働き方改革
ホームオフィス、 SOHOいまという関連語のような「テレワーク」と併せて「働き方改革」という言葉をよく耳にします。
ひとことでいうなら「ワークラフバランス」「地方活性化」「景気対策」の解決の糸口を探りながら、子育て、介護を国に頼らず自分でやってください。そのために「時短」を励行してください。裏返すと「人時生産性」を向上してくださいというのが命題です。
その顕著な事例が「テレワーク」です。
テレワークとは、在宅勤務。たとえばトヨタでは在宅勤務は従来、一部社員に限定されていた働き方でした。
しかし一般企業でいう事務系の総合職については、一定の資格以上を持つ約1.3万人の社員まで対象を広げる拡充に取り組んでいます。
トヨタ広報部は「育児・介護への対応だけでなく生産性向上も目的」と明言しています。
日産も進めているし、パナソニックなど大手企業を軸にして進んでいますが、在宅勤務者の労務管理の難しさもあって、政府が思うような進展までは進んでいないのが実情です。
しかし「働き方改革」は国の思惑と国民の思惑が一致しています。世界的にも大きな流れです。
課題は中小企業にまで広がり、どのようにして達成するかということです。
テレワークに限らず、どんなことでも、優れた成果を出した人は、そうでない人と比べて、その事柄(課題)に膨大な時間を使っています。
幸・不幸は24時間の使い方で決まる
私たちの暮らしている世界はとてもシンプルだと思います。
シンプルなはずです。
人は、それほど難しいことができるようにはなっていないと思うからです。
それでも、素晴らしい成果を残せている人がいるのは、膨大な時間をひとつのことに集中して使っているからです。
人は誰でも24時間です。
なのに違いが出るのは、時間の使い方が違うのは明白です。
求める成果を出す以外のことに時間を使う人と、求める成果を出すことにしか時間を使っていない人がいるということです。本気度が全然違うんですね。
時間の密度が違うのは、使い方が全然違うんです。
「成果を出すために無用な仕事はしない」
限られた時間だというのは同じなのに、無駄なく使う、工夫する意欲と実行加減も違う。漫然と努力するのと、成果が出るように工夫して努力するのでは結果が違います。
そのポイントは、無駄の排除につきます。
成果に影響度の低いことはしない。完璧主義にはならない。
無駄なことはしない。無駄な物は置かない。
毎日、忙しくて時間が足らないと言ってる人は、確かにそうなのでしょう。
しかし、自分が何に時間を使っているのを知っているのかというと疑問が残ります。
自分が求める成果の出ない仕事はしない
成果を出すことに、時間を使うことが重要なのです。
実体のないことに時間を割いていないか、チェックが必要です。
一番気をつけるべきは「成果の出ない仕事を熱心にする」ことです。
優れた成果を出した人は、成果の出ない仕事を熱心にしませんよ。
成果に結びつかない仕事のなかでも、気をつけたいのは、自分がやりやすい仕事です。
自分がやりやすい仕事は重要な仕事と錯覚されやすいのです。
だからのめりこんでしまいやすいのです。
成果の出ない仕事
自分がやりやすい仕事
と、併せて考えたいのが、
「成功の基準」です。
成功の基準を変えないと、より大きな成功には行けません。
「富士山登頂」を成功だと思っていたら、「富士山」どまりです。
「過去の成功体験に囚わるな」と戒めは広く浸透していますが、そういう本人が、「過去の成功体験以上の基準を掲げることがない」というのは少なくありません。
「過去の基準さえ満たしていないのに、それ以上の基準をかがげて意味があるのか」と考えるのも自然ですが、富士山を登頂した経験を持つ人が富士山以上の目標を持つとどうなるでしょう?
ノミの実験でも明らかなように、それに合わせたトレーニングをするので、変わってくるのです。
成功の基準を「必要な成功の基準」に代えて
成果の出ない仕事はやめて
自分がやりやすい仕事を必要な成功の基準に合わせて工夫する
スターターセット
ホームオフィスは、ミレニアムがおすすめ。本や書類もPDF化を推奨していますが、整理していかないと、どんどん数も容量も増えるので作業効率は悪くなります。
そこで整理整頓が必要になります。
パソコンの中身のクリーンアップも必要になります。
「スターターセット」とは、メール・画像・テキストをデータ件数を最小化することです。情報が多いことはメリットですが、限度を超えるとストレスになります。
家具や冷蔵庫のなかと同じことです。
メールボックスはどうなっていますか?
受信箱は空ですか?
いまの時代、アドレスが一つしかない稀でしょう。
あればあるほど、読んでいないメールも多いと思います。
読んでいないメールの中に重要なメールがあるかもしれません。
そもそも、読んでいないメールが多いのは、「万が一」に備えて保存されていると思います。
しかに毎日増えていくので、読んでいないメールはますます読まれない可能性が高くなります。比例してストレスになります。
画像も、テキストも同じです。
バックアップのバックアップもすると外部記憶装置が増えます。
ついには、なにがどこにあるのか、わからない状態になります。
整理したくても手間がかかるので、先延ばしになり、やっとしたかと思うと、保存容量は大きくなっています。
パソコンの中身のクリーンアップが必要なのではなく、最初の判断が大事なのです。
後からクリーンアップが必要にならないように、すぐその場で処理していくと二度手間になりません。
二度手間はすべてに言えることです。
一度で済むことに倍の時間を投入しているのです。
「もったいない」が働いてモノが増えますが、目に見えない「もったいない」を見逃しているので、より大きな損失になっていることに気を回しましょう。
時間がないという人は、二度手間をチェックしてみてください。同じことを何度も繰り返しているはずです。
誰にも24時間しかないのに、成果は全然違う。
密度の濃い時間を過ごす秘訣はなんでしょう。
理由はシンプル、
二度手間厳禁、成果を出すために必要な仕事に絞り込んで倍速集中で一度でやりきる。
で、それができないのはなぜ?
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