こんにちは、人生100年時代の「マインドフルネス実践講座」のコーチ、ゲンキポリタンです。
マインドフルネス、特に瞑想をする場合、目標を持たない、評価しない、あるがままを受け入れると、「こんな私でOKなの」といままでの習慣もあって、不安になる方も多いと思います。
特にビジネスで多忙なとき、重要な商談が進行中のときに、あるがままを受け入れていたら、仕事にならないのではと敵対視してしまうのではないでしょうか?
実は、そこが重要なポイントで、敵対視したくなるのは、ありのままに慣れていないのと、「こうあるべき」という「思い込み」があるからなんですね。
でもその裏側には、マインドフルネスには「体幹」と同じように「心幹」を鍛える力があります。「心幹」は心の中心、体幹のように鍛えると、32の効能が働くようになります。
どのようにして「心幹」が鍛えられるのか、ご案内します。
どのようにスゴいのか、人生100年時代に効くマインドフルネスのスゴさをご説明します。
マインドフルネスにできること
本題に入るまえにコチラをチェ→→→→ック!!
人生100年時代のマインドフルネスにできることリストです。
- マインドフルネスはトラウマ配線をつなぎ直します。
- マインドフルネスは極めて有効な「ストレス低減法」です。
- マインドフルネスは一切の評価をしません。
- マインドフルネスは「ありのまま」を受け入れます。
- マインドフルネスは「いまここ」に集中します。
- マインドフルネスは「つながり」を注意深く実践します。
- マインドフルネスは「一切皆苦」という真理を原点にしています。
- マインドフルネス瞑想はマインドフルネスの一部です。
- マインドフルネスは「二分化的思考」をしません。
- マインドフルネスは医学、心理学、心理療法にも活用されています。
- マインドフルネスでは「失敗=悪いこと」ではありません。
- マインドフルネスは人を生きやすくし、「し合わせ」につなぎます。
マインドフルネスで私の人生、こんなに生きやすくなり、「し合わせ」につながりました!
瞑想が続かない
瞑想は他のことと同じように最初の数日は気持ち良くできます。
しばらくすると三日坊主の言葉があるように、試練に変わります。
- 集中できない。
- 時間がない。
- 疲れる。
- 他にすることがある
- 。。。。
壁に突き当たります。
身体は「もう無理だ」と訴え、心は「まだ行ける」と訴えます。
どちらも快適ではなく、どちらを選んでも、何らかの努力が必要になります。
このパターンは、他のことにも共通していることに気づかれるでしょう。
そこでご提案したいのが、二者択一ではなく、「中道」という選択です。
二者択一でなく「中道」という選択肢
完璧をめざさずに、集中が続かないのなら、そこで止めれば良い。
時間がないのなら、やれるだけやって、時間の期限で止めれば良い。
あと1分ならできると思えば1分だけ延ばせば良い。
疲れる場合も同じです。
「やらなければいけない」と思うならやらない方が良い。
そんなやり方では続かないからです。
自らが主体性を持って積極的に取り組み、柔軟に判断するやり方をすれば、その成果に驚くでしょう。
無意識の抵抗はどこから来るのか
自分では認めたくない「抵抗」の裏に、特別な成果、思考、感情を発見することになります。
あるいは、思った以上に休めることができたと思う程度かも知れません。
しかし、そういった発見が神経細胞を繋ぎ直し、自信に繋がります。
コルチゾールの分泌を抑えて、ドーバミンの分泌を高め、左前頭葉の働きを活性化します。
生物的な変化が一日の違いをもたらし、身体的に安心、安定、落ち着きや自信になります。
どれほど長く瞑想しようと、どのような実践法を選択しょうが、瞑想は一定の効果を生み出し、「抜苦与楽」「慈悲」へと繋がっていきます。
マインドフルネスの心は「抜苦与楽」に繋がっている
「抜苦与楽(ばっくよらく)」とは、「抜苦(ばっく)」と「与楽(よらく)」の2つの単語が一つになった言葉です。
「抜苦与楽」は、仏教の宗派が違っても、掲げている大切な言葉です。
それもそのはず、仏教の目的とも言える言葉だからです。
抜苦のこころ
まず「抜苦」の心です。
苦しんでる人を見るとじっとしていられなくなります。
その人の苦しみを看過できない、何とかその苦しみを抜いてやりたいというのが抜苦の心です。
子どもが夜中に熱を出して苦しんでいると、親は見ていられなくなります。
