あなたはいま、「し合わせ」なお金の使い方ができていますか?
「し合わせ」なお金の使い方って、どういうこと?考えたことないわね。
物事にはすべて因果(原因と結果)があります。暮らしが思い通りにならないのには、自分の意思だけでどうにもならない、縁起があるからです。縁起には、良い縁起と悪い縁起がありますが、当事者が気にしていないのが問題です。暮らしと縁起を「ゴエス」で整える方法をお伝えしましょう。
ゴエスで整える縁起
- 自分をハッピーにしてくれることにお金と時間を使っているか
- 他者の評価にふりまわされていないか
- 判断を他人に委ねていないか
- 何事も準備をして取り掛かっているか
- 身の回りをシンプルにしているか
- 気持ちに一致しない出費はしていないか
- 確かとは言えない発信者の情報、流行に振り回されいないか
- 自分の身体を健康に元気良く動かせるか
- 主体的に暮らしをマネジメントしているか(暮らしの定番化しているか)
- スマホ時間は主体的に使っているか
「主体的に暮らしをマネジメントしているか(暮らしの定番化しているか)」は説明が必要です。仮になんらかのトラブル(病気、災害、社会的パニック)があっても1ヶ月間は平常通り生活をキープできるように備蓄しているか、どこになにがあるか、主体的にマネジメントできているかという意味です。(トイレット、台所、入浴、清掃・洗濯・飲食、くすりなど)
一度しかない人生、誰もが「し合わせ」に生きる権利があります。お金はそのために欠かせない道具です。
稼ぐことは大切ですが、それ以上に大事なのは、「し合わせ」に使うこと。「し合わせ」を基準に主体的に暮らしているか?
収入が増えても減っても、「し合わせ」に使うことができていれば毎日は豊かに過ごせます。
子どもがいるなら、子どもにも伝承する責任があります。
そうは言っても、みんな自分ひとりでいきていません。自分の人生が、思い通りにならないのが他者が絡んでいるからです。
物事は因縁があって生じます。
暮らしに直結した生きるための出費を除けば、お金も「縁起」で出たり入ったりします。
「縁起」とは、物事が起こる原因を指すもので、縁によって起こること。
どんな出来事も、めぐりめぐって起こっているもので、単体で存在することではありません。
ものごとはすべてに原因があり、結果がある。 そんな「縁起」が永遠に繰り返されます。
どんな縁起があって、お金を使っているか、気になりませんか?
ゴエスで「縁起」を整えませんか?
たとえ収入が減っても、そのなかで自分が納得できるお金の使い方ができていれば、満足度の高い毎日を過ごすことができます。反対に、いくら収入が増え「し合わせ」にお金を使えなければ、どこか物足りなくて、自信も持てないでしょう。
私たちは、みんなひとりひとり、ひとつの宇宙に暮らしています。
誰も一人一宇宙から出ることも入ることもできません。
一人一宇宙ですが、「縁起」のネットワークで繋がっています。
直接的な因縁もあれば間接的な因縁もあります。
会ったこともない人も含めて、人はひとりでは生きていけないのです。
「こうありたい将来」に向かって計画的な貯蓄を進めていても、思いもしない因縁で出費が生じることもあります。だからこそ自分の人生を大切にして、「し合わせ」なお金の使い方を実践するのです。
ゴエスで縁起を整える ゴエスで整える暮らし
ドッグイヤーよりも速い人生100年時代の暮らしを整えることは、「人生をどう生きるか」の準備に他なりません。
- 整理:自分の価値観を整理する
- 整頓:自分の資産といえるものを理解して、現在は非力であっても使えるようにする
- 清掃:毎日。埃を払うように、自分の資産を増える化する
- 清潔:自分の資産に磨きをかけて、育む仕組みを創る
- 習慣:資産を育む仕組みをルーティンワーク化する
以下のことはどうでもいい」では済まないので、お金のゴエスをしておきましょう。
- ライフイベント
- キャッシュフロー計算表
- バランスシート
- NISA
- 投資信託
- 個人型確定拠出年金
整理
意味なものに使わないためにも、家計を整えて、本当にやりたいこと、かなえたいことも明確にしていきます。
- ブランクもキャリアの一部と位置付ける
- やってきた仕事を具体的に細かくリストアップして、分類する(自分では本業と思っていないが、他者はスキルと見る場合がある)
「縁によって物事は生起する」といいます。
縁を此れ、生起する物事を彼れとするなら「此れあれば彼あり、此れなければ彼れなし。」ということになります。
「AがあればBがあり、AがなければればBがない」つまり「自分とはあるようでなく、無いようである」という真理です。
具体的にいえば「他人がいて自分がある」自分の妻ではなく「妻の自分」があるのです。
何気無いようですが衝撃的ではないでしょうか?
「オレがいるから妻が食べることができている」と考えがちですが、実際は「妻がいるから働くことができて、生きている」という「縁起の理」があります。縁起の真理(事実)です。
社会の中で、ライフシフトをする私たちに。この考え方をアテはめたらどうなるでしょう。
「社会があれば自分があり、自分がなければれば社会がない」ということになり、自分とは「社会の自分」なのです。「縁」の真理がライフシフトの出発点です。
自分がどうあれば「社会の自分」になれるのか、「社会の自分」というキーワードで整理することがライフシフト、最初の一歩です。
整頓
整頓は必要な時に、すぐに引き出せるようにすることです。
自分の資産状況がどうなっているか。今後の予測
- ライフイベントの作成
ライフイベント表は家族の将来のライフイベントとそれに必要な金額を時系列でまとめます。
上の表はライフイベントとキャッシュフローを同時に見るものです。 - キャッシュフロー計算表
キャッシュフローは、ライフイベントと現在の収支状況に基づいて将来の収支状況をの予想をまとめます。キャッシュフロー計算表を策定してキャッシュフローを把握する目的は、作成したキャッシュフロー計算書をもとに、将来の資金計画を策定することにあります。
例えば、企業の場合、黒字倒産が起こる、典型的な事例は「売掛金の回収が遅れて、過去の投資で生じた借入金を返済できなくなる」ケースです。
これを予防するために、借入金の返済スケジュール、利息の支払いスケジュール、投資のスケジュール、未払金支払いのスケジュールなど、詳細な計画を定める必要があります。一般家庭に於いても同じ理屈です。「キャッシュフロー計算書」をもとに自社のキャッシュフロー(現預金の収支)に着目しながら経営状況を分析する「キャッシュフロー経営」という経営管理の方法もあります。 - バランスシート
バランスシート(貸借対照表)は「資産」(資産の状態、使い道)「負債・純資産」(資金の調達手段)の一覧です。
一定時点における資産と負債のバランス(財務状況)を知ることができ、家計がどのくらい安定しているかの参考にもなります。 - やりたいことリスト
やりたいこと(「し合わせ」なお金の使い方)をリストアップします。
無意味なものにお金を使わないためにも、本当にやりたいことかなえたいことも明確にしていきます。→やりたいことリストを書いたら、具体的にどのように達成するかをマンダラチャートにします。「清掃」の章を参照してください。マンダラチャートで努力を楽しむ習慣を育てます。
こうして整理することで、自分の「やりたいこと」お金の「分からないこと』をクリアします。
これらはファイナンシャルプランナーが行う必須業務で、漠然とした不安を消すために、必要不可欠なステップです。今までどんぶり勘定だった人やズボラしていたことを見える化して、暮らしとお金に強くなります。
清掃
毎日。埃を払うように、自分の資産を増える化します。
ひと掃きするごとに、心のチリが消えて、雑念が消えていくのが「清掃」の求めるところです。
やりたいことリストは、やるべきことをクリアすることで現実になります。
大谷翔平選手で有名になった高校生活3年間で16枚書いたマンダラチャート。(上の図)
たとえば下の図はファイナンシャルプランナー2級に合格するために、なにを勉強すればいいのかをマンダラチャートにしたものです。
無意味なものにお金を使わないためにも、本当にやりたいことかなえたいことも明確にしませんか?
併せてどのような因縁でお金を使っているのか、クリーンにします。
時代は日々変化しているので、過去の成功体験、快感体験はチリでしかありません。
雑念にとらわれず自身の人間力を土台にマインドフルネスにライフシフトしましょう。
一呼吸に集中するマインドフルネス瞑想に似ています。
清掃には「社会の自分」のポリシーが息づいています。社会を清掃するがゆえに、自分の心をチリが掃ける。あなたが社会に貢献するから、あなたは自分に貢献できるのです。
時代は日々変化しているので、過去の成功体験はチリでしかありません。
雑念にとらわれず自身の人間力を土台にマインドフルネスにライフシフトしましょう。
清潔
多忙さは、お金をムダに費やす元凶だったりします。会社勤めをしている人に「Do~Have~Be」の生き方が得意な人がいます。
「Do~Have~Be」とは「行動〜評価を手に入れる〜達成感(自己効力感)」を得る習慣が自分のものになった人です。いつも忙しい人です。彼らの口グセは「時間がない」です。いつも時間に追われています。
この生き方を否定しているわけではありません。成長のある段階では、この生き方が必ず必要になるからです。問題は、その成功体験が習慣化してしまった人です。いつも自分を磨く習慣をルーティンワークにしておかないと気づかない間に自分が本当にしたいことを見失います。
本当に大事にしたいことは何かを考えることができないと、値段や評判だけでお金を使うようになり、いつしかそれが当たり前に。時間がなく、いつもイライラと焦っている毎日では自炊も続かなくなり、ストレスを解消するために余計な出費も連鎖してしまいます。
執着を捨てる。思い込みを捨てる。持ち物を減らす。
