マインドフルネス「いきいきメソッド」仏教あるいは禅との関係性

マインドフルネス
この記事は約8分で読めます。
Naoman-Minoru
Naoman-Minoru

こんにちは。人生100年時代の心と身体とお部屋をゴエスする「マインドフルネス実践講座」コーチ、特別な一日日本代表ゲンキポリタンあなたの願いを実らせるNaoman-Minoruです。

人生100年時代のマインドフルネスにできることリストです。

  • マインドフルネスはトラウマ配線をつなぎ直します。
  • マインドフルネスは極めて有効な「ストレス低減法」です。
  • マインドフルネスは一切の評価をしません。
  • マインドフルネスは「ありのまま」を受け入れます。
  • マインドフルネスは「いまここ」に集中します。
  • マインドフルネスは「つながり」を注意深く実践します。
  • マインドフルネスは「一切皆苦」という真理を原点にしています。
  • マインドフルネス瞑想はマインドフルネスの一部です。
  • マインドフルネスは「二分化的思考」をしません。
  • マインドフルネスは医学、心理学、心理療法にも活用されています。
  • マインドフルネスでは「失敗=悪いこと」ではありません。
  • マインドフルネスは人を生きやすくし、「し合わせ」につなぎます。

マインドフルネスには、ざっと以上のメリットがありますが、さて、仕事にはどのような効果があるのでしょう。マインドフルネスは宗教と精神性から切り離したものだといいますが、マインドフルネスいきいきメソッドでは、理解しやすいように仏教の科学性に触れながらお話を進めます。仏教、特に禅は心理学、哲学であり、宗教とは考えていません。

マインドフルネスの特長

マインドフルネス

マインドフルネスは東南アジアやスリランカで行われていた上座部仏教の瞑想法に由来した概念ですが、仏教的な要素や精神性を取り除き、一般人でも手軽に導入できる点に特長があります。

瞑想という形では大乗仏教から発展した日本の禅と共通点があります。

したがってマインドフルネスというと瞑想を思い浮かべる方も多いと思います。セミナーも瞑想中心が多くて、それが誤解のもとになっているようです。

そもそもマインドフルネスは仏教のトレーニングの1行程であり、近年グーグルやアップルなどが経営学や企業経営、社員研修に取り入れたのは、仏教から切り離し、「いまここの瞬間に集中する」スキルアップが狙いです。

併せてマインドフルネスには、「いまここの瞬間に集中する」スキルアップに欠かせないマインドトーク、マインドワンダリングを改善する機能があり、ストレス低減に大きな効果があると認識されています。

つまりマインドフルネスは

  • いまここの瞬間に集中する
  • ストレス低減に大きな効果

が大きな柱になっています。

誰でも簡単に導入できるマインドフルネス

マインドフルネス10の行き方

マインドフルネスは、仏教的な要素や精神性を取り除き、一般人も手軽に導入しやすくした点が大きな特長です。

  • いまここの瞬間に集中する
  • ストレス低減に大きな効果

が可能なのかという点を深掘りすると、仏教的な要素や精神性に触れないと理解できないことが多々あるのも事実です。核心部分が仏教的な精神性と切り離せないからです。

それはとても科学的ですが、当時、裏付ける根拠がなかったことが影響して「宗教的要素や精神性」という言葉に押しやられているのです。

たとえば禅の名著として知られる「弓と禅」では、「それは誰が射るのですか?」という問いに対して「それが射る」と返答されます。

質問者には「それとはなにか」という問いが起こるのですが、回答はありません。

このように「仏教的要素、精神性」が随所に出てきて言葉で解明できないことを指して科学的でないと思いますが、「すべてを言葉で言い表すことが間違っている」とするのが仏教的主張なのです。

協会が「マインドフルネス」を理解していただこうとするとき、どうしても仏教的な要素や精神性に触れないと理解できないという点はここにあります。あのスティーブ・ジョブズ氏も同じ思いをしたことだろうと察します。(ゼン・オブ・スティーブ・ジョブズ)

現在「マインドフルネス」は、認知症、発達障害など心理学や医学の領域での研究対象であり、脳科学的に効果が認められています。

PACの違いで「人それぞれ」であると気づくと違いの扱い(主に価値観)もかなり容易になります。仕事を遂行するスキルの違いは価値観の違いの影響を受けているのでまず価値観を整えるのが先になります。つまり認知の歪みの修正です。

ストレスを低減するために、認知の歪みを修正する場合、仏教の教えはとても参考になります。
認知の歪みは不安から自分を守るために起こっているので、「ストレスの発生」と同じ構造、プロセスにある過剰反応です。