どうにかして苦しみを取り除いてやりたいと躍起になって模索します。
これが抜苦の心です。
与楽のこころ
自分がでかけた先で、妻の好物のお菓子が出されます。
家に持って帰って妻にあげたら喜ぶだろうと思います。
自分も好きなので自分も食べたいけれど、自分が食べたい気持ちを忘れて、妻の喜ぶ姿が見たい一心で持ち帰ります。
このように楽しみや喜びを与えてやりたくなるのが与楽の心です。
「抜苦与楽」が「慈悲」なのです。「慈悲」とは「抜苦与楽」です。
マインドフルネスは慈悲の心に繋がる
マインドフルネスの心は「抜苦与楽」に繋がり、さらに「慈悲」に繋がります。
これが最も重要な「瞑想の心」で、瞑想は最終的に慈悲に繋がります。
自分の心を見つめると、周囲の人たちの類似性に気づきます。
幸福を望むのは自分も他者も同じ、恐れや不安についても自分も他者も同じ。
すべての違いが消えてしまい、「慈悲」だけが残ります。
私たちは完全な人間ではありません。ほとんどの人は不完全です。
不完全な私たちがなにをしたって、はじまりは「偽善」になってしまいます。
体幹を鍛えるように心幹を鍛える
「心幹(しんかん)」とは、「体幹」が身体の中心であるように、「心幹」の中心です。
木の幹で分かるように、「体幹」も「心幹」も、人の幹です。
高齢者からプロアスリートまで、誰もが体幹を鍛えようとするのは、身体がグラグラしないようにすることで、きちんと歩ける。すべての運動の基本だからです。
人生100年時代の4大無形資産の礎になる心
人生100年時代の4大無形資産には、4つの資産があります。
- 生産性資産
- 活力資産
- 変身資産
- パートナー資産(=人脈資産)
どれをとってもWin-Winの姿勢が基礎です。
言葉でいうのは簡単ですが、現代人の特徴から近いとは言えません。
友人間のコミュニケーション能力は高いのに、コミュニケーションでトラブルが多いのはなぜでしょう?
自分が言いたいこと、聞きたいことは聞くけど、相手が聞きたいこと、言いたいことは聴いていないこと、が多いからです。
自分のことで精一杯で、相手のことまで思えないのは、自動思考で日常生活ができてしまっているからです。
自動思考では、システム思考には届きません。
「抜苦与楽」「慈悲」まで思いも寄らないのは、自動思考にないからでしょう。
人生100年時代は、自分で自分に責任を持つことが必要です。
システム思考が問われます。
自動思考で良いと思う人と、それでは長い100年時代は乗り切れません。個々の判断になります。
まとめ
心に生じる苦しみは、すべて知恵の基礎です。
苦しみにとらわれる、抑圧する、それらは結局、より多くの苦しみに発展します。
しかし、心の苦しみは敵ではないことを受け入れることで、支えになっていきます。
苦しみは友達なんです。
苦しみは、好みのドリンクのように美味しいくはないでしょう。
でも飲んでしまうと、美しいものに変わります。
「一切皆苦」は「人生はジェットコースター」という意味です。
マインドフルネスには、次のような効果があります。
- 脳を休息させる
- 脳がクリーンになる
- 判断力がアップする
- 集中力の強化
- 注意力の強化
- 対人関係を改善する
- リーダーシップがアップする
- システム思考ができるようになる
- やる気を引き出す
- 創造力の強化
つまりマインドフルネスには、ライフスキルをアップする力があります。
世界保健機構(WHO)が必要として定めたライフスキルには以下の10項目があります。
・自己認識 Self-awarenessr
・共感性 Empathy
・効果的コミュニケーションスキル Effective Comunication Skills
・対人関係スキル Interpersonal relationship Skills
・意志決定スキル Decision Making Skills
・問題解決スキル Problem Solving Skills
・創造的思考 Creative Thinking
・批判的思考(クリティカル思考) Criticai Thinking
・感情対処 Copingwith Emotions
・ストレス対処 Copingwith Stress
以上10の技術のことです。
その心幹になるのが「抜苦与楽」から「慈悲」へ至る道筋です。
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