こんにちは。人生100年時代の心と身体とお部屋をゴエスする「マインドフルネス実践講座」コーチ、特別な一日。日本代表ゲンキポリタンです。
もともとのいのちは、ひたすら生きようとしています。
もともとのいのちは、胎内で成長し、肉体を持ってこの世界に誕生しています。
その存在を維持するには水、酸素、食物など一定の要素を満たさなけれればなりません。また身体の保護・養育に「愛着」も必要です。
現代ではこの「愛着」に障害が多発する傾向があります。
たとえば母親のネグレストが代表的な事例です。さらに「他者」などの存在も過剰に持ち込まれます。本来は適切な愛着があり、他者やその他要素が適度に制限されれば子どもは安心して育ちますが、過剰に持ち込まれればストレス(執着)を強める原因になります。
つまり人の手によって、もともとのいのちは痛めつけられています。
ゲンキポリタン 10の約束
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生きづらさの原因「潜在意識」を認識する
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考えるな、無意識にまかせる
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マインドフルネスで整える
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哲学する
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「ひたすら繰り返す」ルーティンワークを日常とする
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ループする煩悩製造システムを気にしない暮らし
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マトリックスから脱出する
今回はゲンキポリタン10の約束から、ライフスキルのストレス対処スキルと密接な関係にある『生き辛さの原因「潜在意識」を認識する』についてお話します。
生存に関係のない六大煩悩と四苦が生き辛くしている
6大煩悩と呼ばれている貪・瞋・癡・慢・疑・見の六つの根本煩悩があります。
これら貪・瞋・癡・慢・疑・見の六つの根本煩悩から派生して起きる我癡・我慢・我見・我愛の4つの煩悩を随煩悩といい、4大苦になると言われています。
我癡・・・・我(が)に囚われている、末那識(まなしき)という我執(がしつ)の心
自分を知ろうとしない(無明)。
我慢・・・・強い自己意識から生じる慢心のこと。 うぬぼれ。自分が、自分が、自分がの意識、
常に比較し自分が優れていると主張する、
我見・・・・我執ともいい、偏見に満ちた物の見方、意見。
我愛・・・・貪ること。もっと愛してくれ、五欲の対象である万の物を必要以上に求める心。
これら六つの根本煩悩から派生して起きる我癡・我慢・我見・我愛の4つの煩悩(4大苦)が生存とはなんの関係もない領域にまで持ち込まれ、ひどい場合には認知の歪み、さらにはストレスによって肉体のバランスまで崩して中道を維持できなくしていることです。
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アルコール依存症に代表される「依存症」は、自身の得体の知れない空白を埋め尽くすのに大変便利なものです。最初は神経細胞が落ち着いた快楽体験から始まりますが効果は一時的です。
「執着」のはじまりです。不安、寂しい、つらい、イライラするなど、言葉によって(空白が)あると錯覚した神経細胞がざわついて空白を埋めたくなると、強迫観念が背中を押して再び取り入れたくなり、その頻度は高速で進みます。その都度、理由付け(条件づけ)をして正当化します。
これが依存状態です。ますます執着が強くなり、自分自身が変化します。
ループする煩悩製造システムが身体にある
冒頭に挙げたように、適切な愛着があり、他者やその他要素が適度に制限されれば子どもは安心して育ちます。しかし愛着の多寡がバランスを崩し、少なすぎる、多過すぎるとストレス(執着)を強める原因になります。
恋した相手には積極的に、あの手、この手で、近づきますが、実際に関係ができるにしたがって、想像した満足は低下します。その理由は、「執着」の対象がなんであっても、自分の外にはなく、自分の内にあるからです。自分の内にあるとは、自分が想像で生み出したものだからです。
潜在意識の底には、愛着不足による「阿頼耶識(根本心)=(執着心)」があります。これが思うように満たされないのでことあるごとに「末那識」を育ててします。これら潜在意識(深層心)が顕在意識(=表層心)になり認知の歪みとなって表出します。
認知の歪みが効いた発想ではバランスを欠き、社会的に否定される場面が多くなります。我癡・我慢・我見・我愛の4つの煩悩が燃えさかり、ますます「阿頼耶識(根本心)=(執着心)」は治らないので、雪だるま式に煩悩は肥大化します。
常態化した我癡・我慢・我見・我愛がプラスの効果を発揮することはないので、マインドワンダリング(雑念)は治まることもありません。
マインドワンダリングとの戦いは終わらない
まとめ
マインドワンダリングが強化され続ける人生で、ライププランやライフシフトを成し遂げることは不可能になります。
本来取り組むことは知っているのに、できない(=しないだけですが)ので怒りを他者に向けて、ますますマインドワンダリングが強化され続けます。
これをストップさせるのがマインドフルネスです。
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