それが問題です。あなたがそうしょうと考え、努力していることが。あなたは呼吸するほかに何もしなくて、ひたすら呼吸することに集中しなさい。」と名著「弓と禅」の一節。

「では、誰が射るのですか」それが射る

この一般には馴染めない問答にこめられた意味を抜きにマインドフルネスを理解するのは難解です。仏教の知恵を活用する法が断然わかりやすいのです。

仏教はシンプル

仏教、禅の教えはとってもシンプルです。

「原因=結果」です。つまり因果ですね。因果応報といいます。原因が正しければ結果も正しい。原因に間違いがあると結果も間違ったことになってしまう。つまり道理です。道理を正せと仏教は教えます。道理に外れた行いを仏教は戒めます。たったそれだけのことですが、人は平然と道理に合わないことをやってしまいます。仏教ではその理由も懇切丁寧に説明しているので、話が広がり、難解そうに映ります。

認知の歪みを正すのは道理を知ることからはじまります。

たとえば十二縁起(じゅうにえんぎ)です。十二縁起は、宗派によって十二因縁十二有支十二支縁起[十二支因縁などと表記する場合がありますが、人生の苦悩の根源を生み出す因果関係を時間軸で系列化したものです。認知の歪みが生じる原因も十二縁起の因果関係によるものです。
どの段階でも断つことで苦悩を滅らすことができる仏教の基本的な考えの一つですが、断つことが困難なのは因果関係にあるからです。つまり結果は意識できても原因が時間差(=過去への執着)があるので掌握できない状態にあります。仏教ではできないことをしろとはいいません。そこで、自分がコントロールできる「いま、ここ、この瞬間」に集中することを薦めています。

ところが子どもは自然とできるのに、大人は間違った思い込みがあるので、それができない。
マインドフルネスは間違った思い込みと生活習慣を是正して、「いま、ここ、この瞬間」に集中する方法なのです。

禅とマインドフルネス

仏教、禅の教えに触れずに伝えようとすると、非常に抽象的な何かを持ち出して説明することになり、かえって神秘的な説明が必要になります。
これを避けるためにマインドフルネスいきいきメソッドでは、理解しやすいように仏教の科学性に触れながらお話を進めます。

「6つの気づきとひとつの行動。」を使って整理することをオススメしています。

1.「し合わせ」に気づく。自分を知る自己認識スキル(PAC&認知)
2.違うことに気づく(PAC&認知)
3.違いは修正できることに気づく(メカニズムを知る)
4.違いが認知の歪みに繋がっていると気づく
5.もしかと考えて、どのような歪みがあるか気づき
◉気づきは実践で修正する(=行動する)
6.無形資産の土台であることに気づく

マインドフルネス、お粥の心、母心。

お粥さん食堂

  • マインドフルネスでは、まず呼吸、瞑想、身体の感覚に注意を向けます
  • 一切の評価をしないで、あるがままの状態を受け止めます
  • マインドフルネスでは、なにごとも理想の状態にしようとしません。
  • 「認知の歪み」「禁止令の束縛」も「良い、悪い」の判断をしません
  • 評価は囚われなので評価せずに自由になることをめざします。
  • 「これも人生の味わいのひとつ」と感じることができるように修練します
  • マインドフルネスは理解することではなく実践することです
  • いきいきメソッドでは、マインドフルネスを整えてライフプランの策定と遂行をお手伝い

まとめ

禅の教えは一見、難解ですが、これは自分の五感で理解するためです。
言葉は便利ですが、限界を内包しています。人は言葉で説明できないことを体験します。その体験を生かして物事を理解もしています。言葉にできないからといってすでに理解していることを認めないのはストレス要因でしかありません。

マインドフルネスいきいきメソッドでは、理解しやすいように仏教、特に禅の科学性に触れながらお話を進めます。

「マインドフルネス」のルーツ「八正道」で集中力をアップする
物事にはかならず「原因」があります。しかし歪んだ目で見ていては「正しい原因」を捉えることは困難です。正しい原因を捉えるには、自分のあり方を正さすことが先決です。四諦は、そのことを言ってますが、「八正道」の実践があって、四諦が理解できます。マインドフルネスが自分を育むます。マインドフルネスは生活の全ての場面で人間力を高めます。
システム思考ができるマインドフルネスなリーダーシップ
マインドフルネスなリーダーシップってなんでしょう?さらに正しいチームワークってなんでしょう?正しいシステム思考ができるマインドフルネスなリーダーシップは全部に答えを出します。解れば今日から正しい仕事術が実践できるので、悩みも疲れも不安も消えます。魔法のようなシステム思考ができるマインドフルネスなリーダーシップを身につけてください。
【ひとり会社】目標達成の道筋。その満足度と難易度
3つの目標設定があり、数値に気を奪われますが、数値そのものより、数値に対する感覚。その満足度と難易度さらに達成に対する心理状態が影響します。心理状態は、風のようなもので、吹き方次第。ひとり会社なら「気分」大企業ならコミュニケーションで変わります。その点も数値に織り込むようにします。しかし障害となることを全部取り除く、対策も準備しておくことは必須条件になります。
97%の潜在意識とマインドフルネスでイライラを解消
イライラでお困りの方、少なくありませんよね。 イライラする理由はさまざまですが、「自分の思い通りにいかない」のがほとんど。 「自分以外の誰かのせいだ」と思ってしまうのがイライラの原因だと判ります。 状況を自分でコントロールできないこともあり...
マインドフルネスで変わる重要な5つのこと
マインドフルネスでなにが変わるのか見ていきます。ここでは人生が変わることをお伝えします。テーマが大きいのでその一部しかご紹介できませんが、マインドフルネスによって気の滅入ることや腹立たしいこと、我慢でなく受け入れることで「これも人生の味わいのひとつ」と感じることができるようなります。