シンプルに生きるとは、心や身体の荷物を捨てることです。
大事なことは「なぜ、それがやりたいのか」です。
物事の流れをよくし、軽やかに生きたいのであれば、まずは手放すことが先です。
手放した瞬間、新たに入ってくるのは「豊かさ」です。
この豊かさを味わうのがライフシフトの目的のひとつです。
たとえば海が大好きだから、海を楽しみたい。
自分にマッチした楽しみ方の最良のサーフィンをする。
そのために他の可能性は手放すことも必要になります。
「禅の庭」として有名な、京都・龍安寺の「枯山水」で考えてみましょう。
池や水などを用いずに、石や砂で山水の風景を表現するものです。
精進料理も、同じ発想ですね。
極めればこの身ひとつで、人生100年時代をライフシフトする極意です。
すべてある可能性。すべてない可能性。
空(くう)の極意を枯山水に見て、「いのち」に気づくのです。
ところが、言葉やモノに翻弄される私たちは便利さの裏側に隠された「いのち」に気づかないまま、手がかからないことに満足しています。
結果だけでなく、プロセスこそ重要。億劫に思わず自分を磨くプロセスがライフシフトに含まれていることを大事にすることで次々にドアが開かれステージが変わっていき、ライフシフトが展開します。
習慣
整理、整頓、清掃する、清潔にする(磨く)のプロセスを習慣(ルーティンワーク)にすることで、ダイナミックなライフシフトが展開します。
- ライフシフターが、毎日を「特別な一日」にするには、何より準備(ゴエス)が効果的。
- 時代は日々変化しているので、過去の成功体験はお荷物でしかありません。
- 自身の人間力を土台にライフシフトしましょう。
- 毎日を「特別な一日」にするとは、毎日が真剣勝負(やりたいこと)であることです。
- 準備をするから、自然に肩の力を抜いた真剣勝負の「特別な一日」になります。
- 準備(ゴエス)は人間力そのものなのです。人間力が弱いとゴエスができません。
- 準備で不要な物事がどんどんなく減っていくので、必然でミニマリストになります。
縁を生かす
冒険することは不安を引き起こす。 しかし、冒険しないことは自己を失うことだ。 …そして最高の冒険は、自己を自覚することにほかならない。
- セーレン・キルケゴール
- ライフシフトは冒険です。自分は資産そのものなので、真剣に育てます。
- あらゆる困難を乗り越えるのは山登りと同じ。
- なにがなんでも遣り抜く意志とお金は計画的に収支のバランスをとります。
- 選り好みしない
- 長所も短所も自分の影像、実在しない
- 知らないから、智慧を使い倒して没頭する。
- 縁を生かすとは、「対象になりきる(没頭する)」こと
- 没頭できるのは、人として最大のスキルです。
まとめ
多忙さは、お金をムダに費やす元凶だったりします。会社勤めをしている人に「Do~Have~Be」の生き方が得意な人がいます。
「Do~Have~Be」とは「行動〜評価を手に入れる〜達成感(自己効力感)」を得る習慣が自分のものになった人です。いつも忙しい人です。彼らの口グセは「時間がない」です。いつも時間に追われています。自己効力感より自己肯定感を大切にしましょう。もちろんどちらも大事ですが、達成しなくても自分を大切にする習慣を大事にしたいですね。
- ライフシフトの秘訣は「今ここ」を生きることです。
- ライフシフターとは自身の人間力(ライフスキル)で「今ここ」を楽しむ人です。
- 時代は日々アップデイトされているのでスキルは無限大になります。
- ライフシフターは限界を知っているので「今ここ」を生きるのに必要だけに絞ります。
- ライフシフターには過去の成功体験はお荷物なだけです。
- 人間力も日々、アップデイトするものだと自己マスタリーを高めることを実践しているがライフシフターです。(自然とリーダーシップを高める循環型生活を営んでいます)
- 日々、アップデイトするライフシフターにとって何事についても最小限はありがたいものです。知識より智慧(=人間力)を大切にします。
- ライフシフターは、毎日を「特別な一日」にします。
- 「特別な一日」のための準備(ゴエス)は智慧で実践します。
- 智慧を発揮するためマインドフルネスを保ちます
- 準備(ゴエス)は人間力そのものなの。人間力が弱いとゴエスができません。
- 準備をすると、不要な物事がどんどん減るので、必然でミニマリストになります。
- 最高のパフォーマンスが発揮できるように準備した人がミニマリストです。
- ミニマリストとはただ物が少ない人ではなく、すぐ実践できるように身軽にした人です。
- ゴエスを日常的に行うことで、どんどんミニマリスト化していきます。
- ライフシフトができる人は、装備しませんが準備(ゴエス)します。
- 自分を土台にやるべきことに順応できるので、複業も可能にしています。
- ライフシフトの成果が人間力をさらに育みライフシフターのスキルアップに反映されます。
- 持続可能な人が持続可能な社会に貢献します。
- 循環は人生100年時代の、これからの100年のコアバリューです。
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