断捨離不要。5つのSで片づけてマインドフルネスな日々にする方法

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Naoman-Minoru
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こんにちは、人生100年時代の心と身体とお部屋をゴエスする「マインドフルネス実践講座」コーチ、特別な一日。日本代表のゲンキポリタンです。

マインドフルネスは、いまここ、あるがままに、なりきった状態のことです。

ものがあるように、人間も実体があると思い込んでいます。
それが間違いだと最初に気づかせてくれたのが、ハリウッド映画「マトリックス」です。
「マトリックス」は「仮想空間」のことです。

5S(ゴエス)で片づけてマインドフルネスな日々にする方法。
仮想空間からの脱出方法をお伝えします。

マトリックス

マトリックス

映画「マトリックス」とは?

コンピュータ、プログラマーであるネオは現実世界で暮らしていると思い込んでいたのですが、あとにメンターとなる伝説のハッカー、モーフィアス(ギリシア神話に登場する夢を司る神様「モルペウス」の英語読み)という人物によって、実は仮想世界に住していると教えられます。

世界はコンピュータに乗っ取られて、人々はコンピュータの奴隷になっていたのです。
つまり脳に仮想世界が映し出されているのを脳は現実だと思い込んでいたのです。

そこから映画「マトリックス」は、世界中のクリエーターが集結して創造した映像を駆使して”仮想世界と現実世界の戦い”を描きます。

マトリックスの面白さは、映像もさることながら、着想の凄さです。
これは架空の話のようの思いますが、2500年前、お釈迦様が最初に警鐘を鳴らしたことです。
マトリックス以来、仏教に、宗教に、関心のなかった自分は、お釈迦様の教えに関心を持ち、仏教は宗教ではなく哲学、心理学だと気づいたのです。

ただ仏教はインド地方で発祥、サンスクリット語で伝わったもの。日本では統治に利用されたこともあり、その上、宗派も多く、伝え方も微妙に違います。
しかも江戸幕府が統治に利用、葬式仏教中心に変質し、近年は本質から遠のいています。一方、禅に共感して広まったアメリカン仏教は本質に率直でかなりわかりやすくなっています。

人はあるのではなく、縁起によって成り立っている状態でしかないのです。
だからこれが心だと指さした者はどこにもいないのです。

マインドトークはマトリックスそのもの

過去と未来に振り回される日々

さて「マトリックス」は、他人事ではないのです。
私たちはマインドトーク(心の雑念との会話)状態に支配されています。

米ハーバード大学の調査で一日の半分が「マインドトーク(心の雑念)」と話して過ごしていることが判明しています。

マインドトークは、ストレスの源になっていて、身体で急性心筋梗塞・脳卒中(脳梗塞、脳内出血、クモ膜下出血)などの三大疾病、認知症、など重大な病気を引き起こしています。

一日の半分の時間が、マインドトーク状態に占領されていることで、ストレスから本来、身を守るために機能していた、コルチゾールというホルモンが、自分自身の身体に牙を向いた状態に陥っているのです。

過去と未来に生きている

断捨離ブームの真の原因

断捨離ブームの本当の原因は、モノで家が狭くなるではなく、モノに含まれた過去と未来と会話しているストレスです。

中流家庭にこれほどモノが持ち込まれるようになったのは、近年のこと。
もともと狭い日本の家屋にモノが詰め込まれるようになったのは、高度成長期からのことです。
木造の家屋は火事が多いので、それほど所有していたわけでもなく、隣家に燃え移った場合は火災保険でも担保していません。一方、商家や富裕層は蔵、倉庫を持っていました。

モノが会話してくることに思いを馳せることなく、暮らしの実態に合わないほどモノが溢れたため、さらにマインドトークが一日中続くことに「肉体」が耐えられなくなってしまったのです。

因果必然、結果を変えるために今を変える

結果には必ず原因があります。結果を変えるには原因を変えるしかありません。

できることからはじめていきましょう。

朝、気持ち良いスタートをしたい。
そのためのルーティンワークを決めましょう。

マインドフルネスになります

朝起きたら、
トイレに行き、そのあと、歯を磨き顔を洗います。

つまりトイレを家中で一番綺麗な場所にしましょう。
洗面所を二番目に気持ちの良い場所にしましょう。

そのためのルーティンワークを決めて実践します。
ルーティンワークにしたら、それになりきるようにします。

なりきることがマインドフルネスです。

5つのS(ゴエス)

整理収納のゴエス
マインドフルネスは概念でも理屈でもありません。状態です。

  • トイレを家中でいちばん綺麗な場所にすると決める。これが気づきです。(→ゴエスの整理)
  • 次に決めたことを実践する。これが悟りです。(→ゴエスの整頓)
  • 悟りを開くと状態になります。マインドトークから解放される。(→ゴエスの清掃)
  • 人はあるのではなく、人は状態です。空=自由を感じることができます。(→ゴエスの清潔)
  • 状態を続ける。ルーティンワークにする。仏教でいう涅槃に到達。(→ゴエスの習慣/躾)

まとめ

断捨離はする必要がありません。マインドトークの一因になるだけなので気をつけましょう。
マインドフルネスになれば、お部屋は自然に片づき居心地のよい場所になります。
マインドフルネスになるには、「因果必然」の四文字を腹の底の底に落とし込みましょう。
腹の底の底に落としこむには、ひたすら実践で繰り返すだけです。

「因果必然」・・・原因が結果になる。なるようにしかならない。自分がしたことが結果になるだけでなく、他人がしたことも自分の結果になる。慈悲で人は良い繋がり方ができる。身を守ることが他人を守ることになります。

次回は断捨離不要の核心に触れます。

3大質問で知るマインドフルネスな「もともとのいのち」トリセツ
エンドレスにワンダフルに生きるための大基本である『私は誰?」「なぜここにいるの?」「どのように生きればいい?」3つの質問から、「私は誰?」自分の物語に入ると、子どものようの、いまここにいまここになりきって過ごすことで、執着心、愛着を知る前の「もともとのいのち」を生きることができます。
縁起でマトリックスな世界をマインドフルネスで是正、本性強化
子どもと違い、大人は縁起で自分が作り出した物語で生きています。発端は1.5歳までに決意した対人関係の構え。根本執着心となり、これを繰り返し使えば正しい認知が不可能になります。このままでは自由で豊かな100年ライフを生きることは困難になります。マインドフルネスが縁起の人生脚本を是正、本性を強化します;
慈悲で本性に戻る究極のマインドフルネス3ステップ
いまここ、あるがまま、なりきった「慈悲のシステム」は、無分別智から始まります。慈悲は、100年ライフを生きる智慧とエネルギーとなり、エンドレスにワンダフルな旅をループします。慈悲の心は何もせず放っておいて生まれてきません。自らが育てていくものです。育て方が3大基本「無我・縁起・慈悲」に集約されます。
マインドフルネスで変わる重要な5つのこと
マインドフルネスでなにが変わるのか見ていきます。ここでは人生が変わることをお伝えします。テーマが大きいのでその一部しかご紹介できませんが、マインドフルネスによって気の滅入ることや腹立たしいこと、我慢でなく受け入れることで「これも人生の味わいのひとつ」と感じることができるようなります。

ゲンキポリタン(一般社団法人いきいきゴエス協会)

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