人生100年時代のマインドフルネス無礼講実践講座ファイナンシャルプランニングLINEお友だち登録で『1:1トーク』個別無料相談
LINE 友だち追加

誰も言わなかった禅「十牛図」はじまりの尋牛(じんぎゅう)
「十牛図」最初の絵「尋牛」の本質は、「いまの自分」がいないことに気づいた自分を知ることにあります。気づけば行動する。禅の鉄則です。「いまの自分(=本当の自分)」がいないのは、人生脚本に支配されているからです。人生脚本に支配から解放されるには...
誰も言わなかった禅「十牛図」二の見跡(けんせき)
「十牛図」見跡の本質は、「いまの自分」が存在することに気づいた状態です。気づけば行動する。禅の鉄則です。「いまの自分(=本当の自分)」に自分らしさの良さを体感するには、具体的な行動が必要です。空想と想像で書かれた人生脚本の支配から解放、執着...
誰も言わなかった禅「十牛図」三の見牛(けんぎゅう)
「十牛図」見牛の本質は、そこにいると知った瞬間、心の底では「いまここ」にいることになります。気づいた自分を知ることにあります。 気づけば行動する。禅の鉄則です。人生脚本に支配されている自分に気づくことは。人生脚本から解放される自分を実践する...
誰も言わなかった禅「十牛図」四の得牛(とくぎゅう)
十牛図・尋牛は、いなくなった自分に気づいた絵でした。見跡は、どこに自分はいるんだと探す絵でした。見牛で、そこ隠れている自分を発見しました。4枚目の得牛は、隠れていた自分を捕獲します。捕獲できるかどうかは自分の腕次第なのです。人生最大の公案を...
誰も言わなかった禅「十牛図」五の牧牛(ぼくぎゅう)
十牛図、5枚目の牧牛(ぼくぎゅう)は、暴れる牛を手なづけながら家に帰る道中です。暴れるには原因があります。全ての物事は原因があって結果があります、因果の法則で成り立っています。ラケット、認知の歪み、人生脚本にも、十二縁起という原因があります...
誰も言わなかった禅「十牛図」六の騎牛帰家(きぎゅうきか)
誰も言わなかった十牛図6枚目「騎牛帰家(きぎゅうきか)」は、本来の自己とそれを求める自己が一体になったので、牛の背中にまたがることで、自分の目線が高くなり遠くまで見えるようになったことを意味します。認知の歪み、ラケット、人生脚本から解放され...
誰も言わなかった禅「十牛図」七の忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん)
「十牛図」七番目の「忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん/ぼうぎゅうそんにん)」は。悟ったことさえ気にしない、何ものにもとらわれない本来の自己になれたことを表しています。気づけば、悟ることができる。その悟りさえ気にならない一体となった状態は、執着の...
誰も言わなかった禅「十牛図」八の人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう/にんぎゅうぐぼう
「人牛倶忘」の状態は、気負いもなく。執着も迷いも生まれない状態です。もはや感情的な人生脚本もなく。日常生活を淡々とルーチンワークで繰り返すだけです。ルーチンワーク(習慣化された生活)を退屈に感じるのは、刺激を自分の外に求めるからですが、もう...
誰も言わなかった禅「十牛図」九の返本還源(へんぽんげんげん)
返本還源(へんぽんげんげん)の返本とは、本(原点)に返(還る)、源にたち還ること。つまり「はじめに還ること、源にたち還る」いのちの源流に還るとどうなるのでしょう?川を流れる一滴の水が湧き出る源泉から飛び出す瞬間を想像してみてください。あなた...
誰も言わなかった禅「十牛図」十の入鄽垂手(にってんすいしゅ)
「入鄽垂手」とは「ぶらりと町に入ってきて、何をするということもなく帰っていく」という意味になります。つまり、執着がなく、自他共にあるがままでよしとするなら、何も語らなくても、そこにいるだけで、気軽に声をかけるだけで、いのちの本性が、一切衆生...
無形資産の教科書|自分を極める「十牛図」
禅の教科書「十牛図」は、無形資産の教科書として人生100年時代を生きる世代を応援します。自分とは何者か?という根本問題に焦点をあてることで、どう生きるべきか、他者とは何者かという根本問題にも答えを出します。自分を高めたい自己マスタリーにも大...

マインドフルネス実践講座

マインドフルネス実践講座

 

マインドフルネス ライフスキル
アサーティブネス ライフプラン&ライフシフト

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました