【ひとり会社のマインドフルネス】10のライフスキルとスペシャリストのスキル

ライフスキル ひとり会社
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ひとり会社を成功に導くには、ライフスキルとスペシャリストとしてのスキルの両輪が必要です。

成功のポイントは執着しないライフスキル(=EQ)です。

ライフスキルを育むために、スポーツをするのが、一般的なアメリカの学生のようです。

幼い時はもちろん、特にハイスクールから大学生には、より強いようです。

ライフスキルは、生きる力、つまり人間力。

ライフスキルは世界中どこに行っても使える内的な力。

スペシャリストな専門スキルは外的な力と分けられるようです。

人生100年時代は無形資産が重要と言われます。
専門スキルを軽視するわけではありませんが、スペシャリストとしてのスキル、ネットワークを作るスキルを育むためにもライフスキルは大きな意味を持ちます。

ライフスキルとは、どんなスキルか、ライフスキルを身につけるにはどうすれば良いのか。
さらにライフスキルを支える100年時代のマインドフルネスを追いかけてみます。

共同体と境界

孤独が好きという人が、ひとり孤島に遠くはなれていても、家族や友人のことを思いながら暮らします。

私たちはひとりでは生きていけません。私たちは共同体に属しています。

共同体というのは、家族、企業体(会社など)、地域社会、国家などのことです。コミュニティと いう表現も同じです。

共同体には、私以外の数多くの人がいて、それぞれ個別の人間です。

国に国境があるように人間にも境界があります。

お釈迦様は、一人一宇宙だけど、繋がっていて宇宙を形成しているというような表現をされました。

私とあなたの関係

境界があることによって、「私とあなた」という関係ができます。

境界がなければ「私」しかいなくなります。
「私とあなた」はなく「あなたのいない私」「私のいないあなた」しかいません。
境界は人の在り方と深く関わっています。

人間は共同体というつながりの中で自立します。

自立することで自分を尊重するように他者を尊重することができます。

尊重の基礎になっているのは信頼です。

自己肯定(私はOK)、他者肯定(あなたもOK)

自己肯定(私はOK)、他者肯定(あなたもOK)、というお互いを尊重する人間関係の仕方です。

健全な人間関係の仕方はお互いの尊重から身につきます。

生きる勇気は自立からしか生まれません。

依存は勇気を消し去ります。

自分を信頼できない、肯定できないと、勇気は出ないからです。

勇気は「安心できる愛着関係」を通して、で育まれます。

勇気は安定した愛着関係で育まれる

自分を信頼できない状態で、勇気を出そうとするからつらいのです。

生きる勇気は、 少なくとも自立しているか、自立に向かっている態度からしか生まれません。

自立できていないと、他者と比較するなと教えられても、比較してしまいます。

まだまだ自立に向かっているプロセスにあるなら仕方がないので気にすることはありません。

他者と比較しないのは、他者との間に境界がしっかりあって、自立していればこそなのです。

境界がしっかりして、他者は他者、自分は自分と思えるのです。

自分・共同体・動機づけ・インセンティブの関係

 

モチベーション

 

人が属している共同体の規模の大きさは違いますが、私たちが暮らしている共同体の仕組みをにするとこんな感じになります。

中心が本当の自分、その周りに暮らしの上で担う役割の自分があります。

この共同体(職場)の事例なら、さらに部下(後輩)、一番外側に外部と関わりを持っ ています。
外部とはお客さまや地域社会などです。サッカーではサポーターがそうです。
仕事でのお客さま、地域社会もサポーターと考えられます。

ビジネスの場面では、たまにお客さまを敵のように対立的なポジショニングで想定する方がいますが、「共同体」 の意味を理解していると、敵ではなくサポーター、味方になります。

オリンピックで活躍するアスリートは、共同体の声援に励まされる一方、期待に応えようとします。
その関係には自立といい意味での依存があります。

いい意味での依存とは相互依存=協働、チームワークです。

企業体ではチームワークで活動するのが一般的ですが、それぞれの役割を担っている のは個人です。

本当の自分が必要なスキルをもっていると、役割の自分も活動的で役割を担うスキルが強くなります。

ライフスキルと専門スキルの関係

役割を担うスペシャリストのスキルを支えているのが「ライフスキル」です。

ライフスキルは基礎的なスキルです。

パソコンでいうならOSにあたるのがライフスキル。
アプリケーションが役割を果たせるスペシャリストたる専門的スキル。

スペシャリストのスキルを高めるには、ライフスキル(=EQ)の充足が欠かせません

健全で幸福な人生を過ごすために必要なスキルとして、WHO(世界保健機構)が定めたスキルがライフスキルです。

ライフスキル(=EQ)の基盤が「マインドフルネス」です。

ライフスキル(=EQ)基盤がマインドフルネス

フローは宇宙
マインドフルネスは状態ですが、状態を作っているのはあり方です。
あり方は感情ではなく行動です。

マインドフルネスな状態にする行動が採れる在り方が「し合わせ」(=JOY)です。

マインドフルネスはあるがままの自分を受け入れて、注意深く主体的積極的生きる状態です。

「マインドフルネスであること」

  • あるがままの自分=嘘偽りのない自分であることが癒しのはじまりです
  • 注意深く=注意深く自分を観察しないと自分を誤解します。=苦しみに気づくことができなくなります。
  • 主体的に積極的に生きる=苦しみには原因があることを知ることができます
  • 状態=苦しみの原因を取り除けることに気づいて取り除けます

人生100年時代のマインドフルネスにできることリストです。

  • マインドフルネスはトラウマ配線をつなぎ直します。
  • マインドフルネスは極めて有効な「ストレス低減法」です。
  • マインドフルネスは一切の評価をしません。
  • マインドフルネスは「ありのまま」を受け入れます。
  • マインドフルネスは「いまここ」に集中します。
  • マインドフルネスは「つながり」を注意深く実践します。
  • マインドフルネスは「一切皆苦」という真理を原点にしています。
  • マインドフルネス瞑想はマインドフルネスの一部です。
  • マインドフルネスは「二分化的思考」をしません。
  • マインドフルネスは医学、心理学、心理療法にも活用されています。
  • マインドフルネスでは「失敗=悪いこと」ではありません。
  • マインドフルネスは人を生きやすくし、「し合わせ」につなぎます。

マインドフルネスで私の人生、こんなに生きやすくなり、「し合わせ」につながりました!

ライフスキル・境界チェック・4つの真理・マインドフルネス
幸せ(=JOY)は自分の内にすでにあります。自分の外側に求める習慣をやめて、自分の内に求めるとライフスキル(=EQ)は育ちます。 育つほどマインドフルネスになります。マインドフルネスになればなるほど幸せ(=JOY)はいっぱいになります。もうなにもいらないと心から思います。静かが最高と思うようになる100年ライフスキル。
ラケット・アサーティブ・マインドフルネス
感情と行動は別物です。無力な子どもが使うラケットは、感情に行動を乗せて、相手の感情に訴えて行動させます。支配が隠されているので大人も使いますが、良い結果にはなりません。アサーティブは、感情と行動を切り離します。嘘がなく誤解を招かない爽やかなコミュニケーションを可能にします。マインドフルネスは、感情と行動は切り離します。
認知の歪み・禁止令・人間関係の仕方・マインドフルネス
私たちは生活していると「職場で大嫌いな上司がいる」など様々なコミュニケーションの問題を抱えて日々を過ごしています。このストレスはどこから来るのでしょう?ストレスはマインドトーク(雑念)になり四六時中、浮かんでは消えて、消えては浮かんで。原因となる「認知の歪み」「禁止令」「人間関係の仕方」に繋がって連鎖してループします。

10のライフスキル

具体的には以下の10のライフスキルです。

  • 自己認識スキル  
  • 共感性スキル   
  • 効果的コミュニケーションスキル 
  • 対人関係スキル  
  • 意志決定スキル  
  • 問題解決スキル   
  • 創造的思考スキル  
  • 批判的思考スキル  
  • 感情対処スキル 
  • ストレス対処スキル

  

これらライフスキルが機能していると、一例ですが、次のようなスキルが働きます。

・目的(ゴール)を明確に意識している。 
・計画を作るのが上手で実行力がある 
・継続する仕組みを作るのが上手い。 
・ポジティブな我慢力がある 
・コミュニケーション・スキルが高い
・王道を大事にしていて、情報の取捨選択能力が高い
・PDCA(マネジメントサイクル)を回し続けている

このなかには、経験によって磨かれるスキルもありますが、どれも新入社員でも必要とされる基礎的な力です。

・健康力
・挨拶力
・マナー力
・外見力
・笑顔力
・忍耐力
・自己啓発力
・素直力
・報告力
・失敗力
・継続力

という表現もできます。

これら基礎的なスキルが豊かであるほど他者と恊働できる力、自分を律する力が育まれ、自立を促進するので、安定感が増し自分への信頼感も強くなります。

逆に思うように物事が進まない、「し合わせ」ではないという人には、共通してライフスキルの不足が見受けられる一方、自意識が過剰に強くなり自意識に邪魔されることが多くなります。

まとめ

ライフスキルが不足している人にスペシャリストとして必要な専門スキルは身につかないといっても過言ではありません。

ライフスキルは、人間力、つまり世界中どこに行っても使える内的な力、

専門スキルは外的な力と分けられるようです。

人生100年時代は無形資産が重要と言われます。
専門スキルを軽視するわけではありませんが、スペシャリストとしてのスキル、ネットワークを作るスキルを育むためにもライフスキルは大きな意味を持ちます。

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