ここでは、PDCAを回す意欲が乏しいとお嘆きの方、「ひとり会社」個人事業主の「やる気」について考えます。
いくら感情的に「やる気」に出そうとしてもすぐに萎えて悩むケースが多々有ります。
なぜでしょう?潜在意識が顕在意識を駆逐しているからです。
そこで潜在意識を知るために自分歴を作ります。
人は人生早期(1.5〜5歳)に、人間関係の仕方を決断をしています。
決断は、人間関係の仕方は、人生シナリオとつながっています。
人間関係の仕方は人間関係を作ります。
人間関係はコミュニケーションの仕方と連動していて、人生の終盤に完成されたように見えます。
実際には1.5歳のときに、すでに人生のクライマックスはあるのです。
つまりあなたの人生のクライマックスの原因は1.5歳のときにあるのです。
すでにある原因を変えて結果を変えるのが「マインドフルネス」です。
まるでSF映画のようですが、マインドフルネスになにができるかを説明していきます。
- 人生を変えたいと思っている方
- 「し合わせ」になりたいと思っている方
- 人生を楽しみたいと思っている方
マインドフルネスで人生を楽しむ
- マインドフルネスで人生を変えることは難しくありません。
- 「し合わせ」になることも難易度は決して高くはありませんが、価値観でどうでしょうか。
- 人生を楽しめることはOKです。
結果には原因があります。
人生100年時代、100年生きても、120年生きても、人生のクライマックスは必ずやってきます。
その結末の原因は、1.5〜5歳の決断にあります。
ほとんど言葉ではなくスキンシップ、態度・表情で、あなたは決断しています。
しかし、幼すぎて記憶にありません。顕在化できないだけで、無意識の記憶にあります。しかし無意識なので、自分でもどうにもなりません。
マインドフルネスは「過去は過ぎ去った。未来なまだ来ない。あるのはいまこの瞬間のみ」というリアルな判断のもとに、いまを生きようとアプローチします。
しかしほとんどの人は、それができません。
なぜなら今と向かい合う時間が少なすぎるのです。
過去と未来を考えている時間は47%
この数値はハーバード大学の研究結果です。
その理由はこういうことです。
人生をマインドトークで塗りつぶす人の群れ
どのようにして約半分を「記憶と想像(=妄想)」に費やしているのでしょう?
マインドトークです。
マインドトークとは、心の雑念ですが、ひとりごとです。
PDCAが回せないのもわかる気がしますよね。
PDCAを回さずにマインドト−クしていたら、時間が足りなくなります。
マインドトークの合間にPDCAを回すようなものですから、実際には回せません。
人間の能力の差は、マインドトークの量の差ですが、マインドトークを生み出しているのが、1.5〜5歳の決断にあります。
100年生きても、半分マインドトークで占めていたら、人生50年。
あとの50年は妄想で独り言していたことになります。
これは平均ですから、なかには80年マインドトークでしたという人がいてもおかしくありません。
年がら年中「馬鹿ばかりだ」と怒っている人がいますが、典型的なタイプです。
人生を楽しみたいなら、いますぐマインドトークを止める
佳い人生を過ごしたければ、いますぐマインドトークを止めれば、人生は素敵に輝きを出します。
その邪魔をしているのが、「1.5〜5歳の決断」という原因です。
すでに原因があるので結果を変えることができません。
結果を変えるには原因を変えます。
原因をかえる方法が「マインドフルネス」です。
マインドフルネスとは、「注意深く、なりきる」ことなので、結果を原因に持ってくることは並みのトレーニングではできません。僧侶が出家する意味もわかりますね。
でも諦めずに取り組むために「八正道」を実践します。
「八正道」はマインドフルネスのトレーニングです。
深層心を知る
深層心には、「1.5〜5歳の決断」が潜んでいます。
