「一切皆苦」・・・・お釈迦さまは、そう仰いました。人生はデコボコ道です。
人生は思い通りにはならないけれど、「し合わせ」にたどり着くのが人の素晴らしさです。
困難に陥ったときに、お金は助けてくれます。特にこれからの100年時代は、かってのような安定した暮らしを望めません、
その代わり、自分らしくいきることが、かってないほど軽やかになります。
その分、貯蓄は重要性を増します。
主体性、自主性をもって自分で防衛することが大切になるからです。
ゼロから2,000万円を貯めるお金・時間・健康のバランスの整え方について、考えたいと思います。
自分の支出の優先順位を調査する
STEP.1 可処分所得を1ヶ月まるまる現金化して暮らしてみる
可処分所得=給与(額面)ー(所得税+住民税+社会保険料)
自由になるお金=処分所得ー固定費(電気・ガス・水道・電話・ネット環境・新聞など)
自由になるお金を現金化して、1ヶ月すべての支払いを現金で過ごしてみます。
メモ
可処分所得とは
ボーナスなどの個人所得から、税金や社会保険料などを差し引いた残りの手取り収入、つまり自分の意思で使える部分を指します。個人の購買力を測る際、ひとつの目安になります。
可処分所得から消費支出を除いた部分が家計の貯蓄に回ります。可処分所得に対し、消費支出に回った額の比率を消費性向、貯蓄に回った額の比率を貯蓄性向といいます。
「投資」「消費」「浪費」
お金には「投資」「消費」「浪費」の三種類があります。
- 消費は生活に必要なモノやコトにかかる費用
- 浪費はカフェや遊興費、旅行などの必ず必要でない費用
- スキルアップ、NISA or つみたてNISAなどを活用して資産を増やす費用
現金にした可処分所得を使うときに分類していきます。
固定費は銀行自動引き落としになっている場合が大半だと思うので、後で銀行に戻しますが、一旦、手元に置いて実感を確認しましょう。固定費の中にも「浪費」になっているものが潜んでいます。
浪費分をカットして投資に回せる態勢を整えましょう。
2.STEP2 優先順位で行動してみる
「価値観と優先順位」から、「なりたい自分」「実現したい自分」「やりがい」を整えます。
実現したいGOALが少し見えて、お金の使い方の優先順位が決まったら、過去の習慣に束縛されずに、行動してみましょう。
そこでやめられることがあればやめるに越したことはありません。
もともと大した意味なくしていたことなので、やめるに越したことはありません。
そうこうしながら、変動費で抑えられるものを見つける準備をしておきます。
無理してやめているわけではないので、ストレスはないはずです。
優先順位の決め方を次に説明しています。
価値観と優先順位のバランスを整えてストレスを最小にする
たとえばファッションに全く関心のない人もいれば、ファッションいのちみたいな人がいます。
人の価値観は人ぞれです。ファッションに関心のない人から服飾費をゼロにしても全く苦にならないことになるでしょう。
しかしファッションいのちの人から服飾費をゼロにしたら強いストレスになって、モチベーションが見出せなくなることもあります。
他者に言わせたら「それはぜいたくです」ということになったとしても、ある人には必需品です。
必需品を節約するとストレスが強くなり、思わぬ弊害が生じてきます。
そこでまず「自分を知る」ことから始めることをおすすめします。
ストレスを最小にするために価値観と優先順位のバランスを整えましょう。(下の表は例です)
- 気になる価値観をピックアップして、ご自身で作表してみてください。
- 「強く思う」「そう思う」「あまり思わない」「全く思わない」で採点します。
節約のメリットとデメリット
節約にはメリットとデメリットがあるので、整理整頓しておくことが大切です。
固定費の節約はメリットが大きい
そこで整理整頓、ゴエス(5S)のフィルターにかけたいのが、固定費と変動費の整理整頓です。
固定費は一度きとんと見直すと継続してコストダウンができます。ストレスが少ないのメリットがあります。
変動費の節約はデメリットが大きい
変動費の節約はハッピーな感覚が乏しく、我慢の感覚が強いものです。無理は長続きしません。
変動費の節約はストレスになりやすい側面があります。
ダイエットのリバウンドと同じで、ストレスに耐えられず浪費を引き起こします。
価値観と優先順位で自分を知る
「強く思う」ものはなるべく節約をしないようにしますが回数(頻度)を減らすことができるなら、減らすようにします。
「全く思わない」ものは、まるまる削減しても、気にならないでしょう。
予算を決める
表の内、住居費、水道・光熱費、通信費、生命保険料、医療費は固定費。その他は変動費(但し、通勤費は固定費)
食費は、固定費か、変動費なのか、迷う方が多いのではないでしょうか?
大雑把に分けるなら、内食は固定費・外食は変動費という方法があります。あるいは、内食=固定費、外食+趣向品+贅沢品=変動費という方法があります。
それぞれ予算を決め、構成比を計算します。
構成比がバランスを表現する
大切なのはバランスです。収入が多いから貯蓄ができていると思うのは間違った思い込みです。
本当に心地よい暮らしはバランスであって、バランスを表現しているのが構成比です。
まとめ
iDeCoで税金の節約をして、浮いたお金と、節約したお金をNISA or つみたてNISAに投資します。
投資の勉強をしていると、遊ぶ時間は減るし、おこずかいも使わなくて済みます。
少額投資で始めてみるなら「投信工房」のようにロボアドバイザーが付いていると、よりディープに研究できます、
大切なのは、自分の価値観を自分が知ることです。誰でも知ってそうですが、案外知らないものです。
価値観を知ると、優先順位がはっきり解ってきて受け入れ準備が整います。つまり戦闘準備OKの状態です。
本気で節約して、投資術を身につけると、お金に対する価値観が変わります。貯まる体質にチェンジできる最短の方法です。
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