整理収納、整理整頓・・・でよく耳にするのが、「行政執行でゴミ屋敷を片付けた」的に、困った子が老いた親の住処を片付けたという話。
理由はありますね。
しかしモノとの付き合い方としては、急激にモノが減る(捨てる)というのは喜ばしいことではありません。
エッ、なんで?と思う方も多いと思います。
だって、それではモノが可哀想すぎますよね。モノにも主張があるはず。
なので、少し、モノと人の関係にこだわってみたいと思います。
モノと人の関係
モノと人の関係には、所有していた理由があります。
その理由を忘れて廃棄すると一時しのぎになるだけで、またモノが増えるようになります。
関わり方は、万事に通じています。
自身の行動習慣に気づくことが重要です。
モノは現象として表れているだけなのです。
老いた親が古いモノを捨てないことにはイライラすることがあっても、そこには「深い理由」があり、親を深く知るチャンスでもあります。
親を知ることは、子育てが自分育てであるのと同じく自分を知る機会なのです。
毒親であっても、毒親になった歴史があります。
親子だから、なんでもわかっているというのは傲慢です。
わからないことだらけであり、親が捨てずにおいた「ガラクタ」に見えるモノには、親がいちばん大切にしていたものが隠れている場合があります。
それを見つけて、語り合うことも、大事な時間です。
思い出の品として棺に入れるのも良し、大切な品として、長く身近に置くも良しです。
急に捨てなければならない家族には切羽詰まった問題があります。
その事情を理解してあげないと公平とはいえません。
しかし、追いつめられた理由に立ち返ると、誰が悪いということではなく、親子のコミュニケーションの間違いを発見できるでしょう。
これを自身に移し替えると、自分自身のコミュニケーションの間違いにあたります。
だから、急激にモノが減る(捨てる)という行為は表面的に完結させてしまう怖さがあります。
モノと自分の関係から、「気づき」を大事にしていただきたいのです。
モノは「気づき」の宝庫
気づきとは、「し合わせ」とはなにか、どうなれば自分が「し合わせ」になるのか、気づきにはヒントがあります。
その一端を担ってきたのがモノではないでしょうか。
十数万円もするカバンがなぜ必要だったのか?
必ず理由があります。
この小さな子には、おっぱい以外に求めるモノはありませんでした。
成長してなぜ、十数万円もするカバンが必要になったのでしょう?
不思議ですね。
捨てるほどモノが増えてしまった理由
自分はなにを求めてこのバッグを購入したのか?
なにを求めてこの服を購入したのか?
それぞれに理由があります。
- 所有欲に動いてしまう。
- 流行に弱い。
- お得に弱い。
共通しているのは「もしかしたらいいことありそう」という心の揺れ方です。
「宝くじ」の心理に似ていますね。
なので、モノそのものに強い興味があるうわけではなさそうです。
それどころか、買った後ではもう興味そのものがなくなっていることが多いのです。
つまり、買い物という行為を通じて、幸福に近づきたい欲求を充しているようです。
と、言っても本気ではない。
モノが増えるほど本気でない欲求を身につけることを習慣にしてしまっている。
これがいちばん怖いと思うのです。
所有の目的の明確化
たくさんのモノと自分の関係と向き合うことで自分の本質が見えてきます。
それを一切省いて、ああ、モノが減ってスッキリしたとはならないのです。
本質が見えたなら高いお金を出して購入したモノを捨てても無駄にはならないでしょう。
お別れしていくモノにも「ありがとう」と言えるのではないでしょうか。
「し合わせ」とは、「気分が良い」ということではありません。
ほとんどの人は実感していなくても、「気分が良い」=「し合わせ」と思っていないでしょうか。
「し合わせ」とは、影のように、自分から離れることのないものです。
気分は目まぐるしく変わり、モノを捨てたら、モノは自分から離れます。
だから捨てる前に、たくさんのモノと自分の関係に向き合うことが大切なのです。
捨てるから、「目的なんていまさらどうでもいい」ではなく、捨てるから、モノを通して自分を見つけないと、自分をゴミ化してしまいます。
まとめ
繰り返しますが、のモノと自分の関係と向き合うことで自分の本質が見えてきます。
自分はあのとき、なにが欲しかったのか。
それを知ることで、
- そのときの自分の気持ち
- 自分のこと、もの、ひとへの関わり方
- 自分の「し合わせ」(「し合わせ」のなり方)
が見えてきます。
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