歪んだ眼差しは歪んだ判断のもとです。
これを「八正道」トレーニングで是正していきます。
マインドフルネスでは、瞑想で向き合いますが、瞑想だけでは時間がかかりすぎるので、マインドフルネス研修では、知識を理解することで気づきを起こし覚ります。気づきを確かなものにするために瞑想で悟りを開きます。覚りと悟りで得た「覚悟」を形にします。
「覚悟」を形にしたものが「戒名」です。「戒名」は死んでからつけるものという習慣がありますが、戒名は今後の生き方を表したものです。方向性です。羅針盤のようなものです。
自分の歴史年表を作る
生育歴の自己調査のために、「自分の歴史」を作成 してみましょう。
自分の自我発達のプロセスを研究するため、次の4段階に分けて整理してみましょ う。
- 誕生から3歳頃までの時代
- 1.5歳~3歳頃までの時代
- 小学校の時代
- 思春期~青年期
年令別の順序にしたがって、つぎに述べる生育歴の各項目を参考にしながら、自問 自答し、根気よく、記憶を鮮明にして、心に浮かんだことを素直かつ躊躇せずに思 い切って書きだして下さい。
整理の仕方
誕生から3歳頃までの時代
十分に愛され、注目され続けて、保護されたか、がポイントになります。 その点でどうであったかを客観的に分析します。
- 難産、未熟児など出産状況はどうだったか
- 乳幼児期の育児環境
- 長男、長女、末子など出生の順位はどうだったか
- 両親の不和、多忙、別居、離婚などの体験。
- 分雑不安、分離体験の有無(離婚、別居、死別、里子、見捨てられ不安など
- 両親の健康状態が芳しくない病弱であったかどうか
- 貧困の環境にあったか
- 乳幼児期の病気や怪我があったか(小児喘息、転落、骨折など) 自身の幼児期が病弱であったかどうか
- 両親はあなたの乳幼期について、どんなことをいったか(神経質、愚鈍、強情など)
- 両親の不和、多忙、別居、離婚などの体験。
兄弟姉妹の死や離別、分離など
3歳から6歳頃までの時代
- しつけは厳格、放任、過保護、無関心など、特徴はどうだったか
- とくに「手のかかる子」、または、「手のかからぬ子」であったかどうか。
- 病気と怪我のとき、周囲の者、特に両親がどんな態度をとったか (例:大げさ、無視
- 兄弟姉妹との葛藤はどうだったか〈ライバル意識て比較、親の差別の程度)
- 両親の言動について、今まで覚えているイヤなことを三つ書く。
- 両親の言動について、楽しかったこと、感動したことを三つ書く。
- 客観的にみて、この時期に十分な愛情、注目をえたかどうか
- ゆがんだかたちの愛情獲得の手段を身につけたとしたとしたらどんなものがあったか
- すねる、
- ひねくれる、
- イイ子になる
- 病気をながびかせる
など。
- その他、子どもとしてどんな「人間関係の仕方」を身につけたか。
- あなたもわたしもよい子だ(自他肯定)
- あたしはよい子、あなたはわるい子(自己肯定、他者否定)
- わたしはわるい子、あなたはよい子(自己否定、他者肯定)
- あなたもわたしもわるい子(自他否定)
小学校生活について
際立った出来事がなかったかを客観的に念入りに調査・分析します。
(以下の事柄については」3歳から6歳頃までの時代と同じなので上記を参照してください。)
思春期~青年期
- 主にどのようか感情でこの時期をすごしたか。
- 登校拒否などはなかったか。
- 教師との関係、成績、
- 特殊なできごとはなかったか。
- どんな友だちをもったか、
- 明朗
- 怒り
- 喜び
- 憂鬱
- 不安
- 平和
- 絶望的な気分
- 希望、
- 無気力、
- 気力の充実
- など。その他。
-
親(父・母それぞれに)に対してどんな考えや感情をもったか
- 尊敬
- 軽蔑
- 同情
- 軽視
- 愛情
- 嫌悪感など。その他。
セックスについての記憶や、体験について。
- 親の態度は性に対してタブーだったかどうか
- 原光景(大人の性交捗の場面を目撃すること〉を見たか、
自分の性欲についてとった態度
禁欲主義をとった
性罪悪感を持った
性的な行動に惹かれた
など。その他。
受験勉強・進路選択
- どんな計画だったか、どんな結果におわったか。
- もしこの時期をやりなおすとしたら、どんな態度でのぞむか、どんなことをするか。
-
その後の人生に大きな影響を与えたできごとについて。
- 親の死
- 倒産
- 恋愛
- 宗教への入信
- 事故
- 病気
- 結婚
- 離婚
- 出産
- 就職
- 転職
- 入学
- 落第
- など。その他。
以上、記述した成育歴を、再確認しながら、次のように成育歴のまとめをして下さ い。
セルフ・イメージ(自分に対してどんなイメージをもっていたか。
• 自分は人より優れている。
• 自分はダメな人間だ
• コンプレックスがある。(具体的に)
感情生活
- 両親は感情を率直に表現したか。
- 両親はお互いに愛情あるコミュニケーションをしたか。(逆に無口、無表情だった
- あなたの感情表現に両親は、どう反応したか。
- あなたの感情生活はポジティブであったか(豊かな愛情表現、ほめことば)
- ネガティブな感情が多い(激怒、うらみ、かんしゃく)、
- 感情は抑圧的だった(憂鬱、イライラ、表現しない)
- あなたはどんな感情の処理法を用いているか子ども時代に他人にいわれぬ悩みごとや秘密があったか。
• 自身のけんかやいざこざ、身内のトラブル、暴力、原光景、性的習慣など。 • それに対してどんな処理法をとったか。
• そのことは、現在の生活、人生観にどんな影響を与えているか。
• そのことは、対人関係にどんな影響を与えているか
幼小児期に人生に関して、なんらかのネガティブな決断をしたかの有無
- どんなことをしても金持になってやる。
- 自分はどうせ二流の人間だ。
- 私は絶対結婚しないと決めた(男はケダモノだ。)
- 自分だけがまんしていれば、それでよいと考えて我慢したことがある。
- この種の決断を、強化するような体験はなかったか。
- 援助が必要だったが、援助を断った。
ネガティブな決断を強化した出来事はなかったか
- 大きな失敗をしなかったか
- 親の浮気はなかったか
- 嘲笑されたことはなかったか
- 自分を卑下するような体験はなかったか
この種の人生に関するネガティブな決断を、自分から求めることはしなかったか。 • ことさらに援助をことわる。
• 恋愛してわざと身をひく。
• やればできることをわざと怠る
• など。その他。
人生に対する決断
• 以上の自己調査から、人生に対する決断をしてみましょう。
• あなたの人生に対する青写真を具体的に描いてみましょう。
• 題名をつけるとすれば、ふさわしいと思う題名をつけてみましょう。
• 「人生に対する考えかた」を要約する。
人間はそもそも心のふれあいとスキンシップの両方を求めて生きています。それは 孤独な生き物ゆえに不安と安定の狭間で、安定を求め続けているからです。他から のふれあい、愛情や承認や、支持を求め続けます。それらを得られることが、自身 が人間的に承認されている証しになるので安心につながります。
承認は「刺激」と置き換えることができます。
たとえば乳児にとって肌のふれあい は刺激そのもので、肌のふれあいを通して心のふれあいを感じていきます。この安 心は生涯続くものですが、これをもっとも必要とする時期に十分に得られなかった 場合に、不安が強くなり、生涯満たされない欲求になってしまう場合や症状化して しまう場合があります。
TAはこの問題を解決する手段として有効だと見なされています。
その第一歩がPAC分析によるエゴグラムと生育歴から自分を認知する方法です。
自 分を認知した後に、PACのどの部分が不足していて、それがどのような因果関係か ら生じたのか、その原因を知り、改善活動を行う資料として活用することです。
コメント