ブッダに学ぶシステム思考「十二縁起」

ハッピーブッダ システム思考
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ブッダとシステム思考。どんな関係があるのでしょう?

ブッダは「四苦八苦」を根本解決するために出家しました。
そしていくつもの重要な言葉に根本解決への糸口となる重要な言葉を遺しています。
そのどれもが普通の暮らしをしている私たちの心に寄り添ってくれるだけでなく、「システム思考」のルーツのような働きをしてくれます。なぜでしょう?

随処に主と作(な)れば立処皆真なり(ずいしょにしゅとなればりっしょみなしんなり)」の言葉に集約されているからです。この禅語の意味は「どこに居ようとも自分自身を見失わなければ、いつどこでもそこに真理が存在する」です。

ピーターセンゲ氏の「学習する組織」が1990年に日本に紹介されてから30年以上経ちました。
しかし、いまだに「社員が主体的に動かない」という声が聞かれるのはどうしてでしょう?
「主体性に欠けた人材が増えている」からでしょうか?
あるいは「主体性のある人材を採用すれば、解決することでしょうか?

ピーター・センゲ氏は「自分たちが本当に望んでいるものに一歩一歩近づいていく能力」をチームに拡大しました。それは縁が引き金となって様々な事態が生起していくシステムと格闘したブッダのあり方に通じます。

ループする煩悩製造システム

 

Naoman-Minoru
Naoman-Minoru

それでは、「無明」からはじまる「十二縁起」についてご説明します。

諸法実相

十二縁起

十二縁起(十二因縁)は、「諸法実相をより理解させるために説かれました。

諸法実相は仏教の真理を指す言葉の一つです。
大乗仏教の根本思想で、すべての存在のありのままの真実の姿のことです。
ただしその意味は宗派ごとに様々です。

それを念頭に十二縁起を見ていくと、格別の楽しさがあります。

無明からはじまる「十二縁起」

十二縁起(じゅうにえんぎ)

十二縁起には、外縁起と内縁起があり、どちらも因果関係の物語になっています。
外縁起・・・・外面(物質的な面)からとらえた因果関係
内縁起・・・・人間の内面(心)からとらえた因果関係

次にご紹介する十二縁起は、人間を物質的な面からとらえた考え方で、肉体はどのようにつくられてきたかを十二の段階から考えることです。

最初は『無明(むみょう)』から始まります。

1.無明(むみょう)

1.無明(むみょう)というのは、現代でも「その方面に明るくありません」と言うように、「無知(むち)」ということです。つまり無知なる魂(たましい)という意味です。

2.『行(ぎょう)=行為』

無知なる魂は、両親(夫婦)の2.『行(ぎょう)=行為』によって母親の胎内に3.『識(しき)が宿ります。

3.『識(しき)』

「識」とは知識の識で『生物の特性を備えたもの』という意味で人間のことです。

4.『名色(みょうしき)』

まだ人間の形になっていない不完全な識(しき)がだんだん形を整えてくると、4.『名色(みょうしき)』になります。

名(みょう)とは無形のもので、精神や心の状態をあらわし、色(しき)はその逆の形あるもの、つまり肉体を指します。
名色(みょうしき)というのは、魂(たましい)が入った人間の心身ということです。

5.『六処(ろくしょ)』

名色(みょうしき)が発達すると六入(ろくにゅう)、つまり5.『六処(ろくしょ)』と呼ばれる、眼(げん)、耳(に)、鼻(び)、舌(ぜっ)、身(しん)、意(に)、すなわち六根(ろっこん)が調ったという意味です。つまり人間として、この世に誕生する意味です。

五感(ごかん)と心、唯識論で言ういわゆる六識が発達してくると、視覚(しかく)、聴覚(ちょうかく)、臭覚(しゅうかく)、味覚(みかく)、触覚(しょっかく)などをはっきり感じられるようになります。

6.『触(そく)

このように、『身体と心=名色(みょうしき)と六処(ろくしょ)』が互いに影響(えいきょう)しあった状態で感覚器官が発達した状態を6.『触(そく)といいます。

7.『受(じゅ)』

(そく)の感覚器官が発達してくると、感受性が強くなってきて、好き嫌いの感情がでてきます。この状態を7.『受(じゅ)と言います。人間の年頃で言えば、六、七歳を指します。

8.『愛(あい)』

さらに成長すると、8.『愛(あい)』が生じます。
愛にはいろいろな意味がありますが、外縁起(がいえんぎ)での愛は主に異性に対する愛情です。

9.『取(しゅ)』

異性への愛情が芽生えてくると、相手を征服して自分のものにしたいという所有欲、独占欲がでてきます。それを9.『取(しゅ)と言います

10.『有(う)』

また、逆に自分の嫌いなものから、離れようとしたり、嫌ったりします。
このように分ける感情が出てくることを10.『有(う)』といいます。

10.『有(う)』のレベルまでくると、生きる葛藤、苦しみがいろいろな形で表れてきます。

11.『生(しょう)』

このように、さまざまな苦楽の意識と行為を業として魂に記憶し、このような意識で人生を過ごすことを、11.『生(しょう)といいます。

『生(しょう)』は本人だけでなく、子々孫々の『生』にも影響を与えます。

この状態が、当協会のメインテーマ「人生はエンドレスにワンダフル」の裏現象です。

12.『老死(ろうし)』

仏法では、『無明(むみょう)』をなくさない限り、親や先祖の『無明』が、子や孫へと受けつがれ、いつまでも、束縛やとらわれから、離れることも逃れることもなく、負の循環を継続してしまうのです。

そして、それは一生続いて、最後に老いて死を迎える12.『老死(ろうし)に至るのです。

以上が、人間の肉体を中心とした外縁起による十二縁起(じゅうにえんぎ)です。

十二縁起の仕組みで自己執着心が生まれてしまいます。

無明

煩悩を焼き尽くす

仏法では、『無明(むみょう)』をなくさない限り、親や先祖の『無明』が、子や孫へと受けつがれ、いつまでも、束縛やとらわれから、離れることも逃れることもなく、負の循環を継続してしまうのです。

そして、それは一生続いて、最後に老いて死を迎える12.『老死(ろうし)に至るのです。

以上が、人間の肉体を中心とした外縁起による十二縁起(じゅうにえんぎ)です。

十二縁起で自己執着心が生まれてしまいます。

関連用語

まとめ

『無明(むみょう)』を、なくさない限り、親や先祖の『無明』が、子や孫へと受けつがれ、いつまでも、束縛やとらわれから、離れることも逃れることもなく、負の循環を継続して、死に至ります。

いきいきゴエス協会は、ライフデザインをもとに「ライフプラン〜ファイナンシャルプランニング」という具体的な形を核にして、子や孫へと受けつがれるエンドレスにワンダフルな仕組みをご提案、フォローします。

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『無明(むみょう)』を、なくさない限り、親や先祖の『無明』が、子や孫へと受けつがれ、十二縁起によって、いつまでも、束縛やとらわれから、離れることも逃れられず、負の循環を継続して死に至ります。私たちはファイナンシャルプランニングを目標に、子や孫へ受けつがれるエンドレスにワンダフルな仕組みをご提案フォローします。
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