまでの関係でない人がゆるいことを許可なくするとトラブルになります。
境界を侵犯するとき、自分と相手は別人格であることが、無視、軽視されます。
アサーティブ(率直・誠実・対等・自己責任な自己主張)が為されません。
自己愛が勝っていて、相手を尊重することができないからです。
アサーティブとは、積極的な自己主張ですが、自己愛が中心の人が積極的な自己主張した場合は、率直・誠実・対等・自己責任の四本柱が総崩れになります。つまり相手への配慮がないのです。
配慮できないのは自分のことで精一杯なので、境界侵犯も、アサーティブも眼中にない状態だからです。
この自己愛の過激さの原因が「愛されたい病(愛着障害)」なのです。
ジョイントマットは愛着の絆を育む愛着マット
ジョイントマットは、ママの気持ちがつまった愛着マットです。
赤ちゃんが、どういう理由で敷かれているのか、考えることも理解することもありません。
でも大事なことは、安全・安心のうちに成長していくプロセスを通して、守られて育ったことを体感することにあります。
赤ちゃんはママのお腹にいるときから、安全・安心のうちに成長し、パパ・ママの世界に誕生します。すべてが驚きです。
それでも安全・安心のうちに過ごせることで「愛されている実感」を体感します。
EVA素材で製作されたジョイントマットは、安全とはいえ、見た目はただのマットです。
これに魂を吹き込むのは、成人したときのことを思ったママの愛情です。
ママの愛情が安全基地になります。
ジョイントマットは愛着マット。こけても怪我から守る・・・たったそれだけのことが不要な悩みを抱え込まさないようにするのです。
そしてママ自身がジョイントマットを見るとき、掃除するとき、将来を見据えていただきたいのです。
この子にいらぬ心配・苦労は背負わせないいう想いと覚悟を。。。ジョイントマットは愛着の絆を育む愛着マット。
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