「天上天下唯我独尊」の謎とマインドフルネスのルーツ

幸せプロジェクト マインドフルネス
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こんにちは、人生100年時代の「マインドフルネス実践講座」のコーチ、ゲンキポリタンです。


お釈迦様つまりブッダは、生まれると、すぐに
七歩、歩いて右手で天をさし、左手で地をさして「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」とおしゃられたそうです。

この伝説を「この世で自分ほど偉いものはいないとうぬぼれること」と解釈する人もいますが、お釈迦さまのしてきた事から推測すれば、そのような意味ではないと考えるのが正しいでしょう。

そもそもお釈迦さま(ブッダ)は実在の人物だったのか?

調査したのは比較的近年のことだそうで、限りなく100%に近く実在されていたそうです。

生存されていた頃、印刷技術はなく、お釈迦様の教えはすべて「口伝」でした。

お釈迦さまの教えはすべて弟子に口伝で伝わったもので、当然、聞き違いも起こってきます。

しかも経典の数は膨大である上、経済の衰退、小乗仏教VS大乗仏教の分裂もあり、説がいろいろあるのも当然です。

しかも日本に入ってきたのは、大乗仏教の日本語訳となると誤解があってもおかしくありません。

お釈迦さまの教えの解釈を正常化していく作業は、いまも続いています。

「天上天下唯我独尊」は、どこから出てきたのか謎ですが、仏教はやたらと数が出てきます。「三十七菩提分法」も、その代表的な事例です。

この「三十七菩提分法」に、「天上天下唯我独尊」の謎とマインドフルネスのルーツというべき教えが含まれていますので、ご紹介したいと思います。

 

 

マインドフルネスにできることリストです

マインドフルネスにできること

マインドフルネスにできること

本題に入るまえにコチラをチェ→→→→ック!!

人生100年時代のマインドフルネスにできることリストです。

  • マインドフルネスはトラウマ配線をつなぎ直します。
  • マインドフルネスは極めて有効な「ストレス低減法」です。
  • マインドフルネスは一切の評価をしません。
  • マインドフルネスは「ありのまま」を受け入れます。
  • マインドフルネスは「いまここ」に集中します。
  • マインドフルネスは「つながり」を注意深く実践します。
  • マインドフルネスは「一切皆苦」という真理を原点にしています。
  • マインドフルネス瞑想はマインドフルネスの一部です。
  • マインドフルネスは「二分化的思考」をしません。
  • マインドフルネスは医学、心理学、心理療法にも活用されています。
  • マインドフルネスでは「失敗=悪いこと」ではありません。
  • マインドフルネスは人を生きやすくし、幸せにつなぎます。

マインドフルネスで私の人生、こんなに生きやすくなり、幸せにつながりました!

以上、マインドフルネスにできるリストです。

マインドフルネス瞑想は「三十七菩堤分法」がルーツ

マインドフルネス瞑想

お釈迦様が余命三ヶ月になったとき、「重閣講堂」に、たびたび弟子を集めて教えを説き始めます。

そして『「三十七菩堤分法」をよく実践せよ。それが世の人々の利益と安泰に役立つのだ』と語ります。

ここだけ聞くと修行して人の役に立ちなさいと教えているようですが、そうではありません。

なぜなら修行の目的は自分の「煩悩」を消し去り、いつでも涅槃に入れるようになることにあるからです。

「三十七菩堤分法」とは、①四念処(四念住)②四正断③四神足④五根⑤五力⑥七覚支⑦八正道以上、七科総計37種類の修行方法です。

これが「七歩(=七科)歩いて唯我独尊」のことだろうと推察できます。

七歩の最初の一歩、四念処(四念住)

人生は面白い

「七歩、歩いて唯我独尊」・・・いきいきゴエスがご提案する「マインドフルネス瞑想」は、最初の一歩、四念処(四念住)は次の4つで構成されています。

 

マインドフルネス瞑想は、観察する瞑想と言われています。

気づくための瞑想ですね。

4つとも「念」の文字が入っています。

この念は「念じる」ではなく、「気づき」の意味です。

  1. 身念処(身念住)
  2. 受念処(受念住)
  3. 心念処(心念住)
  4. 法念処(法念住)

マインドフルネス瞑想 呼吸の仕方

マインドフルネス瞑想

「マインドフルネス実践講座」のマインドフルネス瞑想は、唯我独尊への7歩の歩みを瞑想で実践します。

「呼吸の仕方」は

・念ずることを目の前に据えて坐る、気を付けながら息を吸い、息を吐く、
・身体の活動を静めて、私は息を吐こうと思い実修する。
・自分の内に、他人の外の身体について観察、身体の中で生起してくるもの、消滅する現象を観察する。
・ただ「身体のみが存在する」と思い、依存がなく、執着がなくなる。

・・・と、されています。

瞑想を通して、貪り、怒り、迷妄、心の統一、広大な心が生れて消滅するのを観察します。

瞑想(観察)することで、識る(知って)煩悩を消し去るのが目的です。

識る(知る)とは、頭で理解する、知ることではなく、体に収めた全器官で覚えることです。つまりなりきることです。

これを覚りといいます。気づきです。

私は私になりきる・・・・そうして最高の私になりきる。

マインドフルネス瞑想。七歩歩いて、唯我独尊。

マインドフルネス瞑想 1.身念処(身念住)

モチベーションとインセンティブ

マインドフルネス瞑想。七歩歩いて、唯我独尊。

「身念処(身念住)」とは、わが身は不浄であると観察することです、。

身体におけるすべて(息、行、住、座、臥、身体・行動のすべて)が不浄であることを観察します。

 

身念処(身念住)についてはこんな話があります。

ある男が美しい女性に出会います。

女性を想う気持ちを伝えたところ、女性はよろこぶこともなく、「この肌の下には、醜い身体が隠れている。血みどろの肉塊でしかありません。内臓の器官はどれも非常に汚らしいものです。

さらに肉をそぎ落とすと、不気味な骸骨があらわれてきます。

この肉体から排出されるものに、何一つとして美しく清浄なものはありません。
なのに、あなたは、私の本当の姿を見ることもなしに、肉体の不浄性を直視せず、美化して、愛しいという。」

たしかに言われてみればその通りです。

では、それを知ってどうすれば良いのでしょう。


間違った捉え方(思い込み)が煩悩の元なのです。

よく観察して、真実を知って間違った思い込みをリセットして、正しい見方に矯正して煩悩を消し去るのです。

煩悩を消し去る訓練プログラム「四念処(四念住)」の最初のひとつが、「身念処(身念住)」です。「身念処(身念住)」は身体を観察するプログラムです。

お釈迦様、最期の言葉「自灯明・法灯明」


自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)

ただ誰かから聞いたからといって、それを信じるな。

何代も受け継がれたからといって、その伝統を信じるな。

たくさんの人の間で語られ、噂になったからといって、それを信じるな。

あなたが所属する宗教の聖典に書かれているからといって、それを信じるな。

ただ貴方の先生や先輩の権威だからといって、それを信じるな。

しかし、観察と分析を行なった上で道理に合っていて、すべての者の利益になると貴方がわかったならば、それを信じなさい。

「四念処(四念住)」は、ブッダ最期のお言葉「自灯明・法灯明」につながるトレーニングです。

マインドフルネス瞑想 2.受念処

四苦八苦

マインドフルネス瞑想。七歩歩いて、唯我独尊。

一歩目のトレーニングの二は「受念処」です。

感受とは、感受性という表現をします・

心で感じる能力

感受は苦であると観察する。

 

一切の感受作用(外部の感受作用、内部の感受作用)は、苦しみにつながることを観察する。

快楽、苦痛、不苦不楽について、感じている実感を観察する。

私は快楽を感じている、私は苦痛を感じている、これら感受作用について観察する。

有名な「一切皆苦」のことです。

 

「一切皆苦」・・・・人生は思い通りにならない

まず、お釈迦さまは、私たちの世界は自分の思い通りにならないことばかりである、という真理を説いています。

仏教の「苦」とは、単に苦しいということではなく、「思い通りにならない」という意味です。この「苦」には、「四苦八苦」と呼ばれる八つの苦しみが挙げられます。

こうして読んでいくと、だんだん暗い気持ちになります。

決定的な苦は、死・別れ・老い・病ですが、「受念処」はトレーニングプログラムです。
人生はつらいものだと思うのが煩悩。目的は正しく感じて煩悩を消す。

「諸行無常」ですべては移り変わるとも言われています。何事も川を流れていくように変わっていく。
死・別れ・老い・病も留まることなく過ぎていく。

アメリカ仏教では、ポジティブに感じて「一切皆苦」を「人生はでこぼこと道」と解釈。
自分を傍観者にせず、主体性を大切にしました。

「働かされている」と思う人が多い日本と違い、自らの意志で「働いている」と思うアメリカ人。違いの根源は、ただただ自分にある。

自分に目的がないか、あるかの違い。

これからの人生100年時代は、後者の時代です。

一歩目のニ「受念処」です。

 

マインドフルネス瞑想 3.心念処 (しんねんじょ)

マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想。七歩歩いて、唯我独尊。

一歩目のトレーニングの三は「心念処 (しんねんじょ)」です。

心念処 (心念住)

「心について(心は無常)」をみる(気づく)瞑想です。

なぜこんな瞑想をするかというと、「原因=結果」ですが、「結果=原因』と考えるのがブッダ流だからです。

たとえばカップルが盛大な結婚式をしています。早ければ成田離婚、遅くとも5年もすれば不機嫌な二人になります。

稀に死ぬまで仲のいいカップルがいます。

なんで離婚したの? 「原因=結果」ですが、「結果=原因』だと知っていたら、死ぬまで仲のいいカップルになれます。

心は無常だと気づいていたら、無常にならなくて済むこともあるというのが、ブッダが伝えたいことです。

仏教はエンドレスにワンダフルでしょう?

おもてなしでワンダフル

 

心は常にいろいろなこと考え、一瞬たりとも止まることなく変化し続けていることを観察します。

つまり心は無常であることを観察します。

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心の状態(感情想念、貪欲、瞋恚、愚痴)を観察する。

・貪欲(どんよく)とは、執着、欲張り、貪り、等である。

・瞋恚(しんに)とは、怒り、憎しみ、恨み、等である。

・愚痴(ぐち)とは、妄想、怠け、無自覚、等である。

 

私の心が執着している、

 

私は心が名誉を求めている。
私は心に怒りがある、
私は心に妄想がある、
私は心に怯えがある。

その他、心の状態について観察します。

 

マインドフルネス瞑想 4.法念処(法念住)

マインドフルネス

マインドフルネス瞑想。七歩歩いて、唯我独尊。

一歩の四。は「法念処(法念住)」です。

諸法は無我であることを観察します。

諸法とは、すべてのことですが、私たちはその中に「自分」という存在も含まれていると考えがちです。

この世には、「私が存在している」と確信しています。

しかし、それは錯覚だといいます。

この世に自分などいないのです。私は煩悩に基づいて想像している。

六大煩悩

煩悩とは、心身を乱れさせる心の汚れです。

つまり執着です。(これを掘り下げ、深めると「阿頼耶識=深層心」に行き着きます)

目の前にりんごがあるとします。

①りんごがあることを認識する
②自分の中に映像があり、言葉(りんご)を使い、確定します。
③執着が生まれる

因果関係をのプロセスを観察します。

言葉は限界と束縛を生みます。
言葉で迷うから言葉で正していきます。
頭で理解するのではなく、体で理解する。

つまり瞑想を繰り返しなりきる(深層心に成育させる)まで理解します。

瞑想の形に囚われません。

まとめ

唯我独尊とは、「人のいのちは一つしかない、一回限りの人生を大切に生きなさい」

すなわち、七歩歩いてとは、「三十七菩堤分法」をよく実践することで、一回限りの人生を大切に生きることができると説かれたのです。

 

人生100年時代のマインドフルネスにできることリストです。

  • マインドフルネスはトラウマ配線をつなぎ直します。
  • マインドフルネスは極めて有効な「ストレス低減法」です。
  • マインドフルネスは一切の評価をしません。
  • マインドフルネスは「ありのまま」を受け入れます。
  • マインドフルネスは「いまここ」に集中します。
  • マインドフルネスは「つながり」を注意深く実践します。
  • マインドフルネスは「一切皆苦」という真理を原点にしています。
  • マインドフルネス瞑想はマインドフルネスの一部です。
  • マインドフルネスは「二分化的思考」をしません。
  • マインドフルネスは医学、心理学、心理療法にも活用されています。
  • マインドフルネスでは「失敗=悪いこと」ではありません。
  • マインドフルネスは人を生きやすくし、幸せにつなぎます